妊娠線にマタニティクリームは必要?しっかり予防するための基礎知識
妊娠中のトラブルの一つである「妊娠線」は、多くの妊婦さんの悩みの種ではないでしょうか。妊娠線は「ママになった証」ともいえますが、できないならそれに越したことはないもの。そんな「妊娠線」をできにくくするためには、どうしたらよいのでしょうか?今回は、妊娠線をしっかり予防するための基礎知識をお伝えします。
妊娠線ができてしまう原因と時期
妊娠線はいつからでき始める?
この妊娠線はいつからでき始めるのでしょうか?明確な時期はないものの、一般的にお腹が目立ち始める妊娠中期(5~7カ月)からできる傾向にあり、お腹の赤ちゃんが一番成長する妊娠後期(8~10カ月)がもっともできやすい時期になります。
そのため、多くの妊婦さんにおいては、赤ちゃんが成長するタイミングと妊娠線ができ始めるタイミングは、大体一致しているといってよいでしょう。
妊娠線はなぜできるのか
もう一つの原因は、ホルモンバランスの崩れによるものです。妊娠中は、肌の新陳代謝を抑制し、修復を遅らせる働きのある「コルチコステロイド」というホルモンが大量に分泌されます。その結果、肌の弾力がなくなり妊娠線ができやすくなるのです。
新陳代謝の悪化は、骨盤の圧迫や、妊娠中の栄養不足でも起こるので注意が必要ですね。
妊娠線と正中線の違いとは
「正中線」は、男女ともに生まれながらにしてあるもの。それが妊娠により、メラニン色素が増加することで濃さが増し、目に見えるようになるのです。正中線は、お腹に縦一本の線が現れます。色は、こげ茶や薄茶色。凹凸はなく痒みもともないません。妊娠5カ月頃からでき始め、正しいケアをすることで1年後には消える人が多いようです。
それに対して「妊娠線」は、お腹の周りに現れる線です。色は、紫や赤や青っぽい色。凹凸があり、かゆみをともなうことも。妊娠後期にもっとも多く現れ、完全に消えるのは難しいといわれます。
マタニティクリームを使っての予防方法
マタニティクリームはいつから使い始める?
肌は一日で整えられるものではありません。初期から使うことで、いざお腹が大きくなり始めたときに、肌をベストの状態にしておくことができます。また、妊娠中は肌が敏感になるため、クリームがあわないなんてこともあるかもしれません。そんなときも、妊娠初期であればゆっくりクリームを選別する時間がありますね。
しかし、妊娠初期はつわりがあったり、体がとても不安定だったり母子ともに大切な時期です。無理せず、調子のよいときに使用しましょうね。
マタニティクリームの効果的な塗り方
次は、出産のその日まで気を抜かずにケアを続けることです。出産が近づくとお腹はどんどん下がってきます。大きくなったお腹で見えにくい部分もしっかり忘れずに塗ってください。
最後は、塗る回数です。一日2~3回、朝起きたとき、昼、お風呂上りに塗るのがおすすめです。さらに秋冬など乾燥の気になる時期は、もう少し回数を増やして乾燥を防ぎましょう。
マタニティクリームを塗るときの注意点
まず、温かい手にクリームを出し、手のひらで伸ばしてから塗っていきましょう。冷たい手だとクリームが伸びにくいだけでなく、お腹など冷やしてしまいます。塗るときは上下に擦らず、外側から内側に向けて一方方向に伸ばします。また、マタニティクリームは基本的にマッサージ用ではないので、マッサージは控えた方が無難です。マッサージによってお腹が張りやすくなったり、気分が悪くなったりする可能性があります。
さらに、臨月近くは、クリームが塗りにくくなります。そのときは、無理に自分で塗ろうとせず、パパや家族に手伝いをお願いしましょう。
マタニティクリームのおすすめ3選
ママ&キッズナチュラルマーククリーム
肌を柔らかくする成分と、潤い成分をバランスよく配合。そのため、妊娠線ができにくい肌へと導きます。また羊水と同じ8種類のアミノ酸も配合されていて、お腹の赤ちゃんにも安心ですね。無香料なので、つわりの時期からも使いやすい点もよいですよ。
そして余ったクリームは、赤ちゃんの保湿クリームとして使うこともできます。大容量のお徳用サイズがあるので、たっぷり使えますね。人気マタニティ雑誌でも、「妊娠中によかったランキング」5年連続1位を誇る、人気のクリームです。