子どもがなぜ泣いてるのか知りたい!年齢別よくある理由と対処方法
泣いている理由を聞き、気持ちに寄り添う
泣いているときの気持ちをママが受け入れると、子どもは大きなかんしゃくを起こしにくくなります。十分に気持ちに寄り添った後で、解決方法や代替え案を提案すると、子どもは素直に話を聞けることが多いですよ。
子どもの気持ちに寄り添っても、子どものいいなりにはならないことが大切です。ママはしてはいけないボーダーラインを決めたら、それを超えなければ目をつぶる代わりに、超えたときは許さないやり方をすると、ブレにくいでしょう。
まだまだママやパパに甘えたい
けれども、子どもによっては大人しい性格で、自分から甘えられないことがあります。ママも聞き分けのよい子だと安心して、手のかかる下の子を優先していることがあるかもしれません。
しかしこの頃は、まだまだママやパパにたくさん甘えたい時期です。心の容量を超える我慢が続くと、子どもは少しのことで泣いたり、かんしゃくを起こしたりしてママを困らせるようになることがあります。
スキンシップを増やしたり親子2人で遊んだりして、子どもが甘えられる時間を作ることができるとよいですね。
5歳から6歳にかけて泣く理由と対処方法
泣く理由が多様化!声かけをしっかりしよう
ですから、自分の意思を通したいという理由だけではなく、状況を考えすぎて自分の気持ちを言い出せずに泣くこともあるのです。もちろん、この時期でも天真爛漫に自分がしたいことができなくて泣く子もいます。発達段階だけでなく、子どもの性格によっても泣く理由が違ってくるかもしれませんね。
たった5~6年とはいえ、この時期になると体験を積み重ねて、以前ほどすぐには泣かなくなります。しかし泣いたときは、ママはしっかりと向き合えるとよいですね。
泣く理由やどうしたいのかをしっかり聞く
一般的にはかんしゃくが落ち着くことが多く、ママは、もう大きいからと思うこともあるでしょう。しかし、この時期にもしっかりと泣く理由を聞いて気持ちに寄り添うことが大切です。
幼児期に大切なのは、ママやパパから愛されていることを感じることです。会話がきちんとできるこのときこそ、ママは子どもの言い分に耳を傾け、子どもがなにを思っているのかを把握しておくとよいですよ。
そして、ママが解決策を教えるというよりは、子どもがどうしたいのか、どうしたらよいと思うかを聞いて、一緒に話し合いましょう。
気持ちが落ち着くまで泣かせておく
しかし、5歳の子どもでも赤ちゃんのように、思いきり泣いてママに受け止めてもらいたいこともあるのです。また、泣くことはストレスを発散し、負の感情を昇華する役割もあるといいます。
ママは子どもが泣くと、かわいそうに感じすぎたり、うんざりしたり、自分を責めたりすることがあり、すぐに泣き止ませたいと思うかもしれません。しかし、素直に泣き感情を出せることは心が健康な証拠だといわれます。
ママは、子どもの気持ちが落ち着くまで、ハグしたりその場で見守ったりして「たくさん泣いていいんだよ」と受け止められるとよいですね。
イライラしてママも泣きたくなったら
別の部屋へ行き、子どもから離れる
やることが多すぎてイライラする場合もあります。子どもがご飯を食べないときは、ママがあれこれしなくてもお腹が空けば食べるでしょうし、お風呂を嫌がるときは、1日入らなくても命に別状はないですよね。
ママがつらいときは最低限のお世話で大丈夫です。ママが子どものお世話をしなくなると、子どもが自分でやり出すことも多いですよ。
どんな仕事にも休憩時間があります。育児も同じではないでしょうか?ママが自分の心と体も大切にできると、子どもにより一層、愛情が湧いてきますよ。
ママ自身の気持ちを人に聞いてもらう
パパや母親など、心を許せる人にママの気持ちを聞いてもらうとよいかもしれません。しかし、身内の場合はかえって、「みんな頑張っている」「子どもが1人ならそれほど大変なことはないはず」など、否定的な意見を言われてしまう場合があります。
子育て支援センターなどで行われている地域の育児相談であれば、専門的知識を持つ人が適切に話を聞いてくれるでしょう。教科書どおりではなく実践的な育児の知恵を教えてもらえることもあります。
ママがつらいときには、頼れるものには頼る気持ちで相談してみてくださいね。
ママがひとりで楽しめる時間を作る
その時間は、趣味に没頭したり、ゆっくりDVDを観たり、資格の勉強をしたりして自分の好きなことを楽しみましょう。子どもの世話をする母親ではなく、一人の人として過ごす時間が必要です。
子どもが早寝するには早起きになることです。7時頃には起きて、日中はなるべく外で体を動かし遊び疲れると、自然に早く寝られることが多くなります。昼寝は午後4時までがよいですよ。
最初は大変ですが、生活リズムが付くとママが楽になるだけでなく、子どもの健康や成長にもよい影響を与えます。