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仕事にも影響するつらい生理の対策は?今どきの働く女性と生理の事情

仕事にも影響するつらい生理の対策は?今どきの働く女性と生理の事情

女性には毎月、生理がやってきます。普段とは違う体調や精神的な変化には個人差がありますが、生理痛や気分が落ち込むなどの症状で生理がつらいと感じることがあるかもしれません。特に仕事をしていると、つらくても休めないことが多いですね。仕事にも影響するつらい生理の対策や、働く女性と生理の事情を見てみましょう。

世の中には生理休暇というものがある

日本人女性の生理休暇取得率

日本には【生理休暇】というものがあることをご存じでしょうか。生理休暇とは「生理日の就業が著しく困難な女性に対する措置」として、働く女性が使用者に対して請求できる休暇の一つで、1947年に労働基準法で定められました。

生理の症状には個人差がありますが、毎月の生理がつらいと感じる意見をよく耳にします。生理休暇は働く女性の、生理中の仕事や生活の負担をサポートする休暇ですが、実際、日本人女性の生理休暇取得率はどのくらいなのでしょう。

厚生労働省の調査の結果、1947年の制定以来、生理休暇の取得者のピークは1965年度の26.2%で4人に1人が取得していました。しかし、その後は徐々に取得者が減少し、2014年度には0.9%となっています。

個人で違う生理痛事情は理解されにくい

同じ女性であっても生理痛をまったく感じない場合もあれば、生理痛がひどくて立つことさえできないような場合もあります。このように個人で違う生理痛事情は、同性であっても理解されにくいケースがあるかもしれません。

職場の上司が男性となると、さらにその可能性が高いと感じてしまいますよね。また、職場の同僚も、つらさを抱えながら我慢しているのかもしれないと考えると、いい出しにくいのが現状かもしれません。

ある会社が20~30代の女性に対して行った調査では、53.2%の女性が重い生理痛を抱え、このうち31.1%が生理痛を理由に会社を休んだことがあると答えたそうです。多くの女性が、重い生理痛を抱えながら我慢して仕事をしているということになりますね。

生理休暇を利用しにくい理由

生理休暇は労働基準法で定められているのに、なぜ利用しにくいのでしょう。理由としては、会社の環境や、生理休暇を取得する女性の気持ちなどが関係しているようですよ。

まず、会社の環境として、女性が少ない職場だと生理休暇を利用するケースがあまりないかもしれません。利用している人が少ないと、積極的に利用しづらいと感じるでしょう。

仕事に支障がない程度の生理痛だったり、生理を知られたくなかったりすると利用しないことが多いようですよ。

また、会社によって生理休暇が有給だったり、無給だったりするようです。無給になっても休みたい場合はよいかもしれませんが、1日分の給料が減ることに抵抗があると、生理休暇を利用しない場合があるかもしれませんね。

生理による仕事への影響は意外に大きい

生理で落ちる仕事のパフォーマンス

生理中に現れる症状のうち、生理痛は多くの女性が抱える悩みですが、ほかにも腰痛や頭痛、吐き気などの症状が現れることがあります。1日中、眠気がおさまらず、頭がぼーっとしてしまう人もいるようです。

仕事中にこのような症状が現れると、仕事に集中することができなくなり、仕事のパフォーマンスが落ちる可能性がありますよね。生理の影響で、体がつらいのに仕事をしてパフォーマンスが落ちてしまっては、体や精神的、仕事の効率的にもよい影響はありません。

体がつらいことを我慢して、なんとか仕事をこなすより、生理休暇を利用して1日ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。ゆっくり過ごすことで、体や精神も安定し仕事への意欲も高まるとよいですね。

イライラでコミュニケーショントラブル

生理中、いつも気にならないことが気になってイライラしたり、何かを考えることが億劫になったり、普段と違う気持ちになることが多いようです。この症状は生理中だけではなく、生理前にもよく見られます。

生理前に見られるこの症状をPMS(月経前症候群)といいます。PMSを感じる女性の多くは、身近な人にイライラしたり、八つ当たりしたりするなど、普段の自分らしくなくなるという意見が多いそうです。

また、月経前のPMSのイライラが原因で、コミュニケーショントラブルが起きることがあるようですよ。会社で部下にきついいい方をしてしまったり、上司にいわれた何気ない一言に腹が立ったり、自分以外の人には理解されにくいので、トラブルが起きやすくなるのでしょう。

ストレスで悪化することもある生理痛

多くの女性が、生理痛やPMSの問題を抱えていますが、生理痛が悪化する原因にストレスが影響していることがあるそうですよ。生理痛とストレスの関係性を見てみましょう。

学生の頃は、あまり生理痛に悩まされた経験がなかったのに、社会人になってから生理痛を感じ始めたというケースは多いようです。社会人1年目~3年目の女性に対して行われたある調査では、そのように感じている人が全体の45%にものぼるそうですよ。

社会で働き始めて、仕事をしていくうちに感じるストレスが積み重なったり、仕事のプレッシャーを重く感じたりすることなどが原因で、精神面や体に影響していると考えられますよ。また、不規則な生活による睡眠不足や、運動不足なども原因になるそうです。

今どきの働く女性の生理痛対策

まずは自分の視点を変えてみる

生理痛にはどのような対策をとればよいのでしょうか。今どきの働く女性の立場で考えてみましょう。

まずは、自分の視点を変えてみてもよいかもしれませんよ。生理は女性に起こる自然現象ですが、他人に話すことに対して恥じらいがある女性が多くいるのではないでしょうか。

そんな中、生理痛のつらさを我慢して仕事をしている女性も少なくないでしょう。ある研究結果では、生理痛の酷さは心臓発作と同じくらいにまでなることがあるとされています。

そのような生理痛を抱えながらも、女性は頑張っているのですね。生理痛で仕事に支障が出る場合に、生理休暇を申請するなどの対応をとることは、働く女性としてまったく恥ずかしいことではありませんよ。
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