3歳児の夜泣きの原因とは?対応、予防対策で夜泣きを改善しよう
夜泣きの対応はどうしたらいいの?
寝ぼけているのを起こしてみよう
子どもはよく夢を見ますよね。怖い夢を見たときには「夢だから大丈夫だよ」などと声掛けして安心させませんか?夜泣きをしているときも基本的には同じ対応で、まずは寝ぼけている子どもの目を覚ましてあげるとよいです。
夜泣きをしている本人は、自分が泣いていたり叫んでいることに気が付いていないのです。まずは起こして目覚めさせてあげて、夢だったんだということを気づかせて安心させてあげましょう。
夜驚となると、泣き叫んでいるため落ち着くまでは少し時間がかかるかも知れません。それでも起こしてあげることで段々と脳が覚醒し目が覚めていきます。
お腹や背中ポンポンで落ち着かせよう
夢だったんだということに気が付いても、子どもは余韻でしばらくはドキドキしていることが多いです。背中やお腹をポンポンして気持ちを落ち着かせてあげるようにしましょう。
3~5分ほど落ち着かせながら様子をみても寝入らないようでしたら、まだ気持ちが落ち着いていない状態です。部屋を移動して環境を変えてあげる、水やお茶を飲ませるなどの対応をしてみましょう。
それでもだめなら、ママは大変ですが落ち着かせるために15分ほど時間をとって、好きなキャラクターの本を読んだり、DVDを1話だけみせてあげてもよいですね。
ママがイライラして怒るのはNG
ただ、子ども自身が泣いていることや大声を出していることに気が付いていないので、ママがイライラして対応してしまうと、目が覚めたときに「ママはどうして怒っているの?」と戸惑ってしまいます。すると余計に気持ちが落ち着かなくなってしまうので、子どもにとってもママにとっても逆効果になるのです。
ママが少しでもイライラしないで済むように、夜泣きの予防や対策をしてみるとよいかも知れません。
夜泣きの予防、対策方法はあるの?
早寝早起きで規則正しい生活をしよう
眠りを誘う睡眠ホルモンといわれるメラトニンは、目覚めから14~16時間後に分泌して眠りを誘います。メラトニンは生後3カ月以降から成長とともに分泌量が増え、6~10歳頃にピークに達するので、3~5歳頃というとメラトニンの分泌量が上がり続ける時期でもあります。
早起きをしてホルモンの分泌を正常化させ、同時に日中にはたくさん動いて体力を発散させてあげるなどの工夫をすると、夜には自然に眠りを促すようになっていきます。
親子ともに早寝早起きができるように頑張ってみましょう。
子どもが寝やすいように環境を整えよう
子どもが寝つきやすい環境は、照明を薄暗くして前述したように隣り合う部屋などの明かりが顔に当たらないような工夫をしてあげること、また就寝1時間前からはテレビやスマホなどの使用は避け静かに過ごすこともおすすめです。
子どもが安心できる環境を作ってあげるために、寝室に子どもの大好きな物やキャラクターを取り入れたり、好きな色や柄を取り入れたりして居心地のよい部屋にしてあげるのもよいですね。
また、子どもが寝つくまでは隣で一緒に横になってあげるとよいですね。
子どもの不安の原因を取り除いてあげよう
3歳頃というと自我が活発になってくる頃で、子ども自身が身のまわりのたくさんのことを吸収し理解しようとしている時期ですね。それだけに感情面も繊細になっているのでしょう。
環境の変化への戸惑いや緊張を感じている、なにかしら心配や不安を感じていることがあるかも知れません。子どもとたくさん話をしたりスキンシップをとったりして、不安の原因を取り除いてあげるようにしてあげましょう。
話をしても不安に感じていることの見当がつかない…ということもあるかと思いますが、子どもが満足するぐらいにかまってあげるだけでも安心感があると思います。
まとめ
子どもに不安を感じさせてしまっている、と責任を感じてしまうママもいるかと思います。でも、自分を責めることはしないでくださいね。まずは子どもの不安を取り除いてあげるようスキンシップや遊び、会話をする時間を意識的に増やしてあげましょう。
夜泣きの頻度や持続時間など心配なことがあれば、遠慮なく小児科や保健センターなどに相談をしてみましょう。