3歳児が保育園の朝の見送りで号泣!泣く理由や上手な対処のポイント
朝の見送りで子どもと上手に別れるコツ
「まだ3歳」と甘えたい気持ちを受け止める
朝、いつまでも大泣きが続くと「もう3歳のお兄ちゃんでしょ」「もう3歳のお姉ちゃんだから」といってしまうことがありませんか?そういうときには「もう」を「まだ」に置き換えて考えましょう。
まだ、生まれて3年しか経っていないのです。子どもにとっては、2歳も3歳もたいして違いはなく、急に「もう3歳」といわれても、うまく整理はできないと思います。
パパやママにとっても「まだ3歳」と考えると、気持ちの余裕が出てきます。「できるようになるのはこれから」と、おおらかな気持ちになることができます。パパやママがおおらかに接することで、子どもの甘えたい気持ちを、正面から受け止めることができるようになります。
お別れは時間をかけずにさっとすませる
子どもを保育士さんに預けたら、子どもにも聞こえるように「バイバイ」や「いってらっしゃい」と一言いって、さっとその場を立ち去りましょう。迷いは禁物ですよ。
パパやママの姿が見えなくなることで、子どもの頼りは園の保育士さんだけになります。「もっとパパやママと一緒にいたい」と思っていても、あきらめるしかありませんし、教室へ入るよいきっかけにもなります。そういう体験を繰り返していくことで、だんだん上手に気持ちの切りかえができるようになります。
子どもの心情を表す絵本を一緒に読むのも手
「ようちえんいやや(長谷川義史/童心社)」は、親子で大笑いしたあとに、幼稚園が大好きになる一冊です。すべての園児へのエールになっています。
「あめふりあっくん(浜田桂子/佼成出版社)」は、雨が降ってきた朝、ママと別れたあっくんを、思い思いに元気づける保育園のお友だちのお話です。小さな励まし合いが、素敵な変化を起こします。
泣いてばかりいる新入園児のみゆきちゃんを、うさぎややぎがなぐさめてくれる「なきむしようちえん(長崎源之助/童心社)」や「おむかえまだかな(もとしたいづみ/学研)」もゆっくり親子で読みたい絵本です。
まとめ
そうはいっても、大泣きしている我が子を置いて帰るのは気になりますよね。しかし、オロオロしていては逆効果なので、あいさつだけですぐ帰るようにしたり、子どもの心に寄り添った絵本を一緒に読んであげたりしながら、子どもと上手に別れましょう。