子どものジャンプはいつから?2種類のジャンプと楽しく練習する方法
大好きなテレビを見ながらダンスを楽しむ子どもをよく見ると、ジャンプができず膝を曲げ伸ばししているだけだったり、かかとを上げているだけだったリしますよね。ところで、子どもはいつからジャンプができるようになるのでしょうか。今回は子どものジャンプの種類や楽しい練習方法を紹介します。
子どものジャンプについての疑問と対処法
2歳を過ぎるとジャンプできるようになる?
しかし、実際は2歳を過ぎてもジャンプができない子どもも多く、「子どもがジャンプできなくて不安」というママもたくさんいます。
ジャンプは大人にとって簡単な動作かもしれませんが、地面を踏み込んで蹴る筋肉と骨の強さが必要です。さらに、ジャンプ中も体勢が崩れないようにするバランス力が身についていないとできません。
早ければ1歳半頃からジャンプできる子どももいますが、運動能力の発達には個人差があります。2歳過ぎでジャンプができる子どももいますが、できなくても心配しすぎないでくださいね。
2歳でジャンプができないのは発達障害?
協調運動とは「手と目」「足と目」など、個別の機能を一緒に動かす能力のことで、協調運動に障害がある子どもは「転がるボールをキャッチする」「紙を回しながらはさみで切る」ということが極端に苦手です。
ジャンプも協調運動の一つですので、協調運動障害があるとジャンプがうまくできない傾向があります。
しかし、2歳ならジャンプができない子どもはたくさんいます。乳幼児健診などで発達の問題が指摘されていないのであれば、少し様子を見守ってもよいでしょう。
年齢に適した動作ができない場合の対処法
理学療法士や作業療法士によるテストを受けることで、うまくできない理由を知ることができますよ。
年齢に適した動作ができない理由としては、発達障害の可能性のほか、通常よりも筋肉が柔らかい、筋肉量が少ないなどがあります。ママが希望すれば、療育を受けることができることもありますよ。
療育はブランコやトランポリンなどを使った「運動遊び」がメインです。生活面のアドバイスを受けたり、発達についての相談をしたりできますので、気軽に利用してくださいね。
子どものジャンプの仕方は2種類ある!
「飛び跳ねる」と「飛び降りる」がある
実は、この二つのジャンプはできるようになる時期に違いがあり、飛び跳ねるジャンプは2歳頃、飛び降りるジャンプは1歳9カ月頃といわれています。「飛び降りる」の方が少し早くできるようになるのですね。
ただし、飛び降りるジャンプができるようになる時期も個人差があり、2歳でもできない子どももいます。飛び降りる動作を「怖い」と感じる子は、飛び跳ねることはできても、飛び降りることができないこともありますよ。
飛び降りるジャンプは、ヒーローごっこなどの遊びが好きな子どもや、年上のきょうだいがいる子どもの方が早く覚える傾向があるといわれています。
二つのジャンプがもたらす効果
さらに、飛び降りたときに転倒しないよう、体のバランスを取る力も育ちます。飛び降りることに対する恐怖を克服することで、自信をつけることができるかもしれません。
飛び跳ねるジャンプは、膝や体の曲げ伸ばしによる柔軟性や瞬発力、地面を蹴るための筋力を向上させます。空中で姿勢が崩れるのを防ぐ、体幹の筋肉やバランス感覚を育てる効果もありますよ。
また、両足がバラバラに動くと、うまく飛び跳ねることはできません。連続ジャンプなどは集中力を鍛える効果も期待できますよ。
子どもがジャンプをするときの注意点
ジャンプができるようになったばかりの子どもは、着地に失敗して転倒しやすいため注意が必要です。転倒したときに怪我をしないよう、危険なものを周囲から遠ざけるなど、安全な環境を作ってくださいね。
フローリングの上にジョイントマットなどを敷いているときは、着地の衝撃で動いてしまうことがあります。裏側に滑り止めのゴムシートを貼っておくなど、動かないよう工夫しておくとよいですね。
また、お友だちと一緒に飛び降りる遊びをしているときなどは、興奮して危険な高さから飛び降りることがあります。遊びがエスカレートしすぎないよう、見守ってあげてくださいね。