パン作りの道具と材料を揃えよう!作り方のコツや子どもとの楽しみ方
パン作りの基本工程の流れについて
麺台かきれいにしたテーブルに軽く打ち粉(強力粉)をふり、取り出して同じ大きさになるよう、全体重量から1個あたり何gかを計算し、分割します。少しベンチタイムをとって生地を休ませ、成形します。天板に並べ、温かいところで二次発酵。二倍ほどに膨らんだらいよいよ焼成です。
下準備と計量は正確にしよう
材料も同様です。発酵後に生地表面に塗る溶き卵などを除き、正確に計り、準備しておきます。ここで大切なことが、使う水分の温度。前出のとおり、イースト菌には活動しやすい温度があります。水分が冷たいとこね上げた生地の温度も低く、その後の発酵に時間がかかってしまいます。40℃くらいに温めておきましょう。予定した時間に焼きあがらないなどということにならないよう、準備はしっかり整えましょうね。
パン生地をこねるときのポイント
はじめはべたついていた生地がだんだん手につかなくなり、なめらかになってきたら、柔らかくした油脂を少しずつ混ぜます。少し取って表面に塗り拡げ折りたたむ。これを繰り返します。
表面がなめらかになってきたら生地を少し伸ばしてみます。薄い膜のように広げることができ、子どものほっぺのようになめらかな柔らかさ、温度は28℃くらいになっていることを目標にこねてみましょう。
発酵、ガス抜き、成形、焼くときのポイント
一次発酵と二次発酵のコツや注意点
こねあげ温度や周りの温度で発酵にかかる時間は変わります。オーブンの発酵機能を利用するなどして加温し、時間ではなく状態で発酵完了を見極めましょう。
成形後、二次発酵に進みます。パン作りの大敵は乾燥、ラップが生地についてしまうとはがすときそこからガスが抜けてしまいます。生地とラップは発酵してもくっつかないよう、お湯を入れたグラスなどで高さを工夫してかけましょう。
ガス抜きと成形のポイント
ガス抜き、分割など力を加えると、生地は締まって成形しにくくなります。成形によっては、分割したのちしばらく生地を休ませるベンチタイムをとると、締まった生地が柔らかく扱いやすくなります。
引きちぎったり、切り目が表面に出ているとそこからガスが抜けやすくなります。切り目が表に出ないようにするのがポイントです。成形するときは手早く、極力切り目は内側に来るように丸めましょう。
焼くときに気をつけること
パンを焼くときに最も注意しなければならないことは二次発酵が完了した時点でオーブンの予熱が完了していること。パンの焼成温度、だいたい180℃まで温めるには、ご自身のオーブンでだいたい何分くらいかかるのかあらかじめ試しておくとよいですね。予熱完了までに二次発酵が完了してしまったら、少しでも過発酵を防ぐため、余裕があれば冷蔵庫などにパン生地を入れておきましょう。
また、予熱完了のブザー音がしても実際は庫内全体がその温度に達していないこともあります。レシピの時間を参考に、たまに様子をみて時間を調整しましょう。また焼きむらを防ぐため、必要に応じて天板の前後左右を替えてみましょう。
子どもと楽しむ簡単パン作りレシピ
親子で楽しみながらパンを作ってみよう
成形の段階で再び子どもに生地を持たせてあげましょう。多少不細工でも大丈夫。自分で一生懸命形作った生地がふくらんで、オーブンからおいしそうに出てくるのを見るのは何にも変えられない喜びに。立派な食育ですね。
ナッツやドライフルーツがあればアクセントになります。ただし、糖分の多いレーズンなどは焦げやすいので、表面に乗せたときは、焼成中様子をみながら必要に応じてしわを寄せたアルミホイルなどでふんわりとカバーしてあげましょう。
ホームベーカリーでこねて自分で成形
こね~一次発酵までホームベーカリーにおまかせすることもできます。楽しい成形のところは子どもと一緒にすると楽しめますよ。ときには休日のパパとのコミュニケーションの場にもなることでしょう。また、パンだけでなく、お餅が作れる機能があるものも。年末には手作り餅も楽しめるというおまけつきで、さらに家族でできる楽しみが広がりますね。