ガルガル期のママとパパの悩み。解決策とパパとの向き合い方とは
人生の一大イベントである出産を終えた後、大きな高揚感とこれから迎える生活への不安によって、ママは大きなストレスにさらされます。自分でも驚くほど気性が荒くなっていると感じるママ、それは「産後のガルガル期」かもしれません。ともに育児をしていくパパと良好な関係を築きながら、ガルガル期を乗り切りましょう。
つらいガルガル期と産後クライシスの関係は
ガルガル期の原因と時期について
この「ガルガル期」の特徴は、「他人に赤ちゃんを触ってほしくない」と思うことです。ここでいう「他人」は、両親や義理の両親だけでなく、赤ちゃんの父親であるパパも該当することがあります。
産後のホルモンバランスの乱れや、慢性的な睡眠不足による疲労、育児や生活への様々な不安などが原因といわれています。ガルガル期には個人差があるので、あまり感じない人もいれば、中には自分以外は敵と感じる期間が1年以上続く人もいます。
ガルガル期は産後クライシスになりやすい
家族が増えて、これから幸せな生活が待っているという状況にもかかわらず、産後に関係が悪化する夫婦は多いようです。その原因の一つとなるのがママの「ガルガル期」だといわれています。協力して育児をしていくべきパパに対して優しくなれない、イライラしてしまうママの態度に、パパもうまく対応できずに関係が悪くなるのです。
産後ママにとって、優先順位は常に赤ちゃんが1位です。ガルガルの対象であるパパは二の次三の次になってしまうことも、関係悪化の原因といえるでしょう。
産後クライシスで夫婦仲に危機も
パパも、ママに対して腫れ物に触るように気を使って過ごすことに疲れてしまうでしょう。こうした日々の積み重ねが、少しずつ夫婦関係にヒビを入れることになり、いずれ修復不可能な状態にまで発展することもあります。
産後の一番大変なときに理解が得られなかったことで、ママはパパに対して不信感を持つかもしれません。一度抱いた不信感は尾を引いて、簡単には関係改善ができないという夫婦も多いのです。
変化するパパとの関係とママにできること
産後ママがイライラするパパの行動とは
・子どもがぐずっていてもスマホやテレビを見ている
・おむつ替えやミルクの段取りが悪い
・子どもが夜泣きしてもまったく起きない
・パパだけ自由に外出している
・たいして育児をしていないのに「イクメン」を公言している
・ママにかまってほしいと甘えてくる
そのほか例を挙げればきりがないほど、パパの行動はママの地雷を踏むことが多いのです。しかし残念ながら、ママがどんなにイライラしていても、パパは自分の行動にその原因があるとは思っていないことが多いでしょう。
イライラママを見てパパはどう思っているか
産後ママがガルガルするのは自然なことです。しかしパパがそれを理解していないと、「産前産後でママの性格が変わってしまった!」と嘆くことになるでしょう。例えば夜帰宅して「ただいま」と言っただけで「子どもがやっと寝たところなんだから静かにしてよ!」と怒られることはよくあります。
ママからすれば生活のすべての中心が子どもにあるので、パパの行動は気に障ることが多いですね。しかしパパ目線で考えると、ママがいきなりガルガルし始めたことに戸惑っているのです。
ママがパパと接するときに気をつけたいこと
子どものためにも、夫婦関係は良好である方がよいですね。パパの理解と協力が得られれば、結果的にママの家事育児が楽になることもあります。ガルガル期のママがパパと接するときに気をつけたいことは、不満を口に出して伝えるということです。
この一点を心がけるだけでも、パパの理解はグッと得やすくなるでしょう。自分は今こういう状況にある、ということを伝えて、ひとりで抱え込まずにパパと協力しながら子育てしていく方法を考えていきましょう。
ガルガル期のおすすめ対処法3選
寝られるときにとにかく好きなだけ寝る
ガルガルの原因の一つに寝不足があります。睡眠不足が続くと精神的に不安定になり、結果ガルガルしてしまうのです。赤ちゃんが生後3カ月を過ぎるころまではまとまった睡眠を取ることが難しいかもしれませんが、隙間時間を見つけてこまめに眠るようにしてください。
パパや両親が子どもの面倒を見てくれる機会があれば、思い切ってすべてお任せして、とにかく好きなだけ寝ましょう。気になって眠れないかもしれませんが、ママ自身のためにも睡眠を優先させましょう。