赤ちゃんにパジャマをいつ頃から着せる?実は知らなかったその効果
「赤ちゃんにパジャマを着せる必要はあるのだろうか」「みんなは生後何ヶ月ごろから、どのようなパジャマを着せているのだろうか」と、赤ちゃんのパジャマに関して気になっているママは多いもの。パジャマを着せることのメリット、おすすめのパジャマの素材やお店についてご紹介していきます。
肌着からパジャマにすることのメリット
パジャマに変えるとよい時期は?
月齢の低いうちは、「パジャマ」として売られている商品がそもそもありませんし、赤ちゃんも3〜4時間ごとの母乳やミルク、吐き戻し、沐浴のたびに着替えることも多いので、わざわざパジャマに着替えさせる必要はなく、肌着やベビー服で十分でしょう。
夜にパジャマを着せる時期については、以下の目安を参考にしてみてくださいね。
・授乳やミルクの間隔、睡眠時間が落ち着いてきた
・生後3〜4カ月ごろになり、外着を着るようになった
・首がすわって、着替えさせやすくなった
パジャマにすることで生活リズムがつく
朝起きたらパジャマから普段着に着替える、夜になったらパジャマに着替えるという生活サイクルにすることで、昼は活動して夜は眠るという習慣ができ、赤ちゃんの生活にメリハリをつけるという効果が期待できるのです。
もちろん赤ちゃんによって成長スピードはさまざまですし、月齢が低いうちはお世話が大変でパジャマのことまで意識がまわらないママも多いことでしょう。赤ちゃんとの生活に少し余裕がもてるようになったころからはじめてみるのでも大丈夫ですよ。
肌着とパジャマの重ね着で安眠効果も
赤ちゃんは暑がりなため、大人より1枚少なめの服装がよいとされていますが、汗っかきな赤ちゃんの汗をしっかり吸収できるように、パジャマを着せるときには季節を問わず肌着を下に着せる必要があります。
肌がデリケートで体温調節機能が未熟な赤ちゃんのために、季節や室内の温度に合った素材の肌着やパジャマを選ぶようにしましょう。吸湿性や、冷えないよう工夫されているかなど、機能面にもこだわってパジャマを選ぶことで、赤ちゃんの眠りの質を高めてあげることが大切です。
真夏は半袖も!春や秋は気温差に気を付けて
赤ちゃんは汗っかき!真夏は素材もチェック
エアコンなしで過ごすときには通気性のよい肌着のみにして、汗取りパッドや冷感敷きパッドなどを使ってあせも対策をしてあげましょう。寝苦しい夜にはエアコンのおやすみモードを上手に使い、肌着のうえに薄手の腹巻きつきの半袖パジャマを着せて、寝冷え対策をするとよいですよ。
肌ざわりがよく寝汗をしっかり吸収してくれるガーゼ、通気性や伸縮性にすぐれたフライスや天竺(てんじく)素材のパジャマや、ロンパースタイプのベビー甚平などがおすすめです。
気温差のある春や秋は短肌着より長肌着
まだまだ体温調整機能が未熟な赤ちゃんは、うまく季節の変化に対応できずに体調をくずしてしまうことが多々ありますので、どのようなパジャマにするべきか頭を悩ませてしまうママは少なくありません。
夏場には短肌着に半袖パジャマを重ねる場合が多いかと思いますが、春や秋には寝冷え防止のためにも、短肌着より裾の長い長肌着やコンビ肌着を長袖パジャマの下に着せるとよいでしょう。パジャマの素材はガーゼやフライスがおすすめです。赤ちゃんの手足の冷たさや汗のかき具合を見ながら調整してあげてくださいね。
真冬のパジャマは着せやすさもポイント
素材はやはり綿100%がおすすめです。裏起毛のもののほうが暖かそうに思われるかもしれませんが、冬は乾燥しやすく、肌がデリケートな赤ちゃんは湿疹ができてしまうかもしれません。綿100%の厚手のキルト生地のものだと吸湿性と保温性が高いのでよいですよ。
腹巻きつきのパジャマや、上下のパジャマをくっつけるボタンつきのパジャマは脱ぎ着させやすく、冷え対策にも有効です。汗をかいているときには枚数を減らしたり、とくに冷える日にはパジャマのうえからスリーパーを着せたりするなど臨機応変に対応してくださいね。