9カ月の赤ちゃんの離乳食などをご紹介!熱や下痢への対処法も
赤ちゃんが9カ月になったら、どんな生活や遊びの変化が起きてくるのでしょうか。生後9カ月の平均的な離乳食の回数や内容の目安、この時期に適したおもちゃの選び方をご紹介します。また、熱や下痢などの症状が出たときの受診の目安や病気になったときの対処法もご紹介します。
9カ月の赤ちゃんの離乳食の進み具合は?
3回食をそろそろ始めてもよい時期
3回食に進む目安として、1回に子ども茶碗1杯分の食事がとれている、もぐもぐと舌で食べ物をつぶすことができているかをチェックしてみましょう。3回食に進むと1日のエネルギーの半分を食事からとれるようになるため、ミルクや母乳の量が減ることになります。
しかし、まだまだ鉄分などは不足しがちになるので、離乳食の後には欲しがるだけ母乳やミルクを飲ませることに加え、朝目が覚めたとき、就寝前などの授乳が必要です。
離乳食の硬さは歯茎でつぶせるくらいが目安
バナナくらいの硬さはスプーンで簡単につぶせるぐらいが目安になります。主食となるお米は少し米粒が残るくらいの5倍がゆ、ほかに柔らかく茹でたうどんやパスタ、食パンも耳を落とせばそのまま食べられるようになります。
歯も生え始めてはいますが、まだ硬さのあるものをしっかり噛んで食べるには不十分です。小さくて硬い食材は、そのまま丸呑みしてしまう可能性があるので注意しましょう。
手づかみ食べにもチャレンジしよう
手づかみで食べやすい形や食材の料理を一つ用意しておくと、赤ちゃんも興味を持って食べてくれることが多くなります。食べむらがあったり、好き嫌いがあったりしても仕方ない時期ですが、少しでも食事を楽しめるように意識したいですね。
手で握ってもつぶれないくらいの柔らかさに茹でた野菜スティック、縦長に切った食パン、小さく丸めた焼きおにぎりなどが手づかみ食べにおすすめです。
9カ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃは?
遊びのバリエーションが豊富な【ボール】
とはいえ、まだまだ大人のように狙った方向に投げられるわけではなく、手から離れたボールはどこに行ってしまうか分かりませんが、それもまた楽しい赤ちゃんとの遊びになります。ママやパパの真似をしたらたくさん褒めるなど、やる気をアップさせてボールの投げっこをしてみましょう。
ボールは大きすぎず、ビニールなどの柔らかくて軽い素材でできたものがおすすめです。ママが投げたボールを追いかけることもありますし、ボールを投げて的に当てるゲームを一緒にしても楽しいですね。
赤ちゃんの五感を刺激【音がなるおもちゃ】
赤ちゃんの五感を刺激するために音だけでないプラスアルファがあるおもちゃを探してみましょう。たとえば、楽器を模したおもちゃなどはこれからも長く使えて人気があります。
自分でたたいて音が出るおもちゃの木琴やピアノ、童謡などが流れる絵本などは昔から人気のあるロングセラーのおもちゃです。どれも光の効果を使ったものがあるなど、視覚、聴覚、触覚などに刺激を与えることができますね。
ただ、あまり凝ったものを与えても興味をもつとは限りませんので、月齢に合ったものを探しましょう。
歯が生え始めるころでぴったり【歯がため】
赤ちゃんの歯が生え始めのころは、よだれが多くなり、指やおもちゃを口に入れることが多くなります。歯茎がムズムズするため、なにかを噛んでいたい衝動に駆られているのでしょう。
そんな赤ちゃんには「歯がため」を用意してあげましょう。歯がためには歯茎をマッサージして、健康な乳歯を育てる効果もあります。
天然ゴム製など弾力性があり、丸洗いや消毒ができる歯がためを選べば、衛生的で歯茎を傷める心配もありません。いろいろな形の歯がためがあるので、持ちやすさや手入れのしやすさを考慮して選んでみましょう。
9カ月の赤ちゃんが下痢や発熱したら?
38℃でも食欲がある場合は様子をみよう
生後9カ月ごろの赤ちゃんが熱を出した場合も、熱の高さと症状の重さが比例しないこともありますので、焦らずに対応しましょう。まず、元気があるか、水分補給や哺乳が十分できているか確認してください。
いつもと変わらず母乳やミルクが飲めているようなら、熱が38℃程度あってもすぐに病院に行く必要はありません。ただ、元気があるように見えても、急に症状が悪化する場合もあるので赤ちゃんの様子をいつもより注意深く見守る必要があります。
心配であれば、かかりつけの小児科医に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。