子どもに冬の靴下は必要なの?靴下の役割と履き方や選び方をご紹介
冬場、乳幼児に靴下を履かせるべきか悩んでいるママもいると思います。寒さが心配で履かせたいけれど、暑がったり、履くことを嫌がったりする子どももいますよね。靴下を履かせないほうが発達によいという話も聞きます。今回は、乳幼児の靴下の必要性やメリットなどをお伝えします。冬場の靴下選びに役立ててくださいね。
素足のメリットと靴下の役割を知ろう
素足は子どもの脳や体の発達を促す
さらに、自律神経を整える、土踏まずを形成しバランス感覚を養う、足指を自由に動かすことで筋力がつく、免疫力がつく、といったことも素足で生活することで得られます。
また、2歳ごろまでは体温調節機能が未熟なので、手足で熱を発散しています。普段から素足でいることは、体温調節機能の発達も促すのです。
現在、幼稚園や保育園などの教育機関でも、素足を重要視するところが増えています。屋内外問わず素足で過ごさせるところや、屋外のみ靴を履かせるところなど色々あるようですよ。
靴下は子どもの足を健やかに保つ
直接靴を履くと靴ずれしてしまう恐れがあります。また、靴下を履かないで外遊びをすると、靴の中に砂や石が入ってしまい、足を傷つけてしまうこともあるのです。
ですから靴を履かせるときは、靴下も一緒に履かせてあげるとよいですよ。
また、子どもも大人も汗腺の数はほぼ同じなので、足の裏にもたくさんの汗をかきます。靴下はその汗を吸い取り、蒸れないように足を清潔に保ってくれるのです。
靴下は、雑菌が原因で臭いがしてしまうことも防いでくれます。衛生面を考えても、靴と靴下は一緒に履かせるようにしたいですね。
基本は冬も室内では素足で外出時は靴下で
室内では、季節を問わず素足で過ごすのがよいでしょう。
ただし、子どもの足の裏が冷たくてサラサラしていたら、寒がっているかもしれません。その場合は、まず暖房を使うなどして室温を快適な状態にしてあげましょう。それでも寒そうなときは、靴下ではなくレッグウォーマーや足首までのタイツを活用し、足の裏が覆われないように工夫するとよいですよ。
逆に、外で靴を履かせる場合は靴下も一緒に履かせましょう。また、寒い日はまだ歩けない赤ちゃんには靴下を履かせてお出かけしましょう。
子どもに靴下を履かせるときのポイントとは
靴下が必要かどうかは体を触って判断する
起きているあいだは、体を動かしているので多少足が冷たくても問題ありませんし、熱くなれば自分から脱ぐでしょう。ただし、冷えて肌の色が青くなっているときには、履かせてあげるようにしてくださいね。
寝ているあいだは自分で脱ぐことができないので、ママが判断する必要があります。足が温かいときは、深く眠れている証拠です。もちろん靴下は履かせなくて大丈夫です。
足がひんやりしているときは眠りが浅い状態です。手でさするなどして温めてあげてください。ただし、赤ちゃんの場合は体温調節が未熟なので、寝ている間もなるべく靴下は履かせないほうがよいです。
厚着のしすぎには注意する
この状態でさらに厚着をしてしまうと、熱が体内にこもってしまい、最悪の場合脱水症状を起こすこともありますし、熱中症のような状態になることもあるのです。
子どもは、暑い・寒いといった自分の状態をまだ上手に伝えられません。ですので、大人と同じではなく、大人にとっては少し肌寒いかなというぐらいの、1枚少なめの服装を心がけるとよいですよ。
冬場は特に、外出先で暖房が効いていることがあります。汗が冷えの原因になるので、脱ぎ着しやすい服装を選んであげるとよいですね。
就寝時は足蒸れしないスリーパーを
寝ているあいだは、基本的に靴下は履かせなくてもよいでしょう。とはいえ、寝返りを打って足が冷えてしまわないか心配になりますよね。
こういうときには、スリーパーを活用するとよいですよ。スリーパーはベストのような形をしていて、タオル地やフリース地など様々な種類のものがあります。
足元までしっかりと覆える長さのものを選んであげれば、寝ているあいだも足元が冷える心配がありません。また、寝ているときにはだけないように、ボタンや紐で止められる工夫がされているものを着せてあげるのもよいですね。
子どもにおすすめな靴下の選び方とは
年齢によって選び方を変える
洗濯をすることで少し縮むこともあるので、ゆとりをもったサイズを選びましょう。
また、歩き始めのころは安定しないため転ぶことが多くあります。このような月齢のうちは、靴下の底に滑り止めのゴムがついているものを選んであげると、歩きやすいし転倒防止にもなりますよ。
3歳ごろになると、自分で靴下を履きたがる子もでてきます。子どもが自分で履きやすいような形状のものや、かかと部分に色がついていて前後がわかりやすいものを選んであげると、子どものやりたい欲を満たしてあげられますね。