水耕栽培を自作で気軽にやってみよう!必要な材料と育てやすい野菜
水耕栽培は室内で手軽に行うことができます。「やってみたいな」「子どもと一緒にできるかな」と思っているママもいるのではないでしょうか?ここでは水耕栽培の基礎知識から、必要な材料、初めてでも育てやすい野菜を紹介していきます。子どもと一緒に手軽にできるので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 水耕栽培で野菜を育てるメリットと注意点
- 土を使わず水と液体肥料だけで育てる栽培法
- 室内で栽培できるから手軽で虫もつきにくい
- 水温は15~25℃の間でできるだけ一定に
- 手軽で簡単!水耕栽培を自作する方法
- ペットボトルやお茶パックで容器を自作
- 栽培層に種をまいて養液層に液肥を入れる
- 容器を瓶や陶器で用意すればおしゃれに
- 栽培層は自宅にあるものでも代用可能
- 「キッチンスポンジ」を小さく切って使おう
- 薄い「キッチンペーパー」は重ねればOK
- ママがスキンケアで使う「コットン」
- 水耕栽培初心者でも育てやすい野菜
- お手軽簡単で手始めに最適「ベビーリーフ」
- 生命力が強い「バジルなどのハーブ類」
- 専用容器を自作する必要もなし「リボベジ」
- まとめ
水耕栽培で野菜を育てるメリットと注意点
土を使わず水と液体肥料だけで育てる栽培法
反対に、土を使って植物を育てる方法を土壌栽培といいます。土壌栽培は土の質や天候・季節に成長が左右されてしまいますが、水耕栽培の場合、室内で栽培することができるので、こういった心配がありません。
水耕栽培の方法はさまざまですが植物工場などで用いられているのは、養分の入った水の中に根を伸ばす方法です。ほかにも、培養液を霧吹きで根に吹き付ける方法や植物の根元に液肥を点滴する方法などがあります。
また、養液の衛生管理を徹底することで無農薬の植物を育てることができます。
室内で栽培できるから手軽で虫もつきにくい
お店によっては苗の根に土がついていない状態で販売されています。土の中にはもともと、ウイルスや細菌などの病原体がいます。しかし、土がついていないと、これらの病原体が繁殖することもないので、病気のリスクを減らすことができますよ。このような状態で販売されていると、手軽に始められるのでうれしいですね。
虫が苦手という女性は多いですよね。虫がつく心配がないなら、安心して室内で栽培できるだけでなく、家庭菜園も楽しくなりますね。
水温は15~25℃の間でできるだけ一定に
水耕栽培の最適な水温は約15~25℃です。この間になるように、日ごろから注意する必要があります。しかし、夏や冬になると気づかないうちに、水温が大きく変化していることがあります。
特に夏はエアコンをかけていても、窓から差し込む日差しでお湯になってしまうこともあります。遮光カーテンで日差しを和らげたり、水温を下げる機械(テラー)を使用したりして対策をきちんと行いましょう。
対策で満足して放置しないように気をつけてくださいね。こまめに水温の確認や野菜の観察をしてあげましょう。
手軽で簡単!水耕栽培を自作する方法
ペットボトルやお茶パックで容器を自作
ペットボトルで作る場合は、
1.ペットボトルを上下に切る
2.下の部分に養液を入れる
3.上の部分に培地と苗を入れ、下の部分に重ねる
これでできあがりです。
2Lのペットボトルで作るとミニトマトを栽培することも可能です。小さいペットボトルで小さな野菜を育てるとインテリアにもなります。
お茶パックを使う場合は、
1.食器の水切りかごなどに水を張る
2.野菜の苗をお茶パックに入れる
3.2.をかごに並べる
です。
この方法は小さな葉物を育てたいときに向いています。節約志向の人は参考にしてみてください。
栽培層に種をまいて養液層に液肥を入れる
まず、栽培層の半分くらいのところまでバーミキュライトを入れます。このとき、霧吹きなどで軽く湿らせておくことがポイントです。バーミキュライトは、苗を支える土台の役割をします。
次に、種をまきます。種はまいても発芽しない場合もあるので、一つの容器に7~8粒ほどを目安にまきます。そして、その上から軽くバーミキュライトを入れ、水分を与え、発芽を促しましょう。発芽後は、元気な苗を残すように間引きを行い、最後には苗が一つだけになるようにします。
最後に養水層に養肥を入れましょう。発芽までは水でも大丈夫です。養肥は多すぎると枯れる原因になるので水位に注意してください。
容器を瓶や陶器で用意すればおしゃれに
球根植物は球根と瓶や陶器の口の大きさに合わせたものを選ぶと、口に球根を置くだけですくすくと育っていきます。観葉植物として人気の多肉植物も水耕栽培することができます。
また、瓶や陶器以外でインテリアアイテムとして人気が高いのがビーカーや試験管です。お気に入りの瓶や陶器などの容器を見つけて、家庭菜園としてだけでなく、インテリアとしても楽しんでみてください。緑が身近にあると心もリフレッシュできてよいですよね。