へその緒はケースに入れて残そう!キレイな保管方法やケースの選び方
へその緒は、お腹のなかにいる赤ちゃんの成長には欠かせない大切なものですよね。「子どもが大きくなったら見せたいな」と、へその緒を保管しているママも多いでしょう。ここでは、へその緒はどのようにお手入れして保管すればよいのかや、おすすめの保管ケースなどをご紹介します。
どうしてへその緒を残しておくの?
ママと赤ちゃんが繋がっていた大切な証
最近のエコー写真は3Dや4Dが主流になってきました。妊娠中のエコー写真でも、へその緒を見て赤ちゃんとの繋がりを実感していたママが多いのではないでしょうか。へその緒を保管するのは、ママと赤ちゃんの絆を大切にするという意味もあるようです。そう思うと大切に保管したくなりますよね。
友人ママは妊娠中、一時は赤ちゃんの首にへその緒が絡まって大変だったそうです。そういう思い出と一緒に大切に保管したいと言っていました。
へその緒にまつわる様々な言い伝え
・ママと赤ちゃんの絆として男の子は戦争へ行くときに、女の子はお嫁に行くときのお守りとして持たされていた
・子どもが大きな病気にかかったときに、へその緒を煎じて飲ませると回復すると信じられていた
・へその緒を無くすと運気が損なわれる
・兄弟姉妹のへその緒は魔除けになる
・ママの棺に入れると天国で迷わずママに会える
言い伝えを信じて大切に保管するのもよいかもしれませんね。おむつを交換するときに取れたり、お風呂で排水口に流してしまったりと気づかないうちに無くしてしまわないよう気をつけましょう。
成長した子どもにへその緒を渡すことも
たとえば、子どもが結婚したときや子どもが独立したときに渡している家庭が増えてきているようです。「息子が結婚したときに嫁に預けた」「へその緒を渡すときに母子手帳も一緒に渡した」というママの話を聞いたこともあります。
へその緒は神社でお清めしてもらってから神棚に飾る、結婚するときに持たせるというのがしきたりとなっている地域もありますので、両親や周りの人たちに相談してみるのもよいでしょう。
へその緒をキレイな状態で保管するために
しっかりと乾燥させておくことが大切
久しぶりに見てみようと出してみたら、へその緒が白いふわふわした毛に覆われていたというママもいます。へその緒をキレイな状態で保管するためにはしっかりと乾燥させておくことが大切です。
乾燥させるときは、風通しがよく涼しい場所を選んで、2~3日間ほど置いておきましょう。1日くらいで乾燥しているようにも見えますが、内部には目に見えない水分が残っていることがあるので焦らず待ってくださいね。薄いガーゼをかけておくとホコリがつきにくいですよ。
乾燥剤を入れて保管するのもよい
乾燥剤は100均ショップやホームセンターで購入できます。また、クッキーやおせんべい、味つけ海苔、干し椎茸などの袋にシリカゲルや石灰などの乾燥剤が入っていますよね。それを小袋から出して利用するのもよいでしょう。シリカゲル乾燥剤はピンク色になったら、石灰乾燥剤は粉末状になったら吸湿力が落ちているので様子を見て交換しましょう。
そのほか、押し花用の乾燥シートでも代用することができます。へその緒を入れたケースの下に敷いてもよいですし、へその緒を包んで保管するのもよいですよ。
専用のへその緒ケースに入れて残そう
おすすめは専用のへその緒ケースです。専用ケースには、脱脂綿や乾燥剤が付属していることが多く、自分で湿気対策の準備をする手間がなく便利ですよ。また、赤ちゃんの名前や生年月日などを書くための欄や、ケースのサイズにぴったりなシールが用意されているなどのメリットがあります。
出産前後はバタバタしていて、へその緒の保管についてまで考えられていないママも多いでしょう。へその緒を保管するために必要なものを一度に揃えられるので楽ちんです。
へその緒ケースは素材とデザインで選ぼう
通気性や防虫性の高い桐の素材が安心
ほかにも、防虫効果や殺虫効果があり、カビにも強いです。「へその緒に虫なんてつかないだろう」と思っているママもいるかもしれませんが、カビが大好きな虫もいますのでカビが発生すると虫がつくこともありますよ。
友人ママに話を聞くと、「入院中に受け取ったへその緒を、退院後自宅に帰って3日後に見たら小さな虫がついていた」と言っていました。プラスチックケースに入れていたそうですが、短期間でも虫がついてしまうことがあるようです。