赤ちゃんの後追い期間はいつから?行動の理由と対策方法を紹介
赤ちゃんに常に追いかけられ、ママが見えなくなったら大泣きされて困った体験はありませんか?それは後追いですね。生後9カ月ごろから始まるといわれる後追いは、1歳から2歳ごろまで続くといわれています。赤ちゃんが後追いをする理由と、どのような対策方法をとったらよいのかをご紹介します。
一体いつ終わるの?後追いの理由と期間
後追いの行動にも理由がある
この行動は後追いといって、赤ちゃんがお世話をしてくれるママに愛着や信頼感を抱いて、自分にとって大切な存在だと認識することで始まると考えられています。「この人と一緒にいたら安心」「自分の欲求を満たしてくれる大切な人」と思うからこそ、常に一緒にいようとして起こる行動なのですね。
ママが見えなくなったらいなくなってしまったと思い、不安や恐怖を感じて泣いたり、探し回ったりするのでしょう。後追いはママとほかの人の違いがわかるようになったという成長の証でもあります。
後追いが始まる時期と落ち着く時期
ママをわかり始めるのと同時に移動しないと後を追い掛けることはできませんから、ハイハイが上達したころから本格的になり、1~2歳ごろに落ち着くことが多いようです。ママが自分から離れても、必ず自分のところに戻ってきてくれるとわかったころに落ち着くのでしょう。
後追いは、ママを特別な存在だと認識し始める時期に始めて、ママを信頼して自分のもとに戻ってきてくれると確信できる時期に落ち着くのですね。
個人差もある!後追いをしない子もいる
後追いをしない場合は、一人遊びが好きなだけかもしれません。遊びに夢中になってしまい、ママが近くにいないことに気がつかないのです。
また、パパやおばあちゃん、おじいちゃんがお世話をよくしてくれる場合は、お世話をしてくれる家族の誰かがそばにいれば安心してその場で過ごすこともあります。自分のそばにママ以外にも安心できる人がいるので後追いしないのでしょう。
不安に思っても自己表現をしない性格や、マイペースで不安に思うまで時間が掛かるなどの性格が影響することもあるのです。たとえ後追いがみられなくても個人差があると思えば安心ですね。
後追いにおすすめの対策方法を試してみよう
言葉はわからなくても説明が大事
例えば、ママがトイレに行くときは「少し待っていてね」「トイレに行ってくるね」などと声を掛けてから行きましょう。赤ちゃんを不安にさせないための声掛けですね。
赤ちゃんは言葉の意味がわからなくても、ママが声掛けしていなくなったときは必ず戻ってきてくれることを学んでいきます。戻ったら赤ちゃんを抱きしめて「待っててくれてありがとう。すごいね」と褒めるのです。
繰り返すうちにママは必ず戻ってきてくれると確信できるようになりますし、待っていたら褒められるとわかったら落ち着いてくれるでしょう。
家事はおんぶや抱っこ紐で乗り切る
ママと少しでも離れたら不安になるのですから、おんぶや抱っこで一緒にいれば安心でしょう。赤ちゃんがご機嫌なら、ママも少しは家事がはかどりそうですね。
しかし、常におんぶや抱っこをして過ごしているとママの体に負担が掛かってしまいますので、必要に迫られたときに乗り切る方法としてとっておきましょう。このとき体に負担が掛からない抱っこ紐を使うと楽ですよ。
常におんぶや抱っこをしながら家事をしていたら、それだけで疲れてしまいます。赤ちゃんが眠ってしまった隙に降ろすなどして、上手に乗り切ることも大事ですよ。
思いきって満足するまで後追いをさせる
一緒にいる時間を十分にとることで赤ちゃんは安心して、ママを信頼してくれるでしょう。ママを信頼できるようになったら、安心して離れられるかもしれません。
後追いすることを叱ったり、無視したりするのは避けた方がよいですね。不安で泣いたり追いかけたりしているのにさらに叱ったり無視されたりしたら、より一層不安になってしまいます。
後追いが激しくなることもありますから、割り切って笑顔で対応する方が落ち着くかもしれません。赤ちゃんの気持ちを大切にしていることにもなるでしょう。
肩の力を抜いて後追い期を乗り切ろう
家事は「完璧」ではなくても大丈夫
家事をするママは火や刃物を使うキッチンや赤ちゃんにとっては危険なベランダなどに行かなくてはならないこともありますから、後追いする赤ちゃんから目を離さずに家事を完璧にこなすのは大変です。
今は子育てを中心に生活するときだと思って、家事はできる範囲で行えば十分でしょう。後追いはママと赤ちゃんの関係性を築く大切な行動です。
後追い期は長い子育ての中でほんの一時期のことですから、今は赤ちゃんのお世話を優先してはどうでしょうか。きっとその大変さはパパもわかってくれるでしょうし、完璧な家事を目指さなくても大丈夫ですよ。