女の子の赤ちゃんの名付けはどうしよう?基礎知識と姓名判断の使い方
生まれてくる赤ちゃんの名前を考えるのは、とても悩みますよね。「どんな漢字を使おうかな?」「姓とのバランスはどうかな?」「姓名判断ではどうなんだろう」と悩みはさまざまだと思います。どういう名前が今流行っているのか、姓名判断はどういうものなのかなどについて調べてみました。
まずは名付けの「いろは」を考えよう
漢字の名前 ひらがなの名前
やはり1番多いのは漢字を使う名前になります。たまにひらがなの名前も見かけますよね。カタカナが使われることはわずかなのではないでしょうか。
常用漢字は1945文字、人名用漢字は984文字あります。漢字の組み合わせは自由です。また漢字には音読みと訓読みがありますが、「名のり」という名前用の読み方もあります。しかし、読み方に決まりは設けられていません。例えば、「太郎」という漢字で「はなこ」と読んでも問題ないということです。
ひらがなは「優しい感じがする」「読み間違いがない」という理由であえてひらがなにするという場合もあるようです。
一文字、二文字、名前の文字数
女の子のイメージとして、「柔らかい」「かわいい」「優しい」というものがあると思います。そのイメージに合った名前となると、漢字四文字以上は避けられる傾向になるようです。
また、姓の文字数も名前の文字数に大きく関係してきます。姓が三文字だと名前が一文字でもバランスがとれると人気があります。姓が一文字の場合、名前は二文字か三文字にする傾向にあります。
三文字の名前にする場合、視覚的にも柔らかいイメージがあるので、あえてひらがなにすることもあるようです。
春夏秋冬のキーワード
「春」「夏」「秋」「冬」の漢字や、その季節からイメージする漢字を名前に使うなどです。いくつか季節をイメージする漢字を挙げてみました。
【春(3月~5月)】桜、咲、花、桃
【夏(6月~8月)】海、空、青、波
【秋(9月~11月)】実、穂、月、夜
【冬(12月~2月】雪、白、氷、聖
女の子の名前の場合、花をイメージする名前をつける人も多いようです。
名前には季節を感じる名前を使わないほうがよいと聞いたことがある方もいるかもしれません。「季節は移りゆくものだから」という理由のようです。「そんな説もある」程度にとどめておき、こだわることはないのではないでしょうか。
流行でみる女の子の名前の付け方
名前の流行の移り変わり
1910年代から「〇〇子」と子がつく名前が増えてきました。戦時中には平和を祈った「和子」が人気だったようです。1960年代には「〇〇美」と美のつく名前が登場します。1980年代前半で子がつく名前の人気はほかの名前に移り変わってゆきました。
1990年代には言葉の響きを中心として、漢字は当て字の名前が増えます。またバブル後の時代ということもあってか、将来への希望をあらわす名前(明日・萌・未来など)も多くつけられました。2010年代の中でも特に2011年に起こった東日本大震災後は、家族の絆が再認識されたこともあり、「結」という字を使った名前が増えるようになっています。
古風な名前リバイバル
和をイメージさせる言葉や漢字を使ったもので、響きもかわいく、誰でも読むことができるのが人気の理由のようです。また、古風な名前は日本らしさを感じさせるところが魅力だという意見もありました。
古風な名前に古さを感じるのではなく、今は新鮮さがあり、おしゃれでセンスがある名前とされています。
1980年代まで多かった「子」がつく名前も、子という漢字には「はじめからおわりまで」という意味があります。「人生を楽しんで充実したものにして欲しい」という意味を込めて、人気は急上昇中です。
2017年の女の子名前人気ランキング
【書き方】
1位:結菜(ユナ、ユイナ、ユウナ)、咲良(サラ、サクラ)
3位:陽葵(ヒナ、ハルキ、ヒナタ、ヒマリ、ヒヨリ)
4位:莉子(リコ)
5位:芽衣(メイ)
6位:さくら、結衣(ユイ)、杏(アン、モモ、アンズ、アンナ)
9位:結愛(ユア、ユイ、ユナなど)、凛(リン)
1位の結菜と咲良は2016年は5位から、6位の杏と9位の凛も20位以下からトップ10と急上昇しました。
【読み方】
1位:サクラ
2位:ユイ
3位:アカリ
4位:メイ
5位:ハナ、サナ
7位:リオ
8位:ヒマリ
9位:コハル
10位:アオイ
読み方に関してはどの名前も2016年に引き続き人気でした。
姓名判断を使って健やかな成長を願う
姓名判断ってどんなもの?
使用する文字の画数から5つの格数が算出されます。5つの格とは、天格(先祖の徳)・地格(親元を離れるまでの運勢)・人格(性格)・外格(人間関係)・総格(中年から晩年まで)で、伝統的や経験的な解釈に基づいて判断する方法が日本では主流となっているようです。
姓名で占うものなので、芸名やペンネームは姓名判断を考慮してつけられていることも多くあるそうです。また、姓と名前の両方を使用するので、結婚などで姓が変わったときは運勢も変わるといわれています。
ただし姓名判断の鑑定結果に、そのほかの占いと同じく科学的根拠や合理的な理由はありません。