赤ちゃんが大好きなバウンサー!正しく使ってママも赤ちゃんもご機嫌
育児アイテムには様々なものがありますが、「バウンサー」は先輩ママからの評判が高く出産祝いとして選ばれることも多いアイテムです。ところで、バウンサーとはどのようなものなのでしょうか。今回はバウンサーの種類や特徴、育児に役立つ安全で正しい使い方を紹介します。
バウンサーってどんな育児アイテム?
バウンサーはゆらゆら揺れる現代版ゆりかご
安全ベルトがついたイスのような形をしており、全体を倒して寝た状態で乗れるタイプなら新生児から使うことが可能です。製品によって適応年齢は違いますが一般的には2歳ごろまでとなっています。
基本的には揺らしてあやすときに使うものですが、ママが料理をしているときやトイレに行くときなど、抱っこできないときの一時的な待機場所としても便利です。
揺れる感覚が心地よく、乗ると機嫌がよくなる赤ちゃんも多いといわれています。
バウンサーにも種類がある
前後や左右に揺れるタイプは全体の傾きを変更できて新生児から使用可能なものが多いですが、上下に揺れるタイプは背もたれの角度調節ができても完全に平らな状態にはなりません。そのため使用できるのは早くても生後1カ月からです。
また、動作方法には赤ちゃんの重みや動きを受けて揺れたり大人が手で揺らしたりする手動タイプと自動で動く電動タイプがあります。
自動タイプはやや重いという欠点がありますが、家事などで手を離せないときでも動いてくれるので便利です。手動タイプは様子を見ながら揺らし方を変えたり、コミュニケーションを取ったりできますよ。
バウンサーとハイローラックの違い
バウンサーに比べると背が高く全体的に大きめで重量がありますが、キャスターがついていることが多く赤ちゃんを乗せたまま楽に移動できます。
高さ調節や全体の傾きを変える機能がついており、上体を起こせばハイチェアとしても利用可能で4歳ごろまで長く使えるものが多いようです。揺れで寝かしつける「ゆりかご機能」がついているものもありますよ。
機能が重なる部分が多いので両方持つと無駄になるかもしれません。レンタルを利用して使い心地を確認したり、どのように使うかイメージしたりしながら選ぶとよいでしょう。
育児に役立つバウンサーの便利な使い方
家事をしていてもいっしょに移動できる
例えば、ママがキッチンで料理をするとき抱っこやおんぶでは体に負担がかかったり作業がしにくくなったりしますが、バウンサーを使えばママの体にかかる負担が減ります。赤ちゃんを火や刃物から遠ざけることができて安全ですね。
また、背中がメッシュになっているタイプなら体が蒸れないため、お風呂上がりにママが体を拭いている間の待機場所として使うこともできます。洗濯機で丸洗いできるものならお手入れが簡単ですよ。
折りたたみできるタイプや専用のベースとドッキングすることでベビーカーなどになるタイプなら外出時にも活用できます。
ゆらゆらした揺れが赤ちゃんを心地よくする
その反対に、ゆっくりとした単調な揺れのときは神経系の活動が弱まり眠気を感じます。電車やバスに乗っていると眠くなるのは、一定のリズムで体が揺れて前庭器官が刺激されるせいなのです。
赤ちゃんはバウンサーの揺れで心地よい眠気や、アトラクションに乗っているときのような興奮を感じているのかもしれませんね。
また、前庭器官は妊娠10週目ごろには完成しているといわれています。ママのお腹の中にいたときような揺れを感じることで安心感を得られるのではないでしょうか。
おもちゃつきなら赤ちゃんはもっとご機嫌
バウンサー付属のおもちゃは本体から取り外せないことがあります。落下する心配がなくて安心ですが、お手入れがしにくくなるので確認しておきましょう。
また、後づけできるおもちゃには両サイドに取りつけるタイプと背面に取りつけるタイプがあります。ベビーベッドやベビーカーにも取りつけできるものやベビージムになるものを選ぶと費用を抑えられますね。
おもちゃには布製やプラスチック製がありますので、お手入れのしやすさや耐久性、赤ちゃんの好みに合わせて選んでくださいね。
バウンサーは正しく安全に使うことが大事
バウンサーで揺さぶられっこ症候群になる?
揺さぶられっこ症候群になるのは頭が前後に激しく揺れたり、あごが胸につくくらい揺れたりしたときです。
具体的には頭だけがガクンと大きく動いているような状態で、高い高いで空中に投げたときの衝撃や体をつかんで素早く強く揺さぶったときなどに起こります。
バウンサーの揺れは体全体をゆっくり動かすものですので揺さぶられっこ症候群になることはまずありません。ただし、頭や体が浮いた状態で揺らすと体に負担がかかるので、しっかりと体全体を乗せてから揺らしましょう。