3歳は生活リズムの整えどき!理由を知って生活リズムの整えよう
生れてからお家で家族と過ごすのが中心だった子も、多くは3~4歳で幼稚園やこども園に入園して集団生活を経験するようになります。そのため、3歳は生活リズムを整える上で一つのターニングポイントとも言われる時期。なぜ3歳の時期に生活リズムを整えることが大切なのか?またどのように整えたらよいかをお伝えします。
なぜ生活リズムを整えることが大切なの?
幼児期のリズムは先の生活にも影響する
生活リズムの基本となる体内時計は、3歳くらいまでにできあがるともいわれています。子どものころから乱れた生活リズムで過ごしていると、成長してもそのリズムが体内時計として身についてしまっているので、それを改善するのは容易なことではありません。
子どもが大きくなってから後悔しないよう、早い時期からよい生活リズムを習慣にしたいですね。
生活リズムの乱れは悪循環に繋がる
たとえば…
夜更かしをする→睡眠時間が短くなる→朝起きられずに寝坊する→時間も食欲もなく朝食を食べられない→活動意欲が低下する→体を動かす量が減る→疲れていないので寝つけずに夜更かしする…
このように、全体が繋がっているので何か一つでも崩れると、ドミノ倒しのように全体がどんどん崩れていってしまうのです。
生活リズムの乱れは自律神経の働きも乱すので、子どもの情緒の安定や成長にも大きな影響を及ぼす可能性があります。乳幼児期のうちに正しい生活リズムを身につけるためには、周りの大人たちが働きかけを工夫していくことが大切です。
3歳はスムーズに集団生活を始める準備期間
幼稚園入園を考えるなら、朝のおやつタイムをなくす、お昼寝の時間をなくす…といったことが必要になってきます。幼稚園では午前中におやつは食べませんし、お昼寝もしないからです。
また、登園時間も決められているので、朝のタイムスケジュールも見直していきましょう。とはいっても、これまでの習慣を改めるというのは大人でも大変なことです。子どもが少しずつ慣れていけるように進めましょう。
集団生活を楽しく過ごすためには心身の健康が欠かせません。早寝早起きを習慣づけ、体力&免疫力アップを図りましょう。
親の生活リズムが影響して不規則に
親が遅くまで起きている
ただ、親が遅くまで起きていることが子どもの生活リズムに悪影響を与える原因にもなっているのかもしれません。
子どもは眠りが浅いと、パパやママが別の部屋でおしゃべりしたり家事をしたりしていても、それを感じて起きてしまうこともあるでしょう。また、「ママが起きているなら自分もまだ遊びたい」と子どもが考えるようになることもあります。
「休み前だけ特別に寝る時間が遅くなってもよいか」という家庭も多いと思いますが、3歳の子どもにとっては切り替えるのが難しく、生活リズムが乱れる原因となるでしょう。
外食して帰る時間が遅い
例えば、18:30に食べ始めて19:10ぐらいに食べ終わったとしても、家に帰ったときには20:00を過ぎているかもしれませんよね。それからお風呂に入ったり歯磨きをしたりなどしていると、どんどん寝る時間が遅くなります。
また、子どもがいるとスムーズに食事が進まないことも多いですよね。外食に1時間以上かかって、家に帰る時間も予想以上に遅くなることもあるでしょう。
夕ごはんを外食にするときは、子どもの寝る時間を考えて予定を立てることが大切です。
日中にあまり遊べていない
そんな子どもに長時間つき合って遊ぶママは大変かもしれません。まだ遊び足りていない子どもを、ママの気分で連れて帰る日も多いのではないでしょうか。
そもそも家から出るのが面倒臭くて、一日中家の中で過ごすという日もあるかもしれませんね。しかし、こういった過ごし方では3歳の子どもの体力は有り余っているため、夜になっても眠くならず寝る時間が遅くなることに繋がります。
また、ママは毎日の忙しさで疲れが溜まりがちですが、子どもの疲れは1日寝るとリセットされるので、たくさん遊んだ次の日も元気です。「昨日たくさん遊んだし」と次の日ゆっくり過ごすと寝つきがわるくなりますよ。