こいのぼりの洗い方。汚れたこいのぼりをきれいにして保管しよう
端午の節句が終わればこいのぼりを片付けないといけない時期。いざ片付けようとすると砂埃や鳥のフンなどのさまざまな汚れがついてしまっています。汚れたこいのぼりはそのまま片付けると、汚れが取れなくなってしまいます。今回は意外と知らないこいのぼりの洗い方と、きれいに保管して何年も使える方法をまとめました。
こいのぼりは洗ったりしていいの?
クリーニングや洗濯機は痛みの原因になる
こいのぼりは表面に特殊な加工や染め方がされていますので、クリーニングに出したほうがよさそうですが、プラスチックの部分が折れたり、金箔付きのタイプは金箔のところが剥がれたり変色の原因になりますのでおすすめできません。
また、最近のこいのぼりはナイロン素材やポリエステル素材のものが多いので、洗濯できるものがほとんどですが、洗濯機でグルグル回して洗う方法だと、金具の部分が傷ついたり、生地が傷んだりする原因になります。
こいのぼりはデリケートですので、ダメージを与えないようにするにはやさしく手洗いするのがおすすめです。
全体の汚れと洗濯できる素材か確かめよう
汚れ具合によって、丸洗いするか部分洗いもしたほうがいいのか考えましょう。洗えない素材の場合は軽く濡らしたタオルでやさしく丁寧に拭く程度にしておきます。
こいのぼりの素材は一般的にはポリエステル素材かナイロン素材ですので、汚れの種類や素材の特徴に合わせて洗濯しても大丈夫です。
どちらの生地も雨に濡れて色落ちすることはありませんが、酸性雨に濡れると汚れが染み付くことがあります。また、ナイロン素材は濡れた状態で重ねていると色移りすることがありますので注意が必要です。
洗うほどではない汚れが少ないものは?
金箔の加工がされている部分は擦ると剥がれる原因になりますので、注意しながらやさしく拭くようにします。汚れている部分を拭いた後は、少し濡れているかもしれませんので、色落ちや色移りすることがないようしっかり乾くまで陰干しします。干すときはシワを伸ばしておけば仕上がりがきれいになります。
こいのぼりは洗濯すると多少は生地のダメージに繋がりますので、無理に洗濯しなくてもいいのではないでしょうか。
自分で手洗いしてこいのぼりをきれいに!
中性洗剤を溶かしつけおきする
つけおき洗いをする時は約40℃弱のぬるま湯に、中性洗剤を薄めに入れて1時間程度浸してください。こいのぼり全体がお湯に浸っていないと汚れが落ちませんので、浴槽ですると広くてやりやすいです。
汚れがひどい部分があった場合はそこだけやさしく揉むようにするといいでしょう。中性洗剤入りのお湯に浸しているだけで汚れが落ちやすくなっていますので、金箔の部分は触れないように注意しましょう。
金箔部分は触らず軽く押し洗い
金箔の部分はただお湯に浸しているだけでも剥がれやすい状態になっていますので、できるだけ金箔の部分に触れないように気をつけましょう。金箔の部分が汚れていたとしても気になるかと思いますが、ちょっと触れるだけでも金箔が剥がれてしまいますので触れるのは我慢です。
こいのぼりをお湯に浸して1時間ぐらい経つと汚れが浮いてきますので、上から軽く押して汚れを落としましょう。
お湯に浸してすぐは汚れがまだ浮いていなくて、押しても生地をいためるだけですので、時間が経ってからが効果的です。
よくすすいでしぼらず陰干しをする
これを浴槽ですると栓を抜けば簡単にお湯を捨てたり、上から水をかけたり出来ますので手間がかからないですし、シャワーを使うことで楽に全体を流せるのでおすすめ。
すすいだ後はしぼると生地を傷めるので、水を切ってそのまま形を整えて陰干しします。こいのぼりを濡れたまま日光に当てると色落ちや色移りの原因になりますので、日陰で風通しのよい場所に干して早く乾くようにしましょう。