生理中に倦怠感があるのはどうして?仕事を乗り切る対策方法とは
産後に生理がはじまり、なんだかがっかりしてしまったというママはいないでしょうか。生理中はなんだかだるい、疲れやすい、イライラするなど体調不良とはまた違ったもどかしさを訴える女性が多くいます。仕事や子育てをしていても快適に過ごしたいママへ、生理中の倦怠感を乗り切るための対策方法をご紹介します。
生理前や生理中に倦怠感がある理由
倦怠感はPMSによる症状の一つ
倦怠感もPMSの一つで、これらは女性ホルモンの働きが大きく関係しています。生理前は女性が妊娠するための準備をしていて、卵胞ホルモンや黄体ホルモンによりホルモンバランスが大きく崩れます。
このホルモン変動の影響を大きく受けて、精神的、肉体的にさまざまな症状をもたらします。受精卵が着床しない、つまり妊娠が起こらないと症状が一気に治まることが多いため「月経前症候群」と呼ばれますが、なかには生理中にも倦怠感などが続く人もいます。
PMSは個人によって症状や程度が違う
また、まじめで几帳面な人やストレスが多い人の方がPMSの症状が重いともいわれていますので、そのときの精神的な状況、仕事や家庭の環境によっても左右されることがあるかもしれませんね。
男性はもちろん、PMSや生理痛などがない、または軽い人には、症状の重い人の気持ちやつらさはなかなか想像できません。
PMSは病気ではありませんが、症状が重い人にとってはとてもつらい期間です。症状や程度がさまざまであるからこそ、自分の症状をよく理解して対処していくことが大事ですね。
食べ過ぎやむくみで身体が重い場合も
生理前に鏡をみると、なんだかお腹や腰回りが大きくなったと感じるのは食べ過ぎやむくみが原因であるかもしれませんね。むくみで水分がたまり、便秘にもなりやすいので実際に体重が増えていることもあります。
この時期は精神的に不安定になる人も多いようです。太ったことに落ち込んだり、さらにやけ食いをしたりしてストレスが重なります。メンタルにダメージを受けることで、身体も気持ちも重く憂うつになってしまいますが、「これもすべてPMS」と割り切って気分転換することも大事ですよ。
仕事前や休憩中にできる倦怠感の対策方法
摂取する栄養を意識して食事をしよう
・鉄分:生理で失われがちな鉄分を補給して貧血やだるさなどの症状を改善します。レバーやひじき、プルーンなどに多く含まれます。
・大豆イソフラボン:女性ホルモンと似た働きをすることでホルモンバランスを整えることができます。豆腐、豆乳などの大豆製品に含まれます。
・カリウム:むくみの改善に欠かせない成分です。バナナやきゅうりを食べて、むくみからくる倦怠感を除去しましょう。
・ビタミンE:卵巣を健康に保ち、正常なホルモンバランスに整えます。オリーブオイルやアーモンドに含まれ、美容にも欠かせない栄養素です。
アロマの香りで気分転換も効果的
嗅覚による刺激が脳や精神に与える影響が大きいのはご存知ですか?アロマの香りで精神的な癒やしが期待できます。基本的には好きな香りでOKですが、なにを選んだらよいか迷ったら以下のアロマを参考にしてみてください。
・ペパーミント:清涼感のあるすっきりした香りでリフレッシュしたいとき。
・イランイラン:ホルモンバランスを整え、気持ちを落ち着かせます。
・ラベンダー:リラックス効果と安眠に。
・カモミール:気持ちを前向きに、生理痛も和らげます。
・ゼラニウム:憂うつな気持ちを消して、ホルモンバランスを整えます。
朝や就寝前のすきま時間で運動しよう
とはいえ、体調がすぐれないときに無理に激しい運動をすることはありません。むくみやだるさの原因は血行の悪さが原因になっているので、筋肉を気持ちよく伸ばすようなストレッチを行ってみてください。
まとまった時間が取れないママは、朝や就寝前のちょっとした時間に軽くヨガのポーズをとるだけでもOKです。朝は目覚めをよくして1日をポジティブに、就寝前はほどよい疲労感で安眠効果にも期待できます。