生理中に倦怠感があるのはどうして?仕事を乗り切る対策方法とは
生理で倦怠感があるときに気をつけたいこと
カフェインによる眠気覚ましは注意
ですが、生理前や生理中にはカフェインの摂取は控えた方がよいそうです。カフェインには興奮作用があるため、リラックスしたい生理前、生理中には逆効果になってしまうことも考えられます。
また、カフェイン効果の持続時間には個人差があり、8時間から長い人で半日以上続くことがあります。さらに効果が現れるまで3~40分程度かかるので、眠いときに飲んでも目を覚ますまでには時間がかかり、お昼以降に飲み過ぎると夜眠れなくなってしまうことも。
カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶やエナジードリンクにもたくさん含まれていますので、注意しましょうね。
倦怠感が長く続くときは別の病気の可能性も
日本人の約45.0%が「慢性疲労」を抱えているといわれています。疲れを癒そうとあれこれ試しても強い倦怠感が続くときは、低血圧や内分泌ホルモンの乱れ、心疾患や肺疾患など思いもよらない病気が隠れている場合があります。
これには肉体的な疾患だけでなく、うつ病や不安障害など精神的なものも含まれます。ママは睡眠不足に陥りやすいので、睡眠障害にも注意が必要ですね。
運動やハードワークによる疲労は休むことで回復しますが、病気が原因の場合は病気そのものを治療しなければ改善しません。
仕事や育児に影響が出そうなときは病院へ
しかし、無理をして万が一ダウンしてしまったら、家族が悲しみますよね。ママが疲れて仕事や家事も手につかない事態になってしまう前に、きちんと病院に行って検査や治療をするようにしましょう。
早期発見、早期治療が家族のためにも、ママ自身のためにも大切です。PMSも、強い症状に悩まされている場合は医療機関への相談ができます。
ほかの病気が潜んでいないかチェックできますし、身体に合う薬の処方などもしてもらえますので、気になる症状がある場合は病院にいくようにしてくださいね。
生理が重い日は休暇取得も検討しよう
生理の日はパフォーマンスが下がる
生理になると、最初の2~3日は特に症状が重くなりがちですよね。こんな状態でも、仕事を休めないからと、無理をして働くママも少なくないでしょう。ですが、生理の日はパフォーマンスが下がってしまうため、かえって仕事に集中できるようしっかり休んだ方がよいともいわれています。
日々、仕事と育児に追われているママは、仕事だけでも休めると、少しは余裕が出てくるのではないでしょうか。重い生理に悩んでいるママは、生理休暇を取得して仕事を休むことを検討してみてくださいね。
生理休暇の取得方法とは
ですが、生理期間中は必ず休めるというわけでもありません。生理のため、「著しく就労が困難な場合」にのみ適応されるので、注意しましょう。また、生理休暇中の休業補償は労働基準法には規定されていないため、有給休暇扱いになるかどうかは企業によって異なります。
申請は、生理による体の不調はその日にならないと分からないことも多いため、当日に口頭や電話で上司に申し出てもOKです。もし、生理周期などがわかっていれば、この辺りで取得をお願いするかもしれないことを伝えておくのもよいでしょう。
困ったときは専門家に相談
もし、職場の理解を得られない、パワハラやセクハラを受けるようになったなど、困ったときは職場の労務課や社内カウンセラーに相談しましょう。職場の関係者に相談することに抵抗がある場合は、外部の専門機関を利用するのもよいですよ。
最近では、専門機関に女性が生理になったときの関わり方を相談する男性も増えてきているようです。生理休暇をめぐってトラブルがあったときにはひとりで抱え込まず、早めに専門家に相談してくださいね。
まとめ
生理が重い日は生理休暇取得も検討してみましょう。ほかの女性が生理に困っているときに、生理休暇を取得しやすいよう助け合うことも大切です。ママが働きやすい環境が広がっていくとよいですね。