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菓子パンの冷凍保存は味が落ちない。美味しさを保つテクニックとは

菓子パンの冷凍保存は味が落ちない。美味しさを保つテクニックとは

菓子パンは美味しくて手軽に食べられるので、日ごろ購入しているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、菓子パンは時間が経つと乾燥したり傷んだりして、いつの間にか食べられなくなってしまうこともありますね。この記事では、菓子パンを冷凍保存して美味しく食べきるテクニックをお伝えします。

菓子パン冷凍保存で美味しさを長持ちさせる

菓子パンって冷凍保存できるの?

お店に行けばクリームパンやジャムパン、メロンパンなど色々な種類の菓子パンが売られていますね。

スーパーなどのパンコーナーで売られているメーカーのパンは消費期限が数日間ありますが、袋を開けると日持ちしません。また、お店で焼いているパン屋さんで売られているパンもあまり日持ちせず、時間が経つと乾燥して風味が落ちてしまいます。買ってすぐに食べない場合は、ラップや袋に入れて涼しい場所に保管しておき、できれば当日中に食べきることが望ましいでしょう。

しかし、食べきれないときや日持ちさせたいときもありますよね。そこで、冷凍保存によって鮮度を保つことができます。食べたいときにいつでも美味しく食べられるので、菓子パンの冷凍保存はおすすめですよ。

冷蔵保存より冷凍保存が美味しい

パンは冷凍すると美味しさが保たれます。それもなるべく焼き立てを冷凍するのがおすすめです。

パンは焼いたときから少しずつ水分が失われていき、乾燥すると硬くなってしまいます。また、パンに含まれるデンプンは、温度の低下により品質が損なわれてしまいます。そうすると、ボソボソとした食感になり美味しくなくなるのです。

しかし、0℃以下の低温の状態ではこの品質の劣化を防ぐことができます。そこで、焼き立ての菓子パンを急速で冷凍すると乾燥や劣化を防ぐことができ、美味しさを保つことができるのです。

逆にパンの保存に向かないのが冷蔵保存です。冷蔵保存は乾燥や品質の劣化がより進むので冷蔵庫に入れないようにしましょう。

冷凍保存した菓子パンの保存期間は?

冷凍保存した場合の保存期間は、2週間から1カ月以内が目安となります。菓子パンは食パンなどと違って味が落ちやすいため、なるべく早めに食べきるようにしましょう。

また、菓子パンの中に入っている食材によっては傷みやすいものもあるので、食べてみて味に違和感を覚えるようなら食べるのをやめましょう。

スーパーなどで売られている菓子パンの袋に表示されているのは、賞味期限ではなく消費期限です。賞味期限は美味しく食べられる期間であり、期限を過ぎても食べられないわけではありません。しかし、消費期限は品質が劣化しやすい食品につけられ、安全に食べられる期間を示しています。

消費期限が切れている菓子パンを冷凍保存しないように気をつけてくださいね。

美味しく食べるための菓子パン冷凍保存方法

菓子パンを袋のまま冷凍しない方がよい理由

菓子パンは買ってきた袋のままの状態ではなく、必ず袋から出して密閉できる方法で冷凍するようにしましょう。

買ってきた袋のままだと、パンが空気に触れて冷凍焼けを起こしてしまいます。冷凍焼けとは、冷凍した食品が酸化して品質が損なわれることです。

冷凍焼けを起こすと、菓子パンが乾燥し変色したりにおいがついたりしてしまうことがあります。パンが美味しくなくなってしまうので、冷凍保存をすること自体ができないと勘違いする方もいます。本当は冷凍の方法に問題があるのですね。

冷凍焼けは冷凍保存する食材全般に当てはまることです。冷凍する際には、食材を空気に触れさせないことや水分を取っておくこと、早く凍らせることが大切です。

冷凍庫に入れる前のひと手間がポイント

菓子パンを上手に冷凍するには、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。ポイントは冷凍庫に入れる前のひと手間を加えることです。

まず、菓子パンを一個ずつラップで空気を入れないようにぴったりと包みます。たくさんあるときは一個ずつラップで包むのは面倒かもしれませんが、このひと手間が美味しさをキープしてくれます。次に、ジッパー付きのフリーザーバッグに適量の数を入れ、空気を抜いて閉じましょう。

菓子パンを早く凍らせるためには、熱伝導率のよい金属トレイを使います。金属トレイの上に保存袋をのせて凍らせましょう。

生クリームや果物を使った菓子パンは、完全に解凍すると風味を損なうことがあるので、気になる場合は冷凍しない方がよいでしょう。

菓子パンを包む素材にもこだわる

上記の冷凍保存方法をする際に、菓子パンを包む素材にもこだわることで、より美味しさをキープすることができる場合があります。例えば、市販のラップの中には、食材の水分をしっかり保ち酸素やにおいを通しにくい優れた商品があります。

また、フリーザーバッグにおいても、厚手の素材で乾燥や酸化を防止し、冷凍からレンジでの解凍まで使える商品など機能性の高いものが売られています。このような商品を使ってみるのもよいかもしれませんね。

ほかにも、アルミホイルを使って冷凍保存をすると美味しく食べられますよ。熱伝導率の高いアルミホイルによって急速に冷凍でき、乾燥からも防いでくれるからです。菓子パンを一つずつアルミホイルで包んで冷凍するだけなので簡単ですよ。

菓子パンを美味しくする解凍方法

自然解凍でも美味しさは変わらない

解凍する方法では、自然解凍がより美味しさを保ったまま解凍できるようです。自然解凍は特に何も手を加えることがないので便利ですね。

室温にもよりますが、だいたい常温で3時間ほどもおけば解凍できるので、これを目安に食べる前にはあらかじめ冷凍庫から取り出しておきましょう。冷たく感じる場合は、オーブントースターで少し温めなおすとよいですよ。

一方、パン生地が薄くチョコレートやカスタードなどクリームがたくさん入った菓子パンは、半解凍の状態で食べるとシューアイスのような食感を楽しむことができますよ。そのまま食べるより美味しく感じるという意見もあるのでおすすめです。冷たい状態で食べられるので、夏場には子どもの美味しいおやつになりそうですね。
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