赤ちゃんが冬でも寝汗をかいたらどうする?寝汗の対処方法と注意点
赤ちゃんの冬の寝汗で気をつけたいこと
赤ちゃんの寝冷えを予防しよう
そんなときに、部屋が冷えていたり寝汗をかいたままで寝ていたりすると、通常の体温の変化以上に体が冷えてしまいます。このように寝ている間に赤ちゃんの体が冷えてしまうことを「寝冷え」といいます。
赤ちゃんは明け方に体が冷えてしまっても、自分で布団をかけることはできません。寝るときには肌着やスリーパーを着せて調整してあげましょう。
また、寝ている間、暖房機器をつけておくのもよいでしょう。しかし部屋が乾燥しすぎてしまうと、喉が痛くなったり肌が乾燥してしまったりします。加湿器と併用して湿度を50~60%に保つようにしてくださいね。
あせもにならないように注意してあげよう
新生児は大人より1枚多く、そこまで活発に動かない2~4カ月の赤ちゃんなら大人と同じくらい、その後は大人より1枚少なくします。これは目安ですので、じっとり汗ばむようでしたら調整してあげてくださいね。
寒い冬にふわふわ起毛のシーツの上で寝ると、暖かくて心地よいですよね。しかしこれは汗を吸わないので赤ちゃんにはおすすめできません。
あせもができやすい場所は、お肉がたくさんついているももやおなか、あごの下など皮膚がくっつく部分、おむつまわりです。汗をかいたときには、これらの部分に注意しながらふいてあげましょう。
寝汗が原因で脱水症状になることも
赤ちゃんが冬に起こす脱水症状の原因として、室内の温度が高すぎたり寝汗で大量の水分を失ったりということがあります。
脱水の症状が軽度~中度の場合、おしっこの量と回数が減り色が濃くなります。また食欲不振、便秘気味、不機嫌で泣きやまないなどの症状も現れます。このような場合は涼しい場所で体を冷やして水分をあげましょう。
重度になると、おしっこが出なくなります。また、目がくぼんだり肌が弾力を失って乾燥したり、涙や汗が出なくなったりするので、早めに病院で受診しましょう。
まとめ
ママにとっては快適でも赤ちゃんにとっては不快なこともあります。自分が寒いと思うとついつい「暖かくしてあげよう」と思ってしまいますが、赤ちゃんの体は大人とは違うことを忘れないでくださいね。
また、寝冷えやあせも、脱水症状は、寝汗が原因で起こることがあるので気をつけましょう。
赤ちゃんが快適に過ごすために、服や布団を調整することも大切ですが、赤ちゃんの様子を観察するのが一番です。眠っている赤ちゃんが寝汗をかいていないか、そっと確かめてあげてくださいね。