ひとりっ子の公園デビューも安心!友だちを作るコツやトラブル対処法
子どもを連れて初めて公園に出かけるときには、少し緊張しますよね。ましてや、ひとりっ子であれば友だちとの遊び方やママ友との付き合い方について、心配になってしまいます。そこで、ひとりっ子を持つママのために、親子で無理なく公園デビューをするコツやトラブル対処法についてご紹介します。
親子で無理なく公園デビューするコツとは
同年代がいそうな時間をねらって遊びに行く
一つ目のコツは、同年齢の子どもが多く集まる時間帯をねらって公園にお出かけすることです。同じ公園でも、時間帯によって遊んでいる子どもの年齢層ががらりと変わるんですよ。
幼稚園や保育園に入園する前の親子が多く集まるのは、午前中です。お昼を過ぎると降園後の親子が増え、夕方近くなると学校を終えた小学生が遊ぶようになります。
歩き始めの子どもが幼稚園児や小学生が遊んでいる中にいると、ぶつかったりボールなどが飛んできたりして危険です。子どもがまだ小さければ、午前中に公園デビューをした方がよいでしょう。
おもちゃの貸し借りをきっかけに
公園でのおもちゃの貸し借りは、子どもにとって社交性を学ぶよい場です。「そのおもちゃ、貸してくれる?」「いいよ。一緒に遊ぼう!」と言葉を交わすことで、友だちとの付き合い方を学んでいきます。
公園では、おもちゃの貸し借りがよく行われます。我が子の分だけではなく、新しいお友だちの分も含めて少し多めに持っていった方がよいでしょう。なお、おもちゃには名前を書くのが原則ですが、防犯上の理由から目印だけをつけているママもいます。
すぐに友だちができなくても気にしない
我が子が友だちの輪から少し離れてひとりだけで遊んでいると、ママとしては気になりますよね。このようなときには、少し離れたところからしばらく様子を見守りましょう。
子どもにとって、ひとり遊びは決して悪いことではありません。我が子の表情を観察し、楽しく遊んでいるようであれば、ひとり遊びに集中している証拠です。
友だちと楽しく遊べるようになるのは、5歳を過ぎてからだといわれています。それまでは、ひとり遊びをする我が子を優しく見守ることも大切です。
ひとりっ子ママが子どものためにできること
ママが友だちと遊ぶきっかけを作る
もし我が子が周りの子どもと遊びたい様子であれば、ママがきっかけを作るとよいでしょう。友だちとのコミュニケーションが得意ではない子どもでも、ほんの少しのママの工夫で一緒に遊べるようになるかもしれません。
仲間に入れてもらうきっかけ作りは、ママが率先してモデルを示すとよいでしょう。「その遊び、楽しそうだね」「仲間に入れてもらえるかな?」とママが声かけすることで、遊びへの加わり方を学ぶことができます。まずは、ママ自身が遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
友だちを作りやすい場所に出かける
保育園や幼稚園に入園する前の子どもであれば、プレスクールに参加するという方法があります。「慣らし保育」とか「プレ幼稚園」と呼ばれているところもありますが、就園前の子どもたちを預かってくれます。
また、お住まいの市区町村が運営している児童センターや児童館を利用してみてください。同年代の子どもと交流できるだけではなく、同じ悩みを持つママ友と出会えるかもしれません。
さらに、公民館では小さな子ども向けの様々な催しを開催しています。市区町村の広報誌やホームページなどで確認してから出かけましょう。
家庭で築く親子の信頼関係が大切
親から過干渉や放任されて育った子どもは、大きくなって友だちと上手に信頼関係が作れないことが多いようです。これでは、友だちと遊ぶ機会がどんなに多くても、友だちとトラブルばかりを起こしてしまうことだってあります。
家庭で親子関係を築くためには、遊びを通した親子の触れ合いが効果的だそうです。ママやパパが子どもとくすぐりっこをしたり、抱っこやおんぶをたくさんしたりすることで、親子の信頼関係がより強くなっていくでしょう。
公園での人付き合いで覚えておきたいこと
友だちとトラブルになった場合には
ときには、遊具やおもちゃを奪い合うことだってあるでしょう。順番を守らずに喧嘩になることだって考えられます。このようなトラブルを子どもの学びの場にしていくためには、ママやパパの関わり方が大切です。
友だちとのトラブルの際には、子ども同士で話し合い、解決させることが基本です。喧嘩の度にママが仲介していたのでは、子どもの問題処理能力が育つ場を奪うことになります。
自分の考えだけを通そうとしても楽しく遊べないことや、我慢をすることも大切であることを学ばせるためにも、ママやパパは見守ることが大切ですよ。