ブラトップが臭くなるのはなぜ?においを消す方法と予防するコツ
産前産後のママは便利なブラトップを使う機会が多く人気があるようです。しかし、長く使っていると洗濯してもブラトップが臭くなることがありませんか?臭くなる原因を知って予防できたらよいですよね。この記事ではにおいの原因と消す方法、予防するコツをお伝えします。
ママに人気のブラトップが臭くなる原因とは
そもそも胸と脇部分の汗は臭くなりやすい
また、エクリン腺から出る汗の成分はほとんどが水分であるのに対し、アポクリン腺から出る汗の成分は水分以外にタンパク質や脂質を多く含み、雑菌が分解することで独特のにおいを発します。そのため、アポクリン腺のある部分はほかの部分より汗のにおいが気になりやすくなります。
ブラトップは肌に密着するので、胸元が蒸れやすく皮脂や垢によって雑菌が繁殖しやすい状態になります。そこにタンパク質や脂質の混ざった汗が加わると、繁殖した雑菌がそれらを分解して臭いと感じるのです。
長く使っていると雑菌が繁殖して臭くなる
それは、アポクリン腺から出るタンパク質や脂質を含んだ汗が普通の洗濯では落ちにくいからです。さらに、ブラトップは洗濯ネットなどに入れて洗うため、しっかりと汚れを落とすことが難しいようです。汚れが蓄積されていくと、雑菌も繁殖しやすくなります。
また、ブラトップはカップと生地が重なっているので、通気性が悪くなかなか乾きにくいのが特徴です。部屋干しをするとなおさら乾きにくく、雑菌が繁殖して生乾きのような臭いにおいがついてしまうのです。
これはブラトップに限ったことではなく、パッド入りなど厚みのあるブラジャーにも当てはまるようです。
体臭や加齢臭がにおいの原因の可能性もある
加齢臭というと男性のものと思われがちですが、女性にもあります。加齢臭の要因は皮脂の酸化ですが、女性ホルモンには体内の酸化を引き起こす活性酸素を抑える働きがあります。歳を取ると女性ホルモンの分泌が低下するので、皮脂が酸化しやすくなり加齢臭がするのです。さらに、疲労やストレスは加齢臭を悪化させるといわれています。
体臭が気になる場合は、自分の生活を見直してみると改善されるかもしれませんね。
子育て中でも簡単に挑戦!においを消す方法
洗濯前に漂白剤を溶かしたお湯で浸け置き
バケツや洗面器にお湯(50~60℃)を入れて酸素系漂白剤を溶かし浸け置きするだけです。酸素系漂白剤は衣服の傷みや色落ちがしにくいのでおすすめです。そのまま1~2時間ほどつけた後、いつもの洗濯物と一緒に洗濯機で洗いましょう。
長く使っていたブラトップだと、1~2時間浸けて置いただけでお湯が茶色く濁っていることがあります。汚れが取れた証拠なのですっきりしますよ。
部分洗いに特化した固形石鹸を使って手洗い
バケツや洗面器にぬるま湯とブラトップを入れて、固形石鹸で優しく洗いましょう。においや汚れが気になる部分は念入りに洗います。洗濯用の固形石鹸は適度に水に溶けやすく洗いやすいです。価格も100円前後で売られていますよ。
「ウタマロ石鹸」は、頑固汚れも落ち洗うだけで除菌や消臭効果が期待できるそうです。洗い上りが白く清潔感があります。「ミヨシのマルセル石鹸」は洗浄力があり、蛍光増白剤が入っていない分お肌に優しく子どもの衣類にも使えるところが特徴です。
干す前に消臭除菌スプレーをかけると効果的
最近売られている消臭除菌スプレーは効果も優れているようです。部屋干しだけでなく、これからの梅雨時期にはなにかと役立ちそうですね。
市販の消臭除菌の成分があまり好みではない方やお肌が敏感な方には、重曹を水に溶かしたものをスプレーボトルに入れて使う方法もありますよ。重曹には消臭の効果が期待でき、お肌にも優しいです。掃除にも使えるので用途の幅が広がりそうですね。