子どもをあだ名で呼ぶのはあり?名前の呼び方や守るべきマナー
子どもの名前に「ちゃん」や「くん」をつけて呼んでいるママは多いですね。「ちゃん」や「くん」だけでなく、個性的なあだ名で呼んでいるご家庭も少なくありません。ただ、子どもをあだ名で呼ぶことによい印象を持っていない人もいるようです。今回はあだ名のつけ方や気をつけるべきマナーについてご紹介します。
ママたちは子どもの名前をどう呼んでいる
「ちゃん」「くん」呼びが多数を占めている
子どもの名前に「ちゃん」「くん」をつける理由を尋ねると「愛情表現をするため」「人を呼び捨てにするのが苦手だから」「赤ちゃんのときかわいくて『ちゃん』をつけ、そのまま」などの意見を聞くことができました。
「ちゃん」「くん」をつけて呼ぶママの中には、家の中と外で呼び方を変えている場合もあるようです。例えば「家の中では『ちゃん』をつけて、外では呼び捨て」という意見で、子どもの年齢が上がるとこうしたケースは増える傾向があります。
胎児ネームをあだ名にするママも
性別を知っていればパパとママですでに名前を考え、呼んでいたかもしれませんね。一方でとりあえずあだ名で呼んでおいて、出産後にあだ名をもとに名前を決めたパパやママもいるようです。
例えば、お腹の中にいる赤ちゃんを「胎児」と呼ぶことから、ある夫婦はお腹の中のわが子に向かって「たいちゃん」と呼びかけていました。そこで生まれてきた赤ちゃんに「たいすけ」と名前をつけたそうですよ。
また別の夫婦は、生まれてくる子どものあだ名を「よーちゃん」にしたいと考え、出産前からお腹の子どもに「よーちゃん」と呼びかけていました。出産後、女の子であったため名前を「ようか」としたそうです。
子どもの成長に合わせあだ名を変えることも
親子では子どもの成長に合わせて呼び名を変化させることがあります。弟が生まれたことで、これまで名前で呼ばれていた女の子の愛称が「おねえちゃん」となるのはよくあることです。
また状況によっても呼び名は変わります。ママと子どもが普通に会話をしているときは「みーくん」、ママが叱るときには「みなと!」、じゃれ合って遊ぶときは「みんみん」など、使い分けることでメリハリがつきます。
このようにあだ名は立場などに応じて柔軟に変化し、ときには呼ばれる子どもの意識にも影響を与えるようです。
あだ名をつけるときのパターンやポイント
「っきー」「っち」「たん」を愛称に使う
愛称として使いやすいパターンの一つが、名前の語尾に「っきー」「っち」「たん」をつけた呼び方です。単純に「ちゃん」や「くん」をつけるよりも特別感が出ますよ。
「っきー」は2文字目に「き」がつく名前にぴったりです。秋子は「あっきー」、真紀は「まっきー」という具合に、かわいらしいイメージになります。
「っち」や「たん」も語尾につけるとかわいいです。真理子は「まりっち」、由香は「ゆーたん」など、親しみやすいので子どものお友だちやママ友も呼びやすそうですね。
得意なことや好きなものから考える
見た目からあだ名をつけた例が「ちびまる子ちゃん」です。本名は「さくらももこ」ですが、家族や友だちからは「まる子」と呼ばれていますね。ちびだから「ちびまる」さらに女の子だから「子」をつけたのだそうですよ。
ほかには、子どもの愛らしい見た目から「王子」や「姫」というあだ名をつけるママもいます。遊んでいるとき使うと子どもがご機嫌になりそうですね。
子どもの好きなものからあだ名をつけるなら、お花の大好きな女の子なら「花ちゃん」、本が好きなら「博士」や「先生」などもよいですね。
呼びやすいあだ名で親近感をアップさせる
一般的にあだ名で呼び合うことで親近感は増しますね。そして呼び方で親密度が上がるのは親子でも同じです。
子どものあだ名は家族だからだけでなく、幼稚園や保育園で親しくなったお友だちなどからも何千回、何万回と呼ばれることになります。そのためあだ名は、呼びやすく、覚えやすいものにすることがポイントです。
呼びやすく覚えやすいあだ名は、簡潔なものが多いです。例えば「そうのすけ」という比較的長い名前であれば「そうくん」など短くすることで親しみがわきます。気軽に呼んでもらえることを考えてつけるとよいですね。