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幼稚園の登園時に子どもが号泣!理由と対処法を知って笑顔で送ろう

幼稚園の登園時に子どもが号泣!理由と対処法を知って笑顔で送ろう

朝の忙しいときに幼稚園に行きたくないと号泣されるとママも泣きたくなってしまいますよね。できれば笑顔で、行きたくない理由や子どもの性格に合わせて上手に対処したいものです。子どもの気持ちを盛り上げ、笑顔で登園できるよう、号泣する理由やおすすめの対処法などをご紹介します。

初めての幼稚園で子どもが号泣する理由とは

初めてママと離れることへの不安

いつも一緒にいるママや大好きなパパと離れることは、子どもにとってつらいものです。ママやパパと離れると不安になり泣いてしまうことを「分離不安」「母子分離不安」と呼ばれています。

赤ちゃんのころから、ママが見えなくなると泣いてママを追いますよね。赤ちゃんのうちはママがどこかに行っても戻ってくるということが理解できないので、いつまでも泣き止まずにママを追ってしまいます。

2歳くらいになると、だんだんママが戻ってくることが理解できるようになり、分離不安が落ちついていきます。

小さいころに分離不安が強いと、幼稚園に通う歳になっても分離不安が残っていたり、幼稚園や引っ越しなどの環境の変化でまた出てくることがあります。

初めての先生に緊張してしまう

入園したてや進級で、初めての先生に緊張してしまう子も少なくありません。先生によって性格も子どもへの対応も違います。

いつまでも先生に慣れない場合は、なにかのきっかけで先生が苦手になってしまった可能性があります。

それをママに伝えてくれればよいのですが、年少さんだとまだ難しい子もいるでしょう。子どもが先生に緊張を感じてしまうのは、以下のようなことが考えられます。

・初めて家族以外の人に叱られ、驚いてしまった。
・家では大丈夫なことが、幼稚園ではだめといわれた。
・先生が子どもの気持ちに気づけず、適切な対応ができなかった。

先生が声をかけても返事ができなかったり、近づこうとしなかったりするのなら、緊張している可能性があります。

初めてのお友だちへの接し方がわからない

幼稚園には今まで遊んだことがないようなタイプの子どももいますよね。気の強い子や乱暴な言葉を使う子、意地悪をする子など色々です。

幼稚園に行く歳になると、グループで遊べるようになります。誰とでも積極的に遊べる子もいますが、引っ込み思案な子もいるでしょう。

ひとりで遊ぶのもいやだけど、どのようにグループに入っていけばよいのか分からず、不安に感じているかもしれません。

迎えに行ったときにひとりでいることが多ければ「今日は誰と遊んだの」「仲良しの子はいるのかな」など、さりげなく聞いてみましょう。

意地悪をされて悩んでいるようなら「もしいやなことをされたら、やめてって言っていいんだよ」と伝えると、安心するかもしれませんね。

登園時の号泣はママの行動が原因なことも

心配でママが子どもから離れない

子どもが不安そうにしていたり、泣いていると、気になってなかなか立ち去りづらいものですよね。「あんなに泣かせてしまって可哀想」「あのままずっと泣いていたらどうしよう」と心配になり、せめて泣き止むまではと子どもから離れないママがいます。

しかし、それがかえって泣く理由になってしまっている場合があります。子どもからしてみれば泣き続けたら「ママから離れないですむ」「家に連れ帰ってくれるかもしれない」と誤解をしているかもしれません。

ほとんどの子はお母さんが見えなくなると諦めて泣き止み、なにごともなかったようにケロっとして遊ぶようです。

ママがいつまでも立ち去らないと、登園のたびに儀式のように号泣し続けてしまうことがあります。

泣く理由を尋ねたり子どもに謝ってしまう

泣いてる子どもに「どうして泣くの?」と理由を尋ねるママがいます。子どもがママに幼稚園に行きたくない理由を自分で伝えることができるなら、登園したときに泣きださないはずです。

このような質問は、先生方も困ってしまいます。泣くということはなにか不快なことがあるからですよね。理由を尋ねるといやなことにスポットが当たってしまいます。

また、泣いている子に「ごめんね、バイバイ」と謝って去るママがいます。子どもは「ごめんねは悪いことをしたときにいう言葉」と思っています。

ママも子どもが悪いことをしたときに「ごめんねは?」と言っていませんか?ママが「ごめんね」と言って立ち去ったら子どもは困惑してしまいます。「ごめんね」は言わないようにしてくださいね。

泣くことにイライラして怒ってしまう

毎朝登園のたびに泣かれてしまうと、困ってしまいますよね。「ほかの子は楽しそうに幼稚園に行くのに、なんでうちの子だけ泣くの」とイライラしてしまうママもいるのではないでしょうか。

なにをやっても泣き止まない子どもに「いつまで泣いてるの?」「お友だちは泣いてないでしょ!おかしいよ」などと怒ってしまうのは逆効果です。

子どもは自分の気もちをママに分かって欲しいですし、ママが怒るのが悲しくてますます泣いてしまいます。

イライラしてそのまま立ち去ってしまうママもいるようですが、そうなると子どもは不安になってしまうので「ママはもう行くからね」と声をかけましょう。

笑顔は難しいかもしれませんが「いってらっしゃい」は必ず言いましょう。

登園時、急に「行かない」と号泣したら?

体調不良になっていないかチェックする

幼稚園に行きたくないのは気持ちの問題だけではなく、体調が優れないことが理由のときもあります。

子どもはうまく体調不良を伝えられません。気づかずに登園してしまい、体調を悪化させてしまうことがあります。

子どもの様子がおかしいと感じたら、体を触りながら以下のようなことをチェックしましょう。

・熱はないか
・食欲はあるか
・下痢や便秘をしていないか
・腹痛
・嘔吐
・寝不足になっていないか
・夜泣きなどで寝不足になっていないか

腹痛や頭痛などを訴えても、幼稚園を休むと症状がなくなる場合は、精神的なものが原因になっている可能性があります。

幼稚園の先生や医師に相談し、必要であれば心のケアをしてくれる施設を紹介してもらうことも考えましょう。

病気でなくても休ませて様子を見るのも一つ

熱はないし、食欲もあるけど幼稚園に行きたがらないときは、ほかに以下のような理由があるのかもしれません。

・週末や連休明け
家でゆっくり過ごしたあとは、朝早く起きたりママと離れたりするのが嫌になることがあります。

・環境の変化
幼稚園に通いだしたことや、引っ越しや弟や妹ができたなど、家庭環境の変化が原因かもしれません。

・幼稚園でいやなことがあった
給食で好きではないものがでたり、先生に叱られたりしたのかもしれません。

・疲れている
慣れない園生活で疲れがたまっている可能性があります。

休み癖がつくのではと心配になるかもしれませんが、無理して行かせると行き渋りが長引くことがあるので、2、3日ゆっくり休ませ様子を見るほうがよい場合もあります。

休めないときは家族や先生に相談する

休ませたくてもできないときもありますよね。とくに、働いているママは難しいのではないでしょうか。

子どもが先生を「安心できる存在」と思えるようになることが、園生活を楽しくする大きな要因になります。登園拒否があったら正直に状況を伝え、相談しましょう。

先生は子どもを気にかけてくれ、園での様子を報告してくれるはずです。子どもには「先生にちゃんと言っておいたから大丈夫だよ」と伝え安心してもらいましょう。

ママのストレスが溜まる前に、パパに話を聞いてもらうことも大切です。相談にのってくれるのはもちろん、もしかしたら、パパが仕事を休んで子どもを見てくれるかもしれません。

ひとりで悩まず、周りに頼れる人たちがいることを忘れないでくださいね。
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