子どもとの添い寝は暖かいだけじゃない!嬉しい効果と卒業する時期
子どもが誕生してから、寝かしつけで子どもと添い寝をするママは多いですよね。とても暖かく、いつまでも一緒に寝ていたくなります。でも、いつまで続けるべきなのか悩んでしまいますよね。そんなママのために、添い寝のメリットやデメリット、添い寝を卒業する時期についてご紹介します。
目次
- いつまで一緒?嬉しい添い寝のメリットとは
- 子どもが望む間は添い寝派のママは半数以上
- 3歳までに感じた愛情は心の成長に影響する
- 子どもの肌に触れるとママの癒し効果にも
- 成長してきた子どもとの添い寝のデメリット
- ママに合わせて子どもの睡眠リズムが乱れる
- 狭さと寝苦しさでママの睡眠の質が悪くなる
- いつまでも続けると子どもが依存体質になる
- 添い寝卒業に向けて環境作りの工夫をしよう
- 子どもの好きなぬいぐるみを枕元に置く
- 子どもに合わせた快適な室温に調節
- 寝るまでの流れを毎日同じにする
- 添い寝の卒業はいつごろがよいの?
- 4~5歳からはひとり寝の準備に入ろう
- まず上の子と一緒に寝てみるのもおすすめ
- 子どもの個性に合わせて少しずつ挑戦しよう
- まとめ
いつまで一緒?嬉しい添い寝のメリットとは
子どもが望む間は添い寝派のママは半数以上
子どもにとって、添い寝はママの温もりを感じながら眠れる至福の時間です。幼いうちは、ママや家族で添い寝をする、というのは日本ではごく当たり前の日常ですね。
アメリカなどの欧米圏では、子どもと添い寝をする習慣はあまりありません。個性や文化の違いから、添い寝に対する考え方は180度変わってくるのです。
子どもと添い寝をすると、夜のお世話が楽ですし、子どもの様子がすぐ分かるので安心なのですが、添い寝の文化は日本ならではのようですね。
3歳までに感じた愛情は心の成長に影響する
赤ちゃんのころからママと添い寝をすることで、ママの匂いや体温を近くで感じ取り、不安な気持ちを解消します。ママの添い寝は、赤ちゃんにママの愛情として伝わっていくでしょう。
そして、3歳までは身体感覚が優れており、赤ちゃんのころから体感している、ママの添い寝という愛情は、子どもの心の成長に最も影響します。愛情を感じて育つことで、情緒が安定し、心が穏やかになっていくいわれています。
ママの愛情を日々感じることは、ママと子どもの絆を強くするでしょう。絆を深めることで、子育てが順調に進みやすくなります。ママも育児にやりがいを感じる瞬間ですね。
子どもの肌に触れるとママの癒し効果にも
産後のママは、オキシトシンというホルモンが多く分泌されます。このホルモンは、子どもを愛する気持ちを育むホルモンといわれています。
オキシトシンが分泌されると、子どもが愛しいと思うだけでなく、ママの気持ちをリラックスさせたり、イライラを解消したり、産後の体調を回復させたりする働きもあるようです。
オキシトシンは子どもの肌に触れることで、分泌が増加しやすくなります。子どもと添い寝をしているときに、子どもの頭をなでたり、体を密着したりすると効果的ですよ。
成長してきた子どもとの添い寝のデメリット
ママに合わせて子どもの睡眠リズムが乱れる
しかし、子どもが眠りについた後のママの行動で、子どもの睡眠リズムが乱れてしまうことがあります。子どもが眠った後は、ママにとっては自由時間です。好きなことをしたり、日中できなかった家事をしたりと、やりたいことがあるために、つい子どものそばを離れてしまいますよね。
ママが布団を出入りする音は、子どもの眠りを妨げることがありますし、夜中に目を覚ましてママを探すこともあります。添い寝を中断することは、子どもを起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
狭さと寝苦しさでママの睡眠の質が悪くなる
子どもの体は日々成長していき、どんどん大きくなります。それに合わせて寝方も変えていかないと、ママはぐっすりと寝ることができず、睡眠の質は悪くなりますよ。
良質な睡眠は、必要な睡眠時間をきちんと取ることから始まります。これができないと、朝起きても疲れが取れておらず、頭もボーっとすることが多くなります。昼間に眠気を感じ、昼夜が逆転してしまうかもしれません。
ママが眠れなくなってきたら、添い寝をやめる時期が来たのかもしれませんね。
いつまでも続けると子どもが依存体質になる
添い寝をしていると、布団を掛け直したり寝相を正したりと、つい子どものお世話をしがちですよね。
ママならではの優しさではありますが、子どもにとってはこれが当たり前になってしまい、自分で行動する能力を育むことができなくなってしまいます。眠るときの些細なお世話ですが、長い間続けることで、依存体質が身についてしまうのです。
添い寝を急にやめることは難しいかもしれませんので、「いつかはやめるのだから」という先を見越して、少しずつ夜のお世話をなくしていき子どもの自立心を育ててみましょう。