子どもの人見知りはいつまで続く?克服するためにママができること
親自身が人見知りをしている場合も
近所の人に会ったとき、自発的に「おはようございます。今日もよい天気ですね」などと、自然と声かけができているでしょうか。人と会っても見て見ぬふりをしていれば、子どもも同じような行動をとってしまうでしょう。
また、公園などの子どもが多い場所で、周りの子どもや大人に声をかけているでしょうか。こうした環境の中で自発的に挨拶をすることなく、親が殻に閉じこもっていたら、子どもも真似をしてしまいます。まずは、親が気さくに話すお手本を見せられるとよいですね。
子どもが安心するまで一緒にいる
こうした経験を積み重ねることで、少しずつ「ママやパパはいつでも一緒にいてくれる」「どんなときも味方でいてくれる」と実感できるようになり、子どもは安心し、主体性を育むことができます。
子どもの性格によって、人見知りの程度は様々です。親が常に子どもに寄り添っていても、不安を感じて離れられない子どももいます。
不安を感じやすい子どもには、無理やり人見知りを克服させようとするのではなく、不安を受け止めながら本人と向き合い、どうすればよいのか時間をかけて考えていきましょう。
【先輩ママに聞きました】親として、どんな子どもの人見知り対策をしてきましたか?
「人見知り対策をしていない」と回答したママの体験談
- 人見知りは生まれながらの性格だと思っているので、無理に治そうとはしていません。 人見知りは心の整理が着いていない時の心の状態なので、無理に治すものではないと思っています。
- どうやっても無理なものは無理な感じがしたので、特に対策しませんでした。時期が来たら、それほど人見知りもしなくなりましたが。でも支援センターに遊びに行ったり、色々な人に会わせる事はよくしていました。
「『ちゃんと言えたね』などほめる」と回答したママの体験談
- 長女は人見知りが激しく、集まりの場に行くと初めは固まってしまうタイプでした。 子育て広場に行く機会を多くして、自然の環境から慣れるようしていきました。 初めは、親の側から離れませんでしたが、少しずつ自分から離れて遊びを見つけられるようになりました。 遊んで戻ってきた後は、出来たことを凄く褒めました。 小さな事をたくさん褒めていくことで、自信につながっていくと思います。
- 人見知りをしてしまう場面では無理やりにコミュニケーションを取らせようとせず、不安を取り除くように話しかけたり、少しでも乗り越えようとする姿があった時にはたくさん褒めると、怖いものではないと感じてくれるのではと思います。
「『行ってごらん』と背中を押す」と回答したママの体験談
- 甘えん坊で親の足にしがみついてしまうので、背中を押して促します。 それでもだめなら、私と一緒にお友達のところへ行くようにしています。
- 長男は本当に人見知りが激しく、他の子が遊んでいる遊具には近づかないほどでした。近所の同年代の子が近づいてくると泣き出してしまい、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。背中を押していましたが、今では逆効果だったと思っています。彼の場合、時を待つしかありませんでした。
■編集部コメント
無理に対策をするよりも、人見知りが終わるのを待つ方がママも子どももストレスなく過ごせるかもしれませんね。とはいえ、いつになったら人見知りが終わるのか気になるママも多いと思います。
次のコーナーでは人見知りを卒業する時期について紹介していきます。
子どもが人見知りを卒業する時期
人見知り卒業には個人差がある
人見知りは普段見慣れた人とそうでない人の区別ができるようになって始まり、初めて出会う人が怖い存在ではないことを理解すると自然に治まります。しかし、子どもの人見知りの程度や期間は個人差が大きく、若い女性は大丈夫、男性は全員難しいなどその子独特の傾向があったり、2歳を超えても人見知りが続いたりすることもあります。
人見知りは徐々に治まる場合もあれば、ある日突然しなくなる場合もあるので、ママはその子なりの人見知りを理解し、卒業を待ちましょう。