新生児のチャイルドシートの種類は?使用期間や2人目を考えた選び方
出産が間近になると用意しなくてはならないベビー用品はたくさんありますが、なかでも重要なのがチャイルドシートです。しかし、いざチャイルドシートを準備しようとしても、種類が多すぎてどれを選べばよいかわかりませんよね。そこで今回はチャイルドシートの種類や選び方のコツを紹介します。
新生児のチャイルドシートの種類と選び方
新生児シートはベッド型とイス型の2タイプ
いずれも新生児から使用できるシートが販売されていますが、イス型のシートは新生児から使えるタイプと首がすわるまで使えないタイプがあります。イス型のチャイルドシートを選ぶときは対象期間をチェックしてくださいね。
ベッド型のチャイルドシートにはイス型に変更できるタイプもあります。ベッド型のシートをイス型として利用する場合、新生児期は使えないことも多いので注意しましょう。
また、車の座席に付けたベースから取り外してベビーカーやキャリーとして使えるタイプもありますよ。
タイプ別のメリットとデメリット
しかし、ベッド型は車が衝突事故を起こしたときのダメージが大きいというデメリットがあります。実験ではベッド型のシートは衝撃に耐えられず破損するなどの結果が出ています。
イス型シートは衝突事故への安全性が高く、衝突したときのダメージも和らげることができます。万が一のときの安全性が高いということは大きなメリットといえますね。
しかし、座る姿勢をとることで赤ちゃんの体に負担がかかるというデメリットがあり、長時間の乗車では不安を感じるママも多いようです。
使う期間や2人目の予定も考えて
7歳ごろまで使用できるタイプは1台を長く使うことができますが、子どもの体型によってはシートが狭くなってしまうほか、2人目が産まれたときに上の子がまだ使う年齢だと「おさがり」ができません。
2人目を予定しているのであれば、子どもの年齢差を基準に買い替えのタイミングを決めて選びましょう。子どもの年齢を1~2歳差で予定している場合、1歳で買い替えのタイミングになるシートがおすすめです。
子どもの年齢差を4歳差などにする場合は4歳ごろに買い替えのタイミングになるシートなら効率よく「おさがり」ができます。
新生児のチャイルドシートの正しい付け方
進行方向の後ろ向きに付けて
チャイルドシートの取付方法は製品によって違いがあります。しかし、新生児がイス型シートを使うときは、どの製品でも進行方向の後ろ向きにつけるという決まりがあります。
これは正面衝突事故が起こったとき、首と背骨にかかる衝撃を軽減させるためです。正面衝突が起こったときも衝撃をシートが受け止めてくれるため、前向きや横向きよりも比較的安全になります。
日本小児科学会によると「1歳未満の赤ちゃんは後ろ向きで乗せる」としています。不便を感じることがあるかもしれませんが使用法を守ってくださいね。
角度は傾きを約45度に調節して
首がすわっていない状態の赤ちゃんは背もたれが起きた状態のシートに座ると首が倒れ、呼吸ができなくなってしまいます。体に余分な負担がかかりやすいため、背もたれを立たせすぎてはいけません。
その逆に、シートが倒れすぎていると急ブレーキをかけたときや衝突されたときの衝撃を受け止めきれなくなります。体の小さな新生児はシートから抜け出てしまう可能性もありますよ。
シートを取りつけたときは角度が45度くらいになっているかをしっかり確認してください。
乗せるときにすき間や揺れがないか確認を
取りつけたときはしっかり固定できていたシートも、時間が経つにつれ金具やベルトが緩むことがあります。シートがずれて隙間ができたりぐらぐらしていたりすると、衝撃をうまく吸収することができません。
隙間やぐらつきがあるときは取扱説明書を見ながら正しく取りつけ直しましょう。座席の形状によって隙間ができてしまう場合やぐらつきが出る場合はメーカーに対処法を問い合わせるとよいですね。
また、赤ちゃんをシートに乗せたときはベルトが緩すぎないか、ロックがきちんとかかっているかも確認してくださいね。
新生児から安心して使えるチャイルドシート
Combi「コッコロS」
重量はペットボトル3本分の4.4kgと軽く、ママ1人でも簡単に取りつけができます。パパの車やおじいちゃん、おばあちゃんの車に付け替えたり、使わないときはトランクスペースに置いたりしたいママにぴったりです。
すっきりしたデザインにアイボリー、ベージュ、オレンジなどの明るい色合いなので圧迫感がありません。価格が2万円以下と手ごろなことも魅力ですね。
ただし、シートに回転機能がついていないため、赤ちゃんを乗せるときに不便を感じることがあります。また、取りつけたときにシートベルトで「とおせんぼ」状態になるのもデメリットです。