1歳の子どもと積み木で遊ぼう!積み木の知育効果や遊び方のヒント
積み木は知育によいというのは有名な話ですが、「何歳ごろから使えるの?」「初めての積み木はどんなタイプよいの?」と疑問に感じるママも多いですね。積み木はひとりでお座りができるようになる生後10カ月ごろから、遊びに取り入れることができます。今回は積み木の知育効果や1歳の子どもとの遊び方をご紹介します。
目次
- 昔から愛される積み木のはじまりと知育効果
- 教育学者フレーベルが発案した知育玩具
- 遊ぶうちに自然と子どもの知性が育つ
- 年齢とともに遊び方も成長し長く遊べる
- 1歳の子どもの積み木遊びは自由な発想で
- 積めたらたくさん褒めてあげよう
- 作ったものを壊すことも大事な遊び方
- 乗り物や食べ物に見立てて想像力豊かに遊ぶ
- 遊び方が無限に広がる奥が深い積み木の種類
- なんでも作れるオーソドックスな白木
- 安全面と防音に配慮するなら布製やコルク製
- 遊ばないときは飾ってもオシャレな積み木
- 意外と知らない!積み木のお手入れ法
- 積み木のお手入れの基本
- カビの予防法と生えたときの対処法
- 定期的なメンテナンスで長持ちさせよう
- まとめ
昔から愛される積み木のはじまりと知育効果
教育学者フレーベルが発案した知育玩具
積み木の歴史は、1838年に幼稚園の創始者、フリードリヒ・フレーベルが「子どもたちが自発的に遊び学ぶ手助け」として、20種類の教育遊具を発案したことから始まります。
「恩物」と名づけられた教育遊具のうちの10種類は、紙を折る、絵を描くなどの手を使った工作で、残りの10種類には、球体や棒、環状の金具、そして正方形や三角のカラー板、直方体や立方体、三角柱などのブロックが含まれていました。
このうちの様々な形状の恩物が「積み木の原型」とされていて、フレーベルの発案から約180年後の現代でも、幼児の知育玩具として定着しているのです。
遊ぶうちに自然と子どもの知性が育つ
積み木には1歳ごろの赤ちゃんや子どもたちに、「脳の神経回路を増やし、発達を促す」という効果が期待されています。
0~3歳の子どもは、触る、感じる、見るなどの五感からの情報が脳の発達の大きな要素になります。3歳以降の子どもでは、積み木を使い色々な形を作れるようになりますよね。これは想像力、思考力、表現力、調整力などの能力の成長を促します。
積み木には、赤ちゃんから幼児という幅広い年齢の子どもたちが「遊んでいるうちに自然と子どもの知性が育つ」という知育効果があるのです。
年齢とともに遊び方も成長し長く遊べる
積み木の遊び方は、赤ちゃんのころには触る、見るといった五感を刺激する遊び方がほとんどですが、幼児期に入ると段々と「こんな風にしたらどうなるかな?」と積み木を並べたり重ねたりという遊び方に変化していきます。
「こんな風に」と考えることで想像力が働き、考えた形に積み木を並べることで表現力が働き、向きや形を整えるのには調整力や思考力が働きます。そして自分が考えた形に近い形状にできたことで達成感を得ることができます。
子どもの年齢ごとの能力を引き出したり伸ばしたりしながら、長く遊べるのも積み木の魅力ですね。
1歳の子どもの積み木遊びは自由な発想で
積めたらたくさん褒めてあげよう
10カ月ごろには、おもちゃや物を掴んで移動させたり並べたりして遊べるようになります。こうしたタイミングで積み木遊びを始めるのもよいと思います。
最初のうちは積み木らしい遊び方ができないので、積み木を見て楽しんだり、積み木を手に取って一つ一つの形の違いを楽しんだり、音を立てるなどの単純な遊びがメインになりますが、視覚、聴覚、触覚をしっかりと使って遊んでいる証拠です。
1歳~1歳半頃ごろには、積み木を重ねることもできるようになってきます。思考力、調整力を身につけ始めている時期なので、たくさん遊ばせてくださいね。ママが手伝いながらでも上手に積み上げられた、たくさん褒めましょう。
作ったものを壊すことも大事な遊び方
特に1歳ごろの赤ちゃんは、上手に積み木を積み上げるのは難しいですよね。そのぶん積み木同士をぶつけて音をたてたり、転がして遊んだりすることが多くなります。またママやパパが重ねた積み木をバラバラと崩すという遊び方も多いです。
ママやパパが作ったものを壊す遊びは、一見すると意味のない行為にも見えますが、実は積み木が崩れる音や、崩れ方が赤ちゃんの脳に刺激を与えているのです。こうした遊びが、この後の構造力や調節力の土台となっていきます。
「積み木を壊す、崩す」という遊びを、一緒に楽しみましょう。
乗り物や食べ物に見立てて想像力豊かに遊ぶ
積み木を並べて車やバスに見立てる、ミニカーの通り道を作る、などの遊び方も楽しんでみましょう。また、おままごと道具と合わせてお皿やフライパンに積み木をのせて食べ物に見立てて遊びながら、「熱いからフーフーしようね」「大きなお口で食べてみよう」「丸いのは◯◯かな?」など声掛けをしながら遊ぶのも、子どもの想像力を育てられるのでおすすめです。
どんなおもちゃと組み合わせるかによって遊び方も変化しますし、積み木の遊び方は無限大です。積み木をほかの物に見立てて遊ぶことで、子どもの想像力はより豊かになりますよ。