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災害時に備えて非常食を選ぼう!家庭に合わせた食品選びのポイント

災害時に備えて非常食を選ぼう!家庭に合わせた食品選びのポイント

最近は地震や台風、豪雨など、災害のニュースが数多く報道されていますよね。災害時に必要な防災用品には様々なものがありますが、非常食は子どもの年齢や人数によっても内容が変わってきます。そこで今回は、非常食の重要性や家庭に合わせた食品選びのポイントを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

非常食を準備する前に知っておきたいこと

非常食の準備が必要な理由

災害時には、今まで当たり前のように使えていた電気やガス、水道が止まってしまい調理が困難な状況になることが考えられます。加えて、食品スーパーやコンビニなどへの物流が滞り、食品の入手さえも難しくなるでしょう。

このような状況下では、非常食が命を繋ぐ大切な役割を果たしてくれます。大きな災害では避難所の開設や食品の配給などを行う自治体が多いですが、それらが始まるまでの数日間は自分たちで食べるものを用意しなければなりませんよね。

また、食品の配給が始まっても味や硬さが子どもには合わなかったり、食べ慣れないものに子どもが抵抗感を持ったりすることもあります。空腹を満たし、心の安定に繋げるためにも、日頃から非常食の準備をしておくとよいでしょう。

子育て家庭の非常食備蓄のポイント

災害時には、救助活動が始まるまでの期間を自力で生き延びる必要があるため、非常食の備蓄は最低でも3日分は用意しておきたいところです。1人当たり3日分で9食と考えると、家族が多い家庭は想像以上に量が多くなるかもしれませんね。そのため、確実に利用できる食品を選ぶことが大切だといえるでしょう。

特に、赤ちゃんや離乳食期の子どもがいる場合には、ミルクやベビーフード、おやつなどを備えておくことがポイントとなります。例えば、瓶のベビーフードはお皿を用意することなく、開けたらそのまま食べられるので災害時は便利でしょう。

また、ミルク作りや水分補給に欠かせない水は、1人当たり1日3Lを目安に用意しておくと安心です。

食物アレルギーの子ども用の備蓄も忘れずに

国や自治体からの救援物資は健康な大人向けのものが多いのが現状で、食物アレルギーを持つ子どもが食べられるものは手に入らないことも考えられます。また、アレルギーについての知識が十分でない人が、親切心で子どもに食べ物をくれるケースもあるようです。

アレルギー体質の子どもがいる場合には、パパやママが子どもの食べるものをしっかり管理することが必要でしょう。配給された食料が食べられないことを考えると、アレルギー対応の備蓄食を少し多めに用意しておくことも大切です。

最近では、ベビーフードやレトルト食品などもアレルギー対応のものがたくさん販売されていますよね。いざというときも子どもが安心して食べられるように、あらかじめ味に慣れておくとよいでしょう。

家族分の非常食を備蓄するコツとは

ローリングストックで賢く備蓄

非常食を備蓄していても、気がついたときには賞味期限が切れていたという経験のあるママもいるのではないでしょうか。非常食の備蓄は、無駄なく備えられるローリングストックがおすすめです。

ローリングストックとは、レトルト食品や保存のきく食品を普段から少し多めに買っておき、賞味期限の短いものから定期的に消費していく方法のことです。消費した分を再び買い足していくことで、常に一定の備蓄を確保できます。

定期的に賞味期限を見直す機会が作れるため賞味期限切れを防ぐことができるほか、防災への意識を風化させないことにも繋がるでしょう。また、普段から非常食の味に慣れておくことで、いざというときに子どもが食べないという事態も防ぐことができますね。

赤ちゃんや幼児向け防災セットが便利

日本各地に大きな被害をもたらした数々の災害を通して防災への意識が高まり、防災セットの購入を考えている家庭も多いでしょう。最近では、各家庭に適したものが選べるように内容やサイズも様々なものが販売されています。

中でもおすすめなのが、赤ちゃんや幼児がいる家庭向けの防災セットです。ママでも持ち運びがしやすいように軽量化されたリュックサックが使われていたり、子ども用のヘルメットが入っていたりと、災害時に落ち着いて行動できるための工夫が嬉しいですね。

防災セットによっては、月齢や離乳食の進み具合によって我が子に最適な非常食が入ったものを選べるでしょう。長期保存のきくおかゆ、パンや魚の缶詰、野菜ジュースなど、バランスよく入っているものがよいですね。

備蓄品チェックリストで管理も分かりやすく

いざというときに備蓄が足りないということがないように、災害時に必要なものを書き出してチェックリストを作り、定期的に在庫を確認するとより安心して災害に備えることができます。

特に、赤ちゃんや幼児がいる家庭では成長にともなって必要なものが変わってきますよね。おむつのサイズが合っているか、味や硬さなど離乳食の進み具合に合った非常食が入っているかといったことを中心に見ていきましょう。使用期限のある電池や薬などのチェックも忘れずに行います。

また、備蓄品は常に何がどこにあるか明確に分かるようにしておくことも大切です。できれば在庫の管理はママひとりで行うのではなく、家族みんなで確認し合えるとよいですね。

あると便利な子どもや乳幼児の非常食

液体やスティックタイプのミルク

赤ちゃんがいる家庭では、災害時にも栄養源であるミルクが欠かせませんよね。完全母乳で育てているママも、災害時のストレスによって母乳が出にくくなることが考えられるので、赤ちゃんの非常食として用意しておくと便利です。

例えば、スティックやキューブタイプなど、計量の必要がない使い切りサイズの粉ミルクは衛生的で災害時にも役立つでしょう。ミルクの備蓄と一緒に使い捨てタイプの哺乳瓶も用意しておくとより安心です。

また、近年市販でも手に入るようになった液体ミルクは調乳の必要がないため、慣れない避難生活でのママの負担を減らしてくれるでしょう。ミルクは充填後に高温殺菌処理がされており衛生面でも安心です。賞味期限も1年ほどあるので備蓄には最適ですね。
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