セミの捕まえ方を知ろう!生息時期や必要な道具を3つご紹介
夏の風物詩である「セミ」は、とても馴染みのある虫ですよね。ほとんどのパパやママが、子どもの頃にセミを捕まえた経験があるのではないでしょうか。今回は上手なセミの捕まえ方や、必要な道具についてご紹介します。今年の夏、パパやママも童心に返って、子どもと一緒にセミ捕りをしてみませんか?
セミが鳴き出す時期や生息場所について
セミが鳴き始める時期って?
しかし中には4月末から6月と、早い時期に鳴く「ハルゼミ」という種類もいます。さらに最近では温暖化などの影響で気温が上昇し、全体的に鳴き始める時期が早まっている、ともいわれているようです。
日本国内でも場所によっては、冬から春になる時期が急激な地域や、比較的温暖な地域など様々です。各地のセミは、生息する地域の季節の進み具合に合わせて、もっとも適した時期に鳴き出しているといえます。そのため同じセミの種類であっても、それぞれの地域によって鳴き始める時期は違うのです。
生息している場所は?
またセミは日本だけではなく世界各国にも幅広く生息し、大きさも2センチ~13センチと様々で、なんと3,000種類近くいるそうです。生息地はアメリカ北部やヨーロッパ、中南米、東南アジアなどで、とくに熱帯や亜熱帯の森林地帯に多くいます。
世界のセミは日本のものとは違い、森のような場所にいることが多く鳴き声も地味なものが多いとか。同じセミの仲間でも場所によってだいぶ違うようですね。
日本ではどんなセミがいるの?
さらには「ミーンミンミンミンミー」と鳴く「ミンミンゼミ」、「チィー」という鳴き声の小ぶりな「ニイニイゼミ」、鳴き声に風情のある「ヒグラシ」や「ツクツクボウシ」などもいます。
このほかにも、北海道に生息する「エゾチッチゼミ」や沖縄に生息する緑色の「クロイワゼミ」など珍しいセミもいるのです。日本国内で、かなり多くの種類がいることに驚きます。
網か素手か?セミの捕まえ方について知ろう
網を使う場合の捕まえ方
皆さんセミを見つけたら、網を被せてすぐ捕ろうとしませんか?ここでのポイントは、「網を被せたら少し止まって待つ」ということです。すぐ木から網で引きはがそうすると、網の隙間から逃げてしまいます。セミが飛び立つまで、網をか被せたまま待ちましょう。
ほとんどのセミは飛び立つとき、網の奥へと入り込んできます。そうしたら、木から網の口をひねるように回してはがし、網の口を塞ぎましょう。最後に地面や手元に置いてから網に手を入れ、セミを取り出します。網にセミの足が引っかかっていることもありますので、優しくゆっくりと取り出すように、子どもにも伝えましょうね。
上手に網の返しができること、木と網の口に隙間ができないようにすることなともポイントになります。セミが太い木にとまっている方が、隙間なく上手に網を被せることができますよ。
そのまま素手で捕まえる場合
まず、セミにゆっくりと近づきます。手が届くところまで来たら、次は木に手を這わすように、下から手を伸ばします。こうすることで、蝉の視界に入ることなく近づくことができるのです。そしてぎりぎりまで近づいたら、ゆっくり手で包み込むようにセミを覆い、木からそっと捕りましょう。
鳴いていた蝉が鳴き止んだり、動きが止まったりしたときは、警戒している証拠です。警戒が解けるまで、じっと待ちましょう。虫の目は動くものに敏感に反応します。そのため、一つ一つの動きをゆっくり進めていくことがポイントになるのです。ちょっと子どもには辛抱のいることですが、頑張ってみましょうね。
ニイニイゼミやツクツクボウシなどは、小さく警戒心が強いため、素手で捕るのは難しいいセミです。逆にクマゼミやアブラゼミなどは、意外とのんびりしているので、素手で捕るのにおすすめですよ。