セスキで洗濯をするメリットとは?赤ちゃんがいる家庭での活用法
ドラッグストアや100円ショップに行くと洗濯洗剤の棚に、セスキ炭酸ソーダの商品が置いていますよね。セスキは赤ちゃんの敏感な肌にもよいといいますが、どんなふうに使ったらよいのでしょうか?ここではセスキの特徴や、赤ちゃんならではの汚れを楽に落とせるセスキの使い方、洗濯以外での活用法などをご紹介します。
ママが洗濯に使いたくなるセスキ洗剤の特徴
重曹と炭酸ナトリウムを合わせた粉洗剤
「セスキ炭酸ナトリウム」などとも呼ばれ、重曹(重炭酸ナトリウム)と炭酸ナトリウムが約半分ずつ合わさっています。セスキという言葉には1.5倍という意味があり、ナトリウム1に対して1.5倍の炭酸が含まれているのでこの名前がついているのです。
重曹は弱アルカリ性ですが、炭酸ナトリウムはゴム手袋が必要な強めのアルカリ性です。セスキは重曹より強い程度の弱めのアルカリ性で、長時間の使用や肌が敏感な人以外は手荒れしにくいですよ。
水にも溶けやすく利便性が高いのが特徴です。
皮脂汚れにつよくて汗などの消臭効果がある
重曹と同じように消臭効果も期待できますよ。消臭の仕組みも汚れ落としと変わらず、アルカリが酸性の汗の臭いを分解してくれます。
よい香りで悪臭を隠すのではなく、臭いの原因を分解してくれるのでより安心ですよね。洗えない布のソファやクッションは、セスキ粉末を振りかけて2時間ほど置いた後、掃除機でよく吸い取ると消臭できます。
セスキ5gに500mlの水を入れてよく混ぜたスプレーは、生ごみの臭いにも使えますよ。
肌にやさしくて赤ちゃんのいる家庭でも安心
肌荒れの原因の一つは、衣服に残った洗濯洗剤が肌を刺激することです。洗濯物をすすいだとき、洗剤によっては繊維に洗剤が残る場合があるのに対して、セスキは洗濯物の繊維に洗剤成分が残りにくい特徴があり、肌を刺激しにくいですよ。
セスキは皮脂やタンパク質の汚れは落としやすいですが、重度の油汚れやひどい泥汚れは落としにくいです。通常の洗濯にはセスキを使い、ひどい汚れは石鹸などでつけ置きや部分洗いをして対応するとよいかもしれませんね。
赤ちゃんがいる家庭でのセスキ洗濯の活用法
セスキ炭酸ソーダを使った基本の洗濯
1分ほど洗濯物と一緒に洗濯機を回し3時間から一晩漬けておいた後、3分ほど洗濯機を回せば汚れは落ちます。漬け置き中に、セスキのアルカリ成分と酸性の汚れが中和して汚れが落としやすくなっているからです。
すすぎは通常1回でもOKです。お風呂に入った後に洗濯機を1分回して一晩漬けて置き、翌朝洗濯機を回すようにすると手間がありませんよね。
色落ちするもの、絹やウールなどアルカリに弱いもの、汚れが再付着しやすい化繊、または失敗したくない大切な衣服の漬け置きは避けた方がよいですよ。
つけおきでミルク汚れや臭いを除去
ミルク汚れは臭いが気になったり黄ばんだりしますよね。その都度汚れものを一生懸命つまみ洗いするのは大変です。煮洗いすると綺麗になりますが手間がかかりますし、また、洗える衣類は煮ても変質しない丈夫なものに限られます。
そんなときにもセスキは役立ちますよ。水1Lとセスキ小さじ1~2杯を入れて溶かした洗い桶などに、数時間ミルク汚れの衣類を漬け置きして後は通常通り洗濯するだけです。
ミルクは脂質なのでアルカリのセスキが得意な汚れになりますね。もちろん消臭もできるので、手軽で肌にやさしい洗濯洗剤としておすすめですよ。
おむつや服に染み出たウンチ汚れも
まず固形物を取り除いたら、ある程度水洗いします。その後、水1Lとセスキ小さじ1~2杯を混ぜた溶液に数時間漬けて置き、通常に洗濯するだけです。
そのとき手でセスキ溶液をよく揉みこんで繊維に含ませるのがコツですよ。また、40℃くらいのお湯でセスキ溶液を作るとより落ちやすいです。
セスキは弱いとはいえアルカリ性なので、揉みこむときはゴム手袋を使った方が手荒れしにくいです。皮膚に溶液がついたときはよく水で洗い流してくださいね。