ママ美容師が開業するメリットとは?経営スタイルや成功する秘訣
美容師は国家試験に合格してからアシスタントとして経験を積み一人前になり、その後も勉強して技術を磨きます。やりがいのある美容師を育児と両立させるために開業するママもいますよ。ここではママ美容師が開業するメリットとデメリット、3パターンの経営方法、ママ美容師のよさを生かした成功の秘訣などをご紹介します。
ママ美容師が開業するメリットとデメリット
自分のペースに合わせて育児しながら働ける
最近では育児中のママ美容師でも働きやすい時短勤務が可能なサロンもあります。またフリーランスとして業務委託を受けて働くママ美容師もいます。
開業すれば小さな店舗を借りたり自宅の一角を改装したりして、自分のペースに合わせて働きやすい人数のお客さんに施術をすることもできますよね。保育園が休みの日を定休日にして子どもと一緒に過ごすことも可能です。
子どもとの関わりも十分持ちながら働けることが、開業するメリットといえますね。
頑張って働いた分だけ収入アップにつながる
サロンにより歩合の還元率が変わりますが、相場は10~30%くらいともいわれます。トップスタイリストには固定給がなく歩合で多くの収入を得ている人もいますが、それでも還元率は50%くらいだそうですよ。
けれども、開業すれば売り上げはすべて自分に入ります。もちろん家賃や光熱費などの経費はかかりますが、経費以上に売り上げがあれば働いた分だけ収入がアップしますよね。
美容師としての実力があれば、開業した方が効率よく収入が得られるかもしれませんね。
休めないプレッシャーや責任が大きい
ほかの美容師を雇う場合は、自分のサロンに合う人を見極める力が必要になるでしょう。また、美容師によっては育成が必要なこともありますよね。
自分ひとりだけのサロンでも簡単に臨時休業するわけにはいきません。予約に穴を空けることは信用を損なう可能性がありますし、顧客が減ることは勤務しているときよりも収入に大きくかかわってきます。
子どもが病気のときも病児保育に預けたり、ママの体調が悪くても無理をして働いたりしなければならない可能性もありますね。
美容室を開業するなら経営スタイルを選ぼう
自分の思い描いたお店を作るなら個人経営
自分が気に入っているシャンプーやスタイリング剤などが使えれば、満足のいく施術がしやすいですし、お客様にも自信を持ってすすめられます。また店のコンセプトに合ったお客様が集まれば、仕事もより楽しくなりますよね。
楽しみながら仕事を続けていれば、お客様も集まりやすいでしょう。お客様が増えれば子どもに手がかからなくなったときに店を広げるなど、さまざまな可能性が開けますよね。
ただ、物件探しから資金調達まで、すべて自分で行う必要があることが大変な点かもしれません。
信頼のおけるパートナーと協力して共同経営
開業後は、集客するためにチラシやニュースレターを作成して配ったり、SNSを利用したりしますが、これらの作業には時間や手間がかかり、一人だと営業を休み集客に専念するケースもあるでしょう。しかしパートナーがいれば、一人が集客をしてもう一人が営業を続けることもできますよね。
ただしサロンの方針などを自分だけでは決められないのと、利益の取り分でトラブルが起きるかもしれません。とはいえ、くじけそうなときも励まし合いながら一緒に頑張れるよさもありますよ。
共同経営をする場合は信頼のおけるパートナーを選ぶ必要がありますね。
低コストでオープンできるフランチャイズ
しかし、フランチャイズに加盟して開業すると、出店場所のリサーチや事業計画などを綿密にしてくれますし、フランチャイズのブランド力も利用できるために集客しやすいでしょう。開業後も経営ノウハウやプロモーションも受けられますよ。
また個人で一から開業するよりも初期費用が低く抑えられる場合が多いため、有利にサロンを始められそうですね。
ただ自分の好みを出しづらいのと、毎月ロイヤリティを支払う必要があります。特にロイヤリティのシステムは十分に把握した方がよいですね。
ママ美容師が開業して成功する秘訣とは
ママの強みを生かし地域との関わりを集客に
保育園や幼稚園ではママの知り合いができるでしょう。子ども同士が仲良しで一緒に遊ぶようになれば公園や児童館、ときには自宅を行き来してママ同士も一緒に過ごすときがあります。
また、ほとんどの園では保護者が役員をするので、同じ役員同士で仲良くなるケースもありますよね。このように子どもを通じてつながった人たちがお客様になる場合もあります。
ママの口コミは影響力があり、よい評判が立つとほかのママたちも来てくれる可能性が十分にありますよ。ただ、集客を意識しすぎるとマイナスイメージになる場合もあるので注意しましょうね。