育児中の在宅ワークは意外と大変!家の仕事をおろそかにしない働き方
働き方の多様化にともない、近年注目を集めている「在宅ワーク」。育児中のママにとって多くのメリットがある働き方ですが、意外と大変な面も。今回は在宅ワークのメリットやデメリット、働き方のコツなどを紹介します。仕事を始めたのはよいけれど「こんなはずじゃ…」とならないためにも、参考にしてみてくださいね。
育児中のママにとって在宅ワークは最適?
育児や家事の合間に仕事ができる
まず、在宅ワークは出勤退勤など時間の縛りがありません。そのため「子どもがお昼寝している間」「洗濯機を回している間」「習い事に行っている間」など、育児や家事の合間に仕事ができるというメリットがあるのです。
まとまった時間でなくても、タスク案件やリサーチなどの作業をすることは十分可能です。自分の空いた時間にスケジュールを組み仕事ができることは、忙しいママにとって大きな魅力ですよね。
子どもの近くで成長を見ながら仕事ができる
また、子どもの成長には、急な発熱や怪我などがつきものですよね。そんなときにも在宅ワークなら、すぐに対応することができます。外で働くのと違い、急遽休んだとしても迷惑をかける範囲が小さく済むので、ママの精神的な負担も軽減されることでしょう。
子どもの成長を一番近くで見ることができるのは、親にとって幸せなこと。小さいころだけでなく、子どもが小学生になっても「おかえり」と迎えてあげられる環境を、在宅ワークなら叶えることができますよ。
時間を上手に有効活用している働き方
外に働きに出た場合、往復の通勤時間が必ず発生します。遠い場所なら往復2時間かかることもあるでしょう。さらに通勤時間以外にも、会社に行くためには化粧をしたり子どもを預けたり、様々なことで時間がとられます。在宅ワークなら、この通勤にかかわるすべての時間が浮くのです。
2時間以上あったとしたら、仕事を片付けることもできますし、育児や家事にもゆとりができますよね。時間の自由度が高いからこそ、自分の使い方次第で有意義にすることができるのです。
在宅ワークは想像以上に大変なことも多い!
育児と家事で自分のペースで仕事ができない
たとえば、先に述べたように在宅ワークは、育児と家事の合間に仕事ができます。しかし裏返すと、目の前に育児と家事があるために、自分のペースで仕事ができない面を持つのです。「お昼寝しているから」と仕事を始めたとたんに起きてしまったり、「一人で機嫌よく遊んでいる間」と思ったら「ママ抱っこ」といわれてしまったり。小さな子どもには「仕事だから待って」は通用しませんよね。
「育児や家事をおこないながら」の仕事になることが多く、仕事だけに集中できないストレスを感じることもあるでしょう。
忙しいときは深夜や早朝なども仕事漬けに
仕事が忙しいからといって、育児や家事は待ってくれるものではありません。大変なときに限って、子どもがぐずって日中の仕事が全然進まないこともあるでしょう。そうなると、深夜や早朝なども仕事漬けになり、「翌日フラフラのまま、育児がスタート」などということも考えられるのです。
在宅ワークは、すべて自己管理。さらに出来高制のことが多いので、頑張り過ぎて体調を壊してしまう人も中にはいます。どこまで頑張るかも、自分でしっかり管理しなければいけない働き方といえるでしょう。
体調不良でも子どもが熱を出しても納期厳守
決められた納期を守らないと、依頼主に迷惑をかけるだけでなく、今後の仕事の受注にもかかわってくるのです。そのため、体調不良でも子どもが熱を出したとしても、納期厳守は基本かわりません。
そうはいっても、体調不良や子どもが熱のときに、仕事をすることは難しいですよね。くり返しになりますが、在宅ワークは自己管理が大切です。「もしも」に備えて、ゆとりを持ったスケジュールを組み、仕事を進めていくことが重要になってきます。
ストレスを溜めずに在宅ワークをこなす方法
仕事の時間はきっちり決めてメリハリを
在宅ワークは際限なく行うことができ、頑張り屋のママなどは長時間続けてしまうことも。そうすると仕事のオンオフがなくなり、イライラしやすかったり、集中力が続かなかったりすることがあるのです。
そのため、仕事の時間はきっちり決めて、メリハリを付けるようにしてみましょう。忙しくても「仕事は夜◯時まで」と決め、それ以降は自由時間にします。自宅が職場である在宅ワークは、仕事とプライベートの時間をきっちり分けることが、ストレス軽減につながるのです。