共働きはいつまで必要?現代の子育てと働き方のあり方をご紹介
子どもを育てるにはたくさんのお金がかかるため、共働きをしている家庭も多いですよね。でも、「子どものためにはあまり働かないほうがよいかもしれない」と思う気持ちもあるでしょう。ここでは、共働き家庭のママがどのような働き方をするのがよいのか、負担をかけてしまう子どもへの接し方などについてまとめました。
共働き夫婦の現状はどうなっているの?
今の時代は夫婦共働きが普通
育児休暇を取得できたり、フレックスタイム制を利用できたりと、出産しても仕事を続けやすい環境になっていますので、子育てのために一度辞めるのがあたりまえではなくなりました。ママが仕事好きで積極的に働きたいと思っている場合や、パパの収入だけでは子育てにかかるお金のことで不安に感じるなど、さまざまな理由があるでしょう。
夫婦共働きで、お金に余裕ができれば、子どもの教育費や養育費も安心です。また、家族でお出かけしたり、パパやママが個人的な趣味にお金を使うこともできるので、共働きにはメリットがたくさんあります。
夫婦共働きの世帯が年々増加している
子どものいる世帯は全世帯の23.3%(そのうち夫婦と子どものいる世帯は75.1%)になっていて、そのなかで、ママが仕事をしている割合は70.8%です。平成22年のときは60.2%ですので、この7年間だけでも10.6%増加しています。
また、仕事をしているママの雇用形態は、正規雇用が24.7%、パートや契約社員などの非正規雇用が37.0%となっています。仕事をしていないママも、平成22年の40.6%から比べて、平成29年には29.2%と少なくなってきています。
子どもが幼少期~中学生まで働く女性が多い
この状況をみると、子どもが幼少期から中学生まで働く女性が多いようですね。
友人ママは「子どもが大きくなったらお金がかかるから、学資保険を10年かけているし、中学生までのあいだにお金を貯めたい」といっていました。高校や大学などにかかる学費のことも考えて、貯金している家庭も多いのでしょう。
時短勤務とフルタイム、子育てママの働き方
時間的余裕を重視なら時短だが、収入は減少
今では、妊娠中から出産後に時短勤務ができる会社が多くなっているので仕事復帰については安心です。あとは、収入がどうなるかが気になりますよね。「時短勤務になるだけだから、少し給料が減るぐらいだろう」と思っていないでしょうか。実際は、時短勤務にするだけで、想像していたより給料が下がってびっくりすることも多いようです。
また、時短勤務に合わせた固定給ではなく、パートやアルバイトのように時給制になる場合もあります。
身近に頼れる親がいなければ時短勤務も考慮
子どもの保育園のお迎えにギリギリ間に合うからといって、時短勤務にしていないママもいるかと思います。でも、ギリギリだと、買い物や料理をする時間があまりなく、残業で間に合わなくなることも考えられますよね。
また、職場には子どもが小さいからということを伝えてはいても、やはり毎日定時に急いで退社するのは気を遣いますし、早く帰るために焦って仕事でミスをするかもしれません。
時間に余裕があれば、家事や育児をストレスに感じることも少なくなるでしょう。
時短とフルタイム、家事の大変さは同じ
子どもは成長し、おむつ替えの回数が減ったり、自分できれいにご飯を食べられるようになったりと、少しずつ子ども自身でできることが増えてきます。そうなるとママも少しは楽になりますので、フルタイムに戻すことを検討してみてください。
時短勤務でもフルタイムでも家事の大変さは同じようなものです。その分効率よくできる工夫をしたり、コツが分かってスムーズにできるようになったりすれば、家に帰る時間が1~2時間遅くなっても心配ないでしょう。
先輩ママの共働きに対する考え方は?
仕事があることで収入面以外でも充実感を
専業主婦になって毎日家事や子どものお世話などに、やりがいを持って過ごすのもよいですが、だれにも見てもらえませんし、褒めてもらうこともめったにないのではないでしょうか。やっぱり「頑張っているんだから、たまにはだれかに認めてもらいたいな」と思いますよね。
仕事をしていれば、なにかやり遂げたり、成果を出せば褒められたりすることだってあり、充実感を得ることができます。また、仕事と家事、子育てなどで忙しいからこそ、時間を無駄にしないでやりこなすことができると、自分でも達成感がありますよね。