共働き夫婦の家計管理!家計を上手にやりくりするためのヒント
共働きだから経済的には余裕があるだろうと安心して、こまかく家計を管理していない家庭も多いのではないでしょうか。無駄な出費が増えることもありますし、将来の計画を立てないとうまくお金を貯めることもできませんよね。ここでは、共働きの家計管理や家計簿のつけかた、上手に貯蓄を増やす方法をご紹介します。
家計管理別のメリットとデメリット
収入の多いほうが生活費を負担する
たとえば、家賃と水道光熱費の支払はパパで、食費はママが負担するなどというように生活費を分けて計算すると、お互いの収入と支出の計算がややこしくて大変ですよね。パパは生活費全般を支払い、ママの収入は家族や子どもの将来のための貯金にまわすなど、大きく分けたほうが管理が簡単で、貯金の目安も立てやすくなります。
ただ、お互いに支払に使わなかったお金をどうするか、どれぐらい残っているのかなどが把握できないので、「もう少し貯金を増やしたいな」「車をそろそろ買い替えたいな」など、将来の計画が立てにくいかもしれません。
支出項目ごとに担当を決める
この場合、それぞれ支出が少なかった月はお小遣いが増えたり、なにに使うのか相談せず自由にお金を使ったりできるなどのメリットがあります。反対に、家計全体の収支が把握できない、支出項目が新たに増えるとどちらが負担するのか毎回決める必要があるなどのデメリットもあります。
子どもが生まれると養育費や学費など、将来たくさんのお金が必要になります。支出項目ごとに担当を決める場合でも、共有口座を作って毎月の貯金額を決めたり、お互いの貯金額を教え合ったりしておくと安心でしょう。
収入を合わせて一括管理する
この方法を続けていると、毎月だいたいどれぐらいのお金が必要なのか分ってきて、あまりオーバーしないようにやりくりできるようになり、余計な出費を抑えることができます。また、口座に収支の履歴が残りますので、家計管理も楽になりますよ。
この方法で管理している友人ママは、クレジットカードの引き落としも同じ口座にしておくことで「パパがこっそり買い物することがなくなった」といっていました。無駄遣いを減らせるという効果もあり、貯金額を増やすこともできそうですね。
家計簿をつけてお金の流れを把握しよう
すきま時間にすぐ書けるノート家計簿
たとえば、普段の買い物で使ったお金は、レシートをとっておき、すきま時間に少しずつ書いていきます。水道光熱費やローンの支払いなど、毎月かかる費用は時間のあるときにゆっくり書いてみてください。家計簿に書き込んだレシートは、どんどん捨てていけばかさばりませんよ。
使ったお金の項目も自由に増やせますし、色分けすることもできるので、自分が分かりやすいように工夫できるのもノート家計簿のメリットです。また、1ページに1カ月分ずつ書くと、毎月毎月のお金の流れが見やすくなりますよ。
無料で使える家計簿アプリ
【おすすめ家計簿アプリ】
・家計簿Zaim
電卓つきで家計簿の入力が簡単です。キャッシュカードやクレジットカードのデータを連携しておくことで、入出金の自動入力もしてくれます。レシートの自動読み取りを活用すれば、入力の手間まで必要ありません。
・らくな家計簿
収支の日時や金額などを音声で入力することもできるので、入力の手間を省くことができます。買ったものの写真と一緒に、レシートの画像を記録することも可能です。
自己流にアレンジ自在なエクセル家計簿
たとえば、1シートに1カ月分ずつ分けて入力していくと、1カ月分の収支が分かりやすくなりますよ。
罫線を利用して、列の左から日付、項目、詳細、出費金額、収入、合計などのように分け、その日の収支を下に入力すれば管理がシンプルで簡単に自作できます。合計の計算は、オートSUMの機能を利用してください。また、事前に合計表示できるようセルに設定しておけば、入力するたびに自動で合計が更新されるので便利です。
慣れてきたら、項目を増やしたり、セルに色をつけたり、グラフを作成したりして自分の好きなようにアレンジしてみてください。家計簿をつけるのが楽しくなりますよ。
うまく家計を管理して貯め上手になろう!
まずは夫婦で将来設計を話し合おう
「いつかは戸建てに住みたいな」「子どもは2人ほしいな」など、だいたいのイメージだけでは、何年後に家を買うのか、子どもの養育費や教育費などはどのぐらい必要なのかなどが分からないので、将来に向けて効率よくお金を貯めることができません。
たとえば「3年後には30,000,000円の家を買いたいから、月100,000円ずつ貯金して頭金を5,000,000円用意しよう」「子どもに習いごともしてほしいから、教育費とは別の費用が月5,000円ぐらい必要かな」など、具体的であれば計画的に貯めたり、ゆとりのある生活をすることができます。