自主性を促す教育方針をとりたい!親としてできることや心構えとは
自主性を促すときに参考にしたい考え方
子どもの自立を促す「モンテッソーリ教育」
モンテッソーリ教育では、失敗しながら学んでいくことを大切にしています。着替えなど子どもができることは手を貸さずに、見守りましょう。また、子どもが選ぶ機会を増やすことも、責任感や自主性を育てるためには必要だと考えられています。
家庭内での料理や掃除、洗濯などのお手伝いも、モンテッソーリ教育の基本の一つだと考えてもよいかもしれません。子どもの発達段階に応じて、できることからチャレンジしてみてくださいね。
一時の感情で対処しない「アドラー心理学」
褒めたり叱ったりする行為は、ママやパパの判断基準で我が子を評価していることと同じです。このような行為を続けていると、親の顔色を見て判断する子どもに育ってしまうでしょう。
子どもの行動に対しては一時の感情で対処するのではなく、目的を尋ねることを大切にします。たとえば子どもが喧嘩をしたときに「なぜ喧嘩をしたの?」と理由を問うのではなく、「どうしたかったの?」と目的を聞くことで一緒に解決策を考えることができそうです。
選択力と決断力を養う「ピラミーデ」
ピラミーデの基本は「子どもの自主性」「保護者の自主性」「寄り添うこと」「距離を置くこと」の四つです。この考えに基づいた実践プログラムは、ママやパパの子育てにも参考になります。
たとえば、絵本や積み木などのおもちゃを取りやすいように収納しておくと、子どもは自主的に遊べるようになります。おもちゃを与えるのではなく、子どもの遊ぶ意欲を引き出すとともに、子どもが困っているときには子どもに働きかけることで、親子の信頼関係はより一層深くなっていくことでしょう。
まとめ
子どもの自主性を育てるために親ができることは、子どもの個性を見極めた上でやる気を引き出すことです。ママやパパの考えを押しつけるのではなく、選択肢を用意して自己決定の場を尊重しましょう。
ここでは自主性を促す三つの教育法をご紹介しました。これらの教育法を参考にしながら我が子と向き合い、上手にサポートできるようになれば幸いです。