就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

子どもに教えたい3つのマナー。効果的な教え方やマナー教室について

子どもに教えたい3つのマナー。効果的な教え方やマナー教室について

外にお出かけするようになると気になる我が子のマナー。家の中で過ごすのとは違い、外の世界には守らなければいけないルールや、気をつけなければいけないことがたくさんありますよね。でも外出先で突然できるものではありません。普段からどのようなことに気をつけて教えるのがよいのでしょうか。

子どもに教えたい3つの大切なマナー

交通ルールを守ろう【お外でのマナー】

まず気をつけたいのが、不注意やうっかりがそのまま事故に繋がる交通ルールについてです。最近では歩きスマホや高齢ドライバーによる事故も多く、ちゃんと周りを確認せずにいると事故に巻き込まれてしまう危険性もあります。

信号や横断歩道を渡る際のルールは、家の周りの道で子どもに何度も教えましょう。そして大人が一緒のときだけはOKといった例外は子どもが混乱するのでやめましょう。

子どもはパパママの反応を見ています。電車やバスなどの公共の場で騒ぐことは、ママがイライラするからしてはいけないのではなく、周囲に迷惑をかけるからいけないということをしっかり教えましょう。出発時に「今日は電車に乗るから小さい声でお話ししようね」と約束するのも効果的です。

挨拶や返事をしよう【言葉づかいのマナー】

こんにちは、さようなら、ありがとう、ごめんなさい、といった基本的な挨拶ができると親としても誇らしいですよね。「子は親の鏡」といわれるように、親が普段していることは子どもも自然にできるようになります。逆に、親ができていなければ子どもができなくても当然なのです。

よくないと思いつつ子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまうこともあると思います。そういうときはあえて子どもの前で「パパごめんね」と仲直りまで見せることで、お友達にもごめんねが素直にいえるようになるかもしれませんね。

親としてあまり使ってほしくない言葉もありますが、流行りなどもありますので、子ども同士で遊んでいるときはなるべく子どもの世界を尊重しましょう。

お行儀よく食べよう【食事のマナー】

最近は子どもだけで朝食や夕食を食べる「孤食」が増えています。孤食は栄養の偏りだけでなく、食事のマナーも乱れがちになります。マナーのお手本はパパママです。1日1回だけでも家族揃って食事をするようにしましょう。

また、せっかく家族が揃ってもテレビを見ながら食事していませんか?ながら食べは食事中の姿勢が悪くなるだけでなく、食べ物の消化にもよくありません。

お箸の使い方や食べこぼしが気になる場合は、食器や食材の形や大きさを見直してみるのもいいでしょう。また子どもと一緒に料理をしたり盛り付けをしたりすることで、苦手だった食材にも興味を持ち、無理に食べさせなくても自然と好き嫌いがなくなっていくかもしれませんね。

子どもに効果的なマナーの教え方は?

ママといっしょにマナーの絵本を読もう!

社会で集団生活を送る上で覚えておくべきマナーについて、絵本から学ぶというのもひとつの方法です。パパママが言葉で説明するよりも、絵本の中の登場人物に共感することで自然とマナーを覚えていきます。

日ごろ身近にある絵本で子どものうちからマナーやルールについて学んでおけば、日常生活や子ども同士の社会の中で実際に活かせるかもしれません。日々の積み重ねによって身につくものはとても大きいですよね。

お片付け、トイレ、言葉づかい、貸し借り、仲直り。最近ではマナーについて学べる絵本がたくさんあります。絵本は絵から受けるイメージと、耳に残る擬音づかいで、子どもにとっては覚えやすく、ママにとっても「〇〇の本ではこうしてたよね」と伝えやすくなります。

子どものマナーにおすすめの絵本

「およばれのテーブルマナー」西村書店 絵・文/フィリップ・デュマ
高級ブランドのエルメス家直伝のテーブルマナーの絵本です。ユーモアたっぷりで大人も楽しめます。

「テーブルマナーの絵本」あすなろ書房 絵・文/高野紀子
マナーだけでなく、旬の食材や言葉の意味など、食に対して広く学べます。文章が細かくふりがながないので、ぜひ大人が一緒に読んであげてください。

「ノンタンぶらんこのせて」偕成社 絵・文/キヨノサチコ
1~2歳くらいの子どもの心理がうまく表現されています。楽しみながら順番を学べます。

「かしてあげたいな」絵本塾 絵/長新太 文/八木田宜子
たくさんの動物が親しみやすく、貸してあげたいという優しい気持ちを育めます。

マナーが守れたらしっかり褒めよう!

褒められると自分が認められた気持ちになりますよね。褒められて嬉しいのは大人も子どもも一緒です。子どもを褒めるときは、マナーが守れたときだけでなく、失敗したけど頑張ったときもしっかり褒めてあげましょう。

努力した過程をきちんと褒めてあげると、挑戦したことが大切なんだと思えるようになり、失敗したことにももう一度挑戦しようという気持ちになります。

マナーを守れることが定着してくると、もうこのくらいはできて当たり前と思ってしまいがちですが、子どもにとってはまだまだ挑戦ということもあります。当たり前と思わず「昨日よりもきれいにできたね」「毎日頑張ってかっこいいね」と褒めることで、子どもはいつも見てくれているんだと安心します。
28 件

関連記事


  • テニ-とテーオ