赤ちゃんに日光浴は必要?メリットや注意点を理解して夏を楽しもう
赤ちゃんに日焼け止めを使うときのポイント
赤ちゃんの肌に負担が少ないものを選ぼう
まず初めにチェックしたいのが、SPFとPAの値です。SPFは炎症を引き起こす紫外線を、PAは老化を引き起こす紫外線を防ぐ強さを表しており、どちらも数値が高いほど日焼けを防止してくれます。
しかし数値が高いものはそれだけ肌への負担も大きくなりますので、高ければよいというものでもありません。日光浴などの普段使いなら、SPFは15前後、PAは+~++程度あれば十分でしょう。
次にチェックしたいのが紫外線吸収剤の有無です。入っているものは紫外線防止効果が高い分、肌への負担が大きく、またアレルギーの原因になるともいわれています。赤ちゃんに使う場合は、紫外線吸収剤の入っていない、ノンケミカルと書かれた商品を選びましょう。
塗り忘れや塗りムラに注意しよう
日焼け止めを塗る際は、ママの両手で軽く馴染ませたあと、顔の中心から外側に向かって塗り広げます。体も同じように両手で馴染ませたあと、滑らせるように塗っていきましょう。このとき腕や脚は、握るように塗ると塗り残しを防げるのでおすすめですよ。
塗りムラを防ぐためには、伸びのよい日焼け止めを選ぶのも効果的です。最近ではクリームやジェル、ミルクやスプレータイプなど、様々な日焼け止めが販売されていますから、塗りやすいものを見つけてくださいね。
使用後はしっかり落として保湿も忘れずに
とはいっても赤ちゃんの顔まで石鹸で洗うのは難しいですよね。そんなときに便利なのが、日焼け止めを落とせるクレンジングシートです。拭き取るだけで日焼け止めを落とせるので、顔はもちろん、入浴が難しいときの全身の拭き取りにも重宝しますよ。
日焼け止めを落とした後は、保湿も忘れずに行いましょう。赤ちゃんのデリケートな肌は真夏でも乾燥します。日焼け止めを塗っていても、多少は日焼けをしているであろう外出後は、特に乾燥しがちです。
乾燥は様々な肌トラブルの原因になりますので、夏でも保湿を忘れないでくださいね。
夏に赤ちゃんの日光浴!メリットや注意点
日光浴は赤ちゃんにとってのメリットが沢山
赤ちゃんの日光浴のメリットは、まず器官や鼻の粘膜の菌に対しての抵抗力がつくことです。抵抗力がつくと風邪を引いても長引くことが少なくなりますよ。
次に骨が強くなることです。紫外線はビタミンDを活性化します。このビタミンDが免疫力アップやカルシウム吸収を助けるため、骨が強くなるのです。
そして、赤ちゃんにはまだ朝昼晩の感覚がほとんどありませんが、短時間でも日光浴をすることで、朝夜の明暗を区別し生活のリズムが整いやすくなるというメリットもあります。
ですから夜になると目がさえてきて、なかなか寝つかない赤ちゃんにも日光浴はおすすめです。日光の刺激を全身に受けることで、生活リズムが整い、夜の寝つきがよくなります。
最後に、なんといっても最大のメリットは、ママの気分転換ができることではないでしょうか。赤ちゃんの月齢が低いうちは、なかなか思うように外出もできず、慣れない育児でストレスも溜まってしまいますよね。
赤ちゃんの日光浴で短時間でも外出できれば、よい気分転換になりますよ。
安全に赤ちゃんの日光浴をするための注意点
まず、赤ちゃんの日光浴は短時間で行うのがポイントです。日光浴の時間が長すぎると、紫外線の影響や、体への負担が大きくなってしまいます。
また日差しが強い日や、赤ちゃんの機嫌がよくないときに、無理に日光浴をさせる必要はありません。楽しく安全にできるときに行いましょう。
安全で楽しい日光浴を続けるためには、日光浴後のケアも重要です。まず赤ちゃんは新陳代謝が活発ですから、日光浴の後はしっかり水分補給をしましょう。
次に、夏の場合、あせもなどの湿疹の心配もありますね。日光浴を行って汗をかいていると感じたら、帰宅後に着替えや入浴を行い、清潔を心がけましょう。
もし体に湿疹ができていたら、その間は無理に日光浴をせず、よくなってから行うほうが安心です。
最後に、パパやママの紫外線ケアも忘れないでくださいね。大量の紫外線は大人にも有害ですし、ママの美容の敵でもあります。パパやママも紫外線の影響に気をつけながら、上手に日光浴を取り入れていきたいですね。
まとめ
小さいころから日焼け止めなどを使用し、紫外線をケアしておくことは、子どもの将来を守ることにもつながります。
しかし日光浴にはメリットもたくさんありますから、過剰に紫外線を怖がるのではなく、パパやママが環境や赤ちゃんの様子に気をつけて、適切な方法で楽しむことも大切です。
外遊びが大好きな子に育つためにも、紫外線を気にせず、思いきり外を駆け回れる環境を整えたいですね。