おむつはずれの時期は昼と夜で違う!目安時期とポイントをご紹介
子育てをするうえでの大きな難関の一つといえるのがおむつはずれです。おむつはずれの時期については個人差が大きいことから、ママが周囲と比べて焦ってしまいがちでもありますよね。ここでは、おむつはずれの時期の目安と昼と夜のおむつはずれのポイントについてご紹介しますので、参考にしてみてください。
おむつはずれの時期の目安を知ろう
昼のおむつはずれは3歳ごろが一応の目安
多くのママが苦戦し、ときには周囲と比較して焦ってしまうおむつはずれですが、昼のおむつはずれの一応の目安は3歳ごろといわれています。これは、膀胱にある程度の量のおしっこを溜めることができるようになるのが3歳ごろだからです。
とはいえ、膀胱の発達やトイレへの興味の度合いによってもおむつはずれの時期は異なりますので、あくまでも目安と思ってくださいね。
月齢ではなく個人の発達状況が大事
しかし、おむつはずれの時期には個人差が大きいことを忘れないでくださいね。子どものやる気とは関係なく、膀胱が未発達でおしっこを溜めることができないこともあります。そんなときにトイレの失敗を責めてしまうと、子どもの自信を失わせてトイレが嫌いになってしまうことがありますよ。
膀胱の発達だけでなく、トイレに行きたいと思ったときにそれをママに伝えるコミュニケーション能力も必要です。膀胱の発達という身体的な発達と精神的な発達の両方を満たしたうえで本人のやる気が加われば、いつかは必ずおむつが外れる日がきますよ。
おむつはずれは一進一退なので焦らずに
特に、入園や進級などの環境の変化があるとトイレの失敗が増えることもあるようです。ほかにも、ママが妊娠したり下の子が生まれたりといった場合も精神的に不安定になり、赤ちゃん返りの一種としてトイレの失敗が増えることもあります。
一度トイレに行けるようになっているからこそ、「どうしてできないの」と叱ってしまうこともあるかもしれませんね。しかし、誰しもいつかはおむつは外れるものだと大らかな気持ちで見守りましょう。ときには、一旦トイレトレーニングを中断して子どもの気持ちに寄り添い、またタイミングを見て再開するのもよいですね。
おむつはずれをスムーズにするポイント
体と心の準備ができたら始めてみよう
まずは、自分でトイレに行くためにしっかりと歩くことができ、おしっこの間隔が2~3時間空くようになれば体の準備は整ったといえます。さらに、トイレに行きたいときに自分の言葉で「おしっこ」「うんち」を伝えられるくらいに言葉でのコミュニケーションがとれるようになれば、心の準備も完了です。
準備が整わないうちに無理にトイレトレーニングを始めると、うまくいかずに子どもがトイレ嫌いになりかねないのでしっかりと見極めることが大切です。
自然におしっこやうんちを意識できるように
まずはおむつ替えのたびに、「おしっこ出たね」「綺麗にしたら気持ちいいね」などと声をかけて、おしっこやうんちを意識するようにします。そして、トレーニングパンツなどを用いて、パンツにおしっこやうんちをすると気持ちが悪いという感覚を知ってもらいます。
実際にトイレに行ってみる前に、絵本や動画を使ってトイレはどんなところなのか、トイレの流れを説明すると子どもでも分かりやすいのでおすすめですよ。
リラックスしてトイレに行ける配慮も大事
補助便座や踏み台を用意して、まずは子どもでもトイレを使える環境に整えます。最初はママが抱っこで補助便座に座らせるので踏み台は不要だと思うかもしれませんが、足が浮いていると怖くて力を入れられない場合もあるので、踏み台もある方が好ましいですよ。
ほかにも、便器やトイレの壁に子どもの好きなキャラクターのシールを貼ることもおすすめです。最初はトイレに誘っても行きたがらない子どもも多いので、トイレが子どもにとって楽しい場所になるように工夫をしてみてくださいね。
夜のおむつはずれのカギは「おねしょ」
夜のおむつはずれに手こずるママは多い
おしっこの間隔も空き、昼のおむつはずれが完了すると次は夜もと思うかもしれませんが、焦りは禁物です。昼のおむつが外れてすぐに夜もおむつが外れる子もいれば、小学校に入学するまでなかなか外れない子もいます。また、おむつが外れたと思ってもたまにおねしょをしてしまうことは多く、小学校入学後も10歳くらいまではおねしょをしてしまう子は意外と多くいるんですよ。
昼と違って、夜のおむつはずしにはトレーニングが難しいです。寝ている子どもを起こしてまでトイレに誘うことは、睡眠不足につながるため逆効果といえるので注意してくださいね。