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悩みが尽きない4歳男の子の子育て。反抗の特徴や親ができる対応方法

悩みが尽きない4歳男の子の子育て。反抗の特徴や親ができる対応方法

反抗への対応と注意したい子どもへの伝え方

まずは子どもの言い分をしっかり聞こう

子どもが反抗的な態度を取ってきたら、どうすればよいのでしょうか。対応にはいくつかポイントがあります。

まずは、子どもの言い分をしっかり聞いてみましょう。上手に説明できなかったとしても、話を止めず子どもの言いたいことを最後まで聞いてみてください。4歳は、自分の主張をしたい時期です。ママが子どもの主張をしっかり聞けば、「話を聞いてくれた」という満足感につながります。この満足感により、反抗の原因となっていたストレスも解消されることがあるのです。

そしてじっくり聞いた後は、子どもの気持ちに寄り添いママの意見を伝えましょう。頭ごなしに注意するよりも、ママの思いを理解しようとしてくれるようになりますよ。

いけない理由を分かりやすく説明しよう

次に伝え方です。反抗的な態度を子どもがしてきたときに、「いい加減にしなさい」や「 何度言ったら分かるの」という叱り方をしていませんか?これらは多くのママが叱るときに使っている言葉ではないでしょうか。

ですが、この言葉だけでは「何が」の部分が抜けてしまっていて、正しい行動への導きができません。いけない行動や態度への親の感情的な苦情だけが伝わり、「では、何をすればいいのか?」が子どもには分からないのです。

ママは叱るときに「こら」や「ダメ」だけではなく、いけない理由を分かりやすく伝えましょう。例えば、「ものを叩くと壊れてしまうからダメよ」なら、どうしてダメなのかが分かりやすいですよね。説明するときは感情的にならず、端的に終わらせることもポイントです。

否定の言葉を使わないようにしよう

最後に子どもを叱るときに、「なんでできないの」「やるって言ったよね」など、否定的な言葉をかけて叱り続けるのは止めましょう。否定的な言葉を日常的に使っていると、子どもにも影響が出るといわれています。

例えば、
・「親が自分を好きじゃないのかも」と愛情不足を感じる
・愛情確認行動として、余計に親を困らせるような行動を取る
・自分はダメなんだと思い自信が持てなくなる
・否定的な言葉遣いそのものを真似する

このように、親は子どもを想って叱っているのに、そのことが子どもに悪い影響を与えてしまうのです。本来は子どもの態度や行動について叱るのであって、子ども自身が否定される必要はまったくないですよね。叱るときは、否定の言葉を使わないように気をつけてくださいね。

子どもに感情的になる前に心がけること

子どもの年齢を常に思い出す

「ママのバカ」とからかってきたり、注意をしても言うことを聞かなかったりすると、ママも感情的に怒ってしまいますよね。先ほどご紹介したように、4歳ころの男の子はママに対して口ごたえだけでなく手をあげる子もいるため、ママも感情を抑えられず子どもにぶつけるときがあるかもしれません。

子どもに冷静に対応できるように、感情的になりそうなときは常に子どもの年齢を思い出してみましょう。日頃から「子どもはまだ4歳」と思っていると、子どもが言うことを聞かなくても「まだ4歳だから思い通りにいかなくて当たり前」「言葉が出てこなくて手で叩いてしまったんだな」など、冷静に考えられるのではないでしょうか。

ママが冷静に対応すると、子どもも落ち着きを取り戻してきますよ。

親がお手本になることを忘れない

4歳になると自我が強くなってきて、ママの言うことに対して反抗することが増えてくるかもしれません。子どもの行動や言動にイライラして感情をぶつけてしまうママは、親として子どものお手本となれているかどうかを見直してみましょう。

例えば、子どもが「ごめんなさい」「ありがとう」が言えないからと怒ってしまうママは、自分は周りの人に挨拶をしたり、間違ったことをしたときに謝れたりしているか振り返ってみてください。また、ささいなことでも子どもに怒っている場合、子どもも短気な性格になる可能性があります。

子どもは、パパやママの背中を見て育っています。「◯◯しなさい」と子どもに指摘する前に、お手本となれるような行動や言動を心がけましょう。

イライラを悲しみとして伝えよう

なかなか言うことを聞かない4歳の子どもに「もう、なんでそうなるの」「早くしなさい。ママは怒っているよ」など、イライラを怒りとして伝えているママが多いでしょう。しかし、先ほどご紹介したように、「なんでできないの」などと否定的な言葉を使うと、子どもの心は不安定になります。

子どもに感情的に怒っても、余計に子どもが反抗したり、泣いたりするケースが多いです。子どもに叩かれてイライラする気持ちを伝えるのではなく、「ママはそんなことをされたら悲しい」と悲しい気持ちを表現しましょう。

イライラではなく悲しみとして伝えることで、子どもは「ママを悲しませてしまった」と罪悪感を持ちます。また、ママも悲しみを表現しているうちに冷静さを取り戻せますよ。

まとめ

4歳になると口も達者になり、自我も芽生え行動力も出てきます。そんな中での反抗期なのでママは大変ですよね。ママだって人間です。どうしてもカッと怒ってしまうときもあるでしょう。

今は逆戻りしているように見えたり、わがまま放題に見えたりするかもしれません。しかし、反抗期は親と同様、子ども自身も葛藤を抱えているのです。反抗期こそ、子どもが頑張って成長しようとしている証なのです。反抗の種類や強弱も人それぞれで、ママの苦労は尽きません。いつかは終わるものと思って乗り切りましょうね。
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