産後は眠いのに眠れない?眠気に襲われる原因や眠気解消法を紹介
産後は一日中眠かったり、逆に眠いのに眠れなかったりすることがありますよね。そこで今回は産後に眠気が襲う原因や眠いのに眠れない理由、眠気を解消する方法、睡眠時間を確保するための工夫の仕方などをまとめてみました。産後の眠気に悩まされているママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
産後の眠気に襲われる原因とは?
毎日の家事育児に疲れている
身体の疲労をいやすために、最も有効なのが睡眠です。眠ることで、人間は頭の中を整理し、肉体を休め、また新しい一日を暮らすことができます。
産後に急激な眠気に襲われるのは、身体のSOSのサインともいえるのです。できれば、そのサインに従って眠ってしまいたいのですが、そうもいかないママが多いのが現実ですよね。
育児だけでなく、毎日の家事もこなそうとすると時間がいくらあっても足りませんが、寝る間を削って家事をこなすのもほどほどにしましょう。
夜泣きや授乳による寝不足
パパにいくら夜中の授乳を頼んでも、おむつ替えをお願いしても、ママの方が先に目が覚めてしまうのは、このような違いがあるからかもしれません。
赤ちゃんが夜まとめて眠るようになるまでには数カ月かかりますので、それまでは疲労と睡眠不足が重なってつらい眠気に襲われることもしばしば。それでも、赤ちゃんの声に過敏に反応してしまうのは、ママの本能ともいえるので、しばらくは寝不足の日々が続いてしまいます。
栄養不足が眠気の原因になる
実は、脳に酸素が十分に送られていなければ、深い眠りにつくことができません。貧血の状態ではそれができないため、眠ったと思っていても実はしっかりと睡眠できていないことが多いのです。
産後は強い眠気にたびたび襲われることが普通ですので、それが疲労のためか貧血のためかの判断をするのは難しいですが、母乳をあげているママは積極的に鉄分を補給するように努めましょう。
また、鉄分を効率よく吸収するためにはビタミンCも欠かせません。普段の食生活も大事ですが、サプリメントなども上手に利用してみてくださいね。
眠いのに眠れないことがあるのはなぜ?
ホルモンバランスが影響している
妊娠中は女性ホルモンである、エストロゲンとプロゲステロンが大量に分泌されますが、産後はこれらが急激に減少し体調が整わないことも珍しくありません。産後の肌荒れなども、このホルモンバランスの変化が原因で、便秘や不眠などあらゆる体調不良の元凶となっている場合もあります。
これほどまでに身体に影響を与えるホルモンですが、整うまでには個人差もあり、産後に生理が始まるまでは安心できません。ホルモンを整えるには、規則正しい生活も必要ですが、夜間も赤ちゃんのお世話が続くママに規則正しい生活は難しいですよね。
スマホが睡眠を妨げている
そうなると、睡眠をとっているつもりでも疲れが取れないということが起こります。目に十分な血液が送れないと、目がチカチカしたり乾くことも多くなりますよ。
また、スマホの明るい画面を見続けると、脳が興奮状態になり、交感神経が優位となって寝つけないこともよくあります。産後でなくても、スマホを寝る前に見ることは入眠を妨げることが分かっていますので、産後はとくに気をつけてスマホと付き合うことが大切です。
また、スマホの画面からでるブルーライトも睡眠の質を低下させるので注意してくださいね。
産後うつが関係している
不眠が病気のきっかけにもなり、症状でもあるため、産後うつであるかどうかを判断するのは難しいのですが、眠くても眠れない日が続いたり、寝ようとすればするほどいろいろ考えて不安になったりする場合は注意が必要です。
ほかにも、家事や育児が手につかない、料理の段取りが分からなくなる、イライラや気分の落ち込みが激しいなども産後うつの症状です。また抜け毛や便秘など、身体に症状が現れる場合もあります。なかなか自分では気がつけないのも産後うつの恐ろしいところですね。