妊活は「のんびり構える」が基本。授かるための心の準備
子どもを授かりたいと始める妊活。いつの間にか気持ちが焦って追い詰められていませんか?成功する妊活へのキーワードは「のんびり」「ゆったり」です。周りからのプレッシャーや焦る気持ちから脱出する方法を合わせて、今からできる幸せな妊活をご紹介します。
まずは妊活記録を付けてみることがおすすめ
妊活に入る前の自分の気持ち
妊活を始める前は「基礎体温を測るのが面倒」「お金がかかりそう」などネガティブなイメージを持つことも多いようですが、中には「赤ちゃんに会うのが楽しみ」と期待に胸を弾ませる人もいます。そんな漠然とした妊活のイメージが、現実に体験することで悲喜こもごも、具体的なものへと変わってきます。
このとき、ネガティブなままか、ポジティブなものに変わるかは自分の心がけ次第です。できれば、「つらく苦しい妊活」よりも「幸せな妊活」を目指したいですね。
同じ妊活仲間の記録を見てみる
そんなとき、同じ気持ちで妊活をしている仲間の記録をみてみると安心します。「頑張っているのは自分だけじゃない」ときっと元気をもらえるはずです。
最近では、ブログサイトで「妊活」や「ベビ待ち」というジャンルが設定されていることがあり、ランキングから人気のブログを探すことも可能です。コメントから交流を深めたり、「妊活」ジャンルから卒業していく仲間に勇気をもらえたりするかもしれませんね。
これから頑張る人のために、自分もブログを発信してみるというのもおすすめです。
些細な共感も安心につながる
ですが、そうした気持ちは妊活をしている多くの女性が感じているものです。家の中で1人で悩んでいるため、そのことに気がつかないのは悲しいことですね。
同じ気持ちを持つ仲間やパパの理解は妊活をする上では必要不可欠のパワー源です。「そうそう、そんなことあるよね」といってもらえるだけでもスッと気持ちが楽になるときがあります。
そのためにも、自分から積極的に悩みを打ち明けたり、仲間探しや経験者の話を聞くようにしましょう。自分だけの問題にしないのが、妊活で自分を追い詰めないためのポイントです。
焦りは禁物!パパだけでなく周りも巻き込む
一喜一憂もパートナーがいるからこそ
それでなくても、妊活では一喜一憂がつきものです。人工授精や体外受精の治療がはじまっていれば、受精、着床などのタイミングで希望と絶望どちらかを味わうことになります。
こうした日々で気をつけたいのは「どうして自分だけ」という気持ちです。隣で気持ちよさそうに寝ているパートナーに怒りさえわくかもしれません。
ですが、どうして子どもが欲しいのか、もう一度原点に返って考えてみてください。パートナーがそばにいてくれるからこそ、はじめた妊活ではなかったでしょうか。
パパは意外と気を遣っている
それはなぜかといえば、単純に「わからない」からです。男性には生理も排卵もありませんし、赤ちゃんを産む、育てる、ことも現実味のない未知の世界です。
だから、気を遣っているつもりでのんきなことをいったり、気のないそぶりをしているとも考えられます。ときどき見当違いなことをいって怒らせたり幻滅させたりしてくるのです。
女性側は「気持ちのズレがある!」と怒り心頭してしまうのですが、ズレはあって当たり前です。そのズレを埋めるには、ママからの歩み寄りも重要ですよ。
自治体や専門家などに気持ちを吐き出す
ときには自分から自治体や専門家を訪問して気持ちを吐き出すようにしてみましょう。不妊治療で病院に通っていれば、カウンセラーを紹介してくれることもあります。
アドバイスや質問に答えてくれる妊活サイトやインターネットの掲示板もあります。返ってくる答えが100%自分の望んでいるものとは限りませんが、いろいろな意見は参考になるはずです。
「のんびり」を意識的に生活に取り込んで
のんびり時間で妊娠脳をつくろう
旧皮質を優位に働かせる時間をつくることで妊娠しやすい「妊娠脳」にすることができるといわれます。知的な活動で活発になる新皮質に対して、旧皮質は感性を使うと働きがよくなります。
音楽を聴く、美しい絵を見る、おいしいものを食べるなどで感性を働かせましょう。つまり、ゆったり、のんびりした時間をつくることが妊活にも有利に働くということです。
ストレスは妊活にとって最大の敵といわれますが、このストレス解消にもゆったりした時間を持つことはとても有効です。