出産後に食欲がないのはなぜ?原因と対策方法、産後うつについて
出産後は妊娠前のような食事制限も少なくなり、授乳も始まるので、食欲がでてくるママが多いと思います。しかし、なかには「食欲が全然でない」と悩んでいるママもいますよね。ここでは、赤ちゃんのために食べなければいけないとプレッシャーを抱えているママに、食欲がでない原因や産後うつとの関係などをご紹介します。
出産後に食欲がないときの症状や原因
出産後の食欲不振で起こる症状
出産後に何日も食欲がでないと、貧血やめまい、吐き気、体重が減るなどの症状が現れてきます。ママは、出産で体がボロボロになっている状態で、赤ちゃんのお世話を24時間体制でこなしているのですから、食欲がなくなるくらい疲れが溜まっているのかもしれません。
食欲がないまま育児で忙しい毎日をすごしてしまうと、ママが倒れる可能性があります。何日も食欲がない場合は、産婦人科などでお医者さんに相談してみましょう。
食欲不振が起こる原因は一つではない
「食欲がないのは今だけだろう」と食欲不振を甘く考えてしまうママもいます。食欲不振が続くとママの体にはさまざまな症状がでる可能性があるので、続くようでしたら家族やお医者さんに相談することが大切です。
食欲不振をなくすには、まず原因となっていることを改善していかなければなりません。何が原因で食欲がなくなっているのかを知り、どうすれば改善できるかを家族やお医者さんと話しあいましょう。
産後うつになっている可能性も
産後うつは、症状が軽いうちに気づき治療することが大切です。「最近食欲だけでなく、何に対してもやる気がおきない」「赤ちゃんが可愛いと思えなくなってきた」など、前向きな気持ちになれずに悩んでいるママは、早めに病院に相談に行きましょう。
産後うつは症状が重くなると、赤ちゃんのお世話を放置してしまったり、自分のこともできなくなったり、自殺したりする危険性があります。そうならないためにも、「いつもの自分とは違う」と思ったときは病院に行くほうが安心ですよ。
出産後に食欲がないときの対策方法とは
食べやすい食事で栄養補給しよう
食欲がないときに、いつもの食事をしっかりとるのは難しいですよね。しかし、食欲がなくても口にできるものがある方は、少しでもよいので食べて栄養を補給することが大切ですよ。
フルーツや、梅干し、スープ、お粥や雑炊など、食べやすく感じるものは人によって違いますが、何も食べない日が何日も続いてしまうと余計に食欲不振がひどくなったり、体が弱ったりします。食べやすい食事にして少しずつでもよいので、毎日何か食べて栄養補給することを心がけましょう。
夏バテの可能性があるときは体を温めて
「夏バテで食欲がでない」と感じているママは、無理に食事をしたり、冷たいものを食べたりするのではなく、まずは体を温めることが大切です。夏場はシャワーですませる方も多いですが、エアコンなどで体が冷え切っている場合が多いので、ゆっくりお湯に浸かって体を温めることが大切です。
また、飲み物も冷たいものばかりを飲むのではなく、常温の飲み物や温かいスープなどで体を温めましょう。体を温めることで全身の筋肉の緊張が緩み、血液循環もよくなりますよ。
無理をせずゆっくり休むことが大事!
ゆっくり休むことは体を回復させるだけではなく、ママの心もリフレッシュさせてくれます。出産後のママは赤ちゃんのお世話で十分な睡眠がとれていないですよね。睡眠不足でも食欲は減ってしまうので、食欲がでないときは無理に食べようとせずに、体や心を休めることから始めてみましょう。
体や心がしっかり休まると、自然とお腹が空いてくる方が多いです。食欲不振は、体や心を休めることが重要なのですね。