妊婦だって旅行に行きたい。宿選びやプランを立てるときの注意点
妊娠中のママでも、家族との思い出作りで旅行に行きたいと考える人は多いのではないでしょうか?特に初めての妊娠では、しばらく夫婦で旅行に行くことはなくなるかもしれないので、パパと2人で満喫したいですよね。そこで、妊婦さんでも安心して旅行に行くためのポイントや注意点についてまとめてみました。
時期や体調を考えてプランを立てよう
旅行する時期は安定期がおすすめ
また、妊娠2~4カ月の間は多くの人がつわりを経験します。つわりの重さには個人差が大きいですが、この時期は体調が急変しやすいので、普段はつわりがなくても旅行中に急に具合が悪くなることも考えられます。
反対に安定期を過ぎた妊娠8カ月以降は、お腹が張りやすく無理をすると早産につながる可能性もあります。お腹も大きくなってきて動きにくい時期なので、旅行は避けたほうがよいでしょう。
電車や車、飛行機など移動手段はよく考えて
国内でも飛行機で行く場合は、気圧の変化や姿勢を変えにくいことからできるだけ近場を選びましょう。しかし、より安心して旅行に行くためには、電車や車のほうがよいかもしれません。妊娠中は乗り物酔いをしやすいですが、電車や車なら具合が悪くなっても途中で降りることができますね。
また、自家用車で行けば周りの人に気を遣うことなく、臨機応変に休憩を入れることができます。ただし、渋滞に巻き込まれる可能性もあるので、ルートの確認や事前の計画をしっかり行っておきましょう。
マイペースなフリー旅行でゆったりプラン
妊娠中の旅行は、家族との思い出作りやリフレッシュが目的なので、マイペースに過ごせるフリー旅行がよいでしょう。
プランを考える際は観光スポットをあまり詰め込みすぎず、宿泊先でのんびりしたり大自然を満喫したりするような、ゆったりとしたプランがよいですね。空気のよい場所でのんびり過ごすだけでも、気分転換になるでしょう。
宿泊はマタニティプランのある宿選びが大切
食事への配慮や特典で安心と安全を
マタニティプランのある宿では、食事の際も食前酒の代わりにノンアルコール飲料をいただけたり、生ものを避けたメニューにしてもらえたりするところが多いですよ。宿によっては、妊婦さん向けに塩分控えめで鉄分豊富な食事内容となっている場合もあります。むくみやすい方や貧血気味の方にとっては嬉しいですね。
また、マタニティプランの中には、ノンカフェイン紅茶やマタニティウェアが貰える特典がついているところもあります。
妊婦にやさしいサービスも豊富
また、部屋の設備やサービスも妊婦さんに嬉しいポイントがたくさんあります。緑茶ではなくノンカフェインの飲み物が用意されていたり、お腹が冷えないようにパンツタイプの寝巻きを置いていたりする宿もあるようです。
リラックスして疲れを取るためには寝具も大切ですよね。宿によって低めのベッドや布団など様々なので、自分の好みに合ったところを選びましょう。枕やクッションを多めに貸してもらえたり、抱き枕があったりするとより快適に過ごせますね。
プランのない宿では妊婦のキャンセルもある
めったにありませんが、予約をしておいても当日に宿泊を断られてしまう場合もあります。旅行先でトラブルがあると、せっかくの旅行も心が休まりませんよね。そのようなことを防ぐためにも、宿泊予約の際に妊娠中であることを伝えておきましょう。
妊娠中であっても快く受け入れてくれそうな宿なら、マタニティプランがなくても色々と気遣ってもらえる場合があります。また、宿泊施設側もあらかじめ知っておくことで、食事内容やサービスを見直し、妊婦さんでも快適に過ごせるように準備できるので助かるでしょう。
妊婦の旅行に必要な持ち物や注意点とは
あると便利な持ち物や必要なもの
一番大切なのは、母子健康手帳や健康保険証です。途中で体調を崩した場合、旅先の医療機関にかかることも考えられます。妊娠中の経過などを伝えられるように、母子手帳は忘れずに持って行きましょう。
また、冷え対策としてブランケットやカーディガンを持って行くと便利です。移動中は体勢がつらくなることもあるので、荷物にはなりますがクッションなどがあると楽な姿勢を取ることができるでしょう。生理用品や携帯トイレを持って行けば、急な出血や車での渋滞時でも慌てずに対応できるので安心ですね。