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出産後の生卵に関する疑問!育児中に注意したい卵アレルギーについて

出産後の生卵に関する疑問!育児中に注意したい卵アレルギーについて

卵を使った加工品への配慮や調理の工夫

卵アレルギーの症状が出やすい順に、卵を使用している食品をご紹介します。

【強く出やすいもの】
・生卵 最も強い症状が出やすい
・卵を多く使っている  卵焼き、茶碗蒸し、オムレツ、天津飯、プリンなど
・卵が生の状態で使用されている マヨネーズ、アイスクリーム、ミルクセーキなど

【やや強く出やすいもの】
・卵が多いお菓子 カステラ、ケーキ、ボーロなど
・練り製品 ちくわ、かまぼこ、ハム、ソーセージなど

【弱めのもの】
・焼き菓子で卵を使ったもの ビスケット、菓子パンなど
・つなぎに卵が使われたもの 食パン、市販の揚げ物の衣など

家の調理でもつなぎにはでん粉や擦った長いもを使用したり、揚げ物を水とでん粉を衣にしたりして工夫してみましょう。

はじめて食べたあとの異変などに注意を

アレルギーのことを考えると離乳食で赤ちゃんにいろいろな食品を使うのをためらってしまうかもしれません。しかし怖がって使わないのではなく、万が一アレルギー症状が出ても対応ができるように準備しましょうね。

まず、新しい食材を食べる最初の日は一口だけにして、様子を見ながら少しずつ量を増やします。また、はじめて食べる食材を使うときは平日の午前中がよいですよ。

万一アレルギー症状が出てもすぐに受診できますよね。アレルギー症状が現れるのに1~2時間くらいかかる場合があるので、その時間も計算に入れてくださいね。

赤ちゃんの様子をよく見守ることも大切です。口の周りや体に発疹が出ていないか、体調が悪くなっていないかなどを観察していましょう。

卵かけご飯は何歳から食べてもよいの?

生卵は3歳までは食べない方がよい

離乳食から順調に卵を食べられていたとしても「生卵」となると、何歳から食べられるのか迷ってしまいますよね。子どものころに卵かけご飯が大好きだったママもいるかもしれませんが、何歳から食べていたかと考えても分からないのではないでしょうか。

子どもの好物にもなり得る生卵を使った卵かけご飯をママが子どもに作ったのは、3歳以降という家庭が多くありました。免疫機能の観点からも3歳以降が望ましいでしょう。小児科の先生からは内臓機能が完成する10歳までは生卵を禁止するようにいわれることもあるようですよ。

炊き立てご飯に新鮮な生卵を落とした卵かけご飯は手軽で美味しい一品ですが、子どもにアレルギーがなくても3歳までは控えた方がよさそうです。

日本は生卵が安全に食べられる

卵かけご飯が日本を代表する家庭料理(?)である理由は、生卵が安全、安心に食べられる国であることの証明ではないでしょうか。海外に住む日本人の中には、日本に帰って卵かけご飯を食べることを楽しみにしている人もいるほどです。

「世界で生卵を食べるのは日本人とロッキーだけ」という冗談もあり、アメリカなどでは幼いころから生卵を食べる危険性について学びます。卵にはサルモネラ菌という細菌が付着していることがあり、時間が経つと卵の内部にまで侵入することがあります。

生の状態で食べると食中毒を起こすので、卵はよく加熱して食べる方が安全です。その点、日本では養鶏場の段階でサルモネラ菌に侵されないようにする徹底した取り組みがされています。

卵を食べるときに心がけたいこと

日本の卵がいくら安全といっても、生で食べる場合に心がけておきたいことがあります。

・新鮮で、ヒビなど殻に損傷のないものを選ぶ
・食べる直前に卵を割る
・生卵は割ってから2時間以内に食べきる
・清潔な手で調理をする

普通、卵は出荷前に洗浄されているので家で洗う必要はありません。洗うことにより、殻にヒビがあった場合など逆に菌がそこから侵入する恐れがあります。また、卵白には殺菌作用のある酵素が含まれていますが、加熱すると効果がなくなるためゆで卵よりも生卵の方が長く保存できますよ。

卵の賞味期限は比較的長く、常温でも保存できますが、子どもや高齢者、妊婦など抵抗力が弱っている人が食べる場合は加熱しても冷蔵保存していた新鮮な卵を食べた方がよいでしょう。

まとめ

赤ちゃんの卵アレルギー予防のために授乳中のママが卵を制限することはあまり推奨されていません。ママは卵アレルギーについての正しい知識を持つことが大切ですね。

たとえば卵黄よりも卵白の方が原因になりやすいこと、生卵には特に注意すること、卵を遅い時期に与えると発症する確率を上げるかもしれないことなどです。

アレルギーの研究が進み新しい治療が出てきています。赤ちゃんにアレルギーの可能性があるときは、早めに専門医を受診して医師と相談しながら離乳食などを進めていきましょうね。
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