正産期に映画を観に行っても大丈夫?正産期の外出ルールを確認しよう
いよいよ出産間近となる正産期でも、気になる映画があれば観に行きたいですよね。ですが、「この時期にお出かけをしても大丈夫なのかな?」と不安になりませんか?今回は、正産期の赤ちゃんとママの状態や、お出かけ時に注意したいことを解説します。出産に備えた準備を万全に整えながら、出産までの時間を楽しみましょう。
正産期の赤ちゃんとママの状態について
赤ちゃんは生まれる準備万端の状態に
出産予定日までは日がありますが、赤ちゃんはもう生まれる準備万端の状態に入っています。多くの赤ちゃんが出産予定日の前後2週間に生まれてくるので、正産期に入ったら出産に向けて心の準備を始めていきましょう。
また、出産には赤ちゃんもたくさんのエネルギーが必要です。そのために、赤ちゃんは大量のホルモンを分泌し、そのホルモンが赤ちゃんの身体機能に働きかけます。ママの胎盤の助けがなくてもお腹から出てこられるように、赤ちゃんは準備を進めていますよ。
ママの体も出産に向けて変化する
膀胱も押しつぶされていくので、尿意を感じやすくなったり、残尿感が出やすくなったりもします。トイレの回数が増えるのが嫌だからと、水分を取らないでいると脱水になる恐れもあります。この時期はこういうものだと割り切って、しっかり水分補給をして体調を整えていきましょうね。
また、少し体を動かすと消える不規則な痛みの正体は、前駆陣痛(偽陣痛)でしょう。しかし、前駆陣痛が本当の陣痛に突然変わることもあります。この時期はママの体も出産に向けて変化していきます。
出産に向けてママの心の準備も整えて
陣痛が起きたり、おしるしが来たりしてすぐに出産になるわけではありませんが、破水した際には速やかに産婦人科に連絡し、指示を仰いでください。正産期を過ぎても出産の兆候が見られないケースもよくありますが、たいていは問題ありません。不安なことがあれば、かかりつけ医に相談してくださいね。
赤ちゃんと出会える日はもうすぐ近くまで来ています。いつ出産になってもよいように、出産の流れを確認したり、入院グッズの再点検をしたりしておきましょう。
正産期のお出かけで注意したいこと
できる限り誰かと一緒に行動をしよう
予定日までまだ日があるから大丈夫と思うかもしれませんが、正産期はいつ陣痛や破水が起きてもおかしくない時期です。外出先で陣痛や破水が起きることも考えられます。もしものことがありますので、外出する際はできる限り誰かと一緒に行動しましょう。
また、初めての出産ではないママは、上の子とママだけでお出かけするのもなるべく避けた方が安心です。上の子とお出かけするときも、冷静に対応できる大人に付き添ってもらいましょう。
外出の場合は病院へ1時間程で行ける範囲で
外出先で陣痛の間隔が短くなったり、破水したりすることもあります。場合によってはすぐに対応しないと、赤ちゃんやママに危険がともなうこともあります。そのため、外出先は病院までの距離が近ければ近いほど安心でしょう。
また、交通渋滞に巻き込まれる可能性のある時間帯や、天候が悪い日の外出もなるべく控えた方がよいです。外出時の注意事項をかかりつけ医から指示されていれば、その指示に従ってくださいね。
急な体調変化に備えた持ち物の準備を
まず、母子手帳、病院の診察券、保険証は最低限必要なものです。ほかの人でも探しやすいようにまとめておき、常に持ち歩くようにしてくださいね。緊急時の連絡手段であるスマートフォンも必須アイテムです。充電がなくならないように補助バッテリーもあると安心ですよ。
万が一、破水したときのために夜用のナプキンや大判のタオル、ゴミ袋などもあると、タクシーや友だちの車の座席が汚れる心配もありません。片道のタクシー代やタクシー券もあるとよいでしょう。最低限の持ち物はきちんと準備しておいてくださいね。
正産期のお出かけは無理のない範囲で
準備をしっかりしたら近場の映画館もOK
映画館では上映中の1~2時間ほど同じ姿勢になり、ママの体にはかなりの負担となります。体勢を変えられるように、座布団やクッションがあると楽になりますよ。妊娠後期に腰痛に悩むママは多いですから、映画館に行く際も腰痛対策を行いましょう。
姿勢だけでなく、急に体調が悪くなってつらくなることもあるかもしれません。映画館だけに限りませんが、お出かけは体調のよい日を選んで行くようにしましょう。また、夏場はエアコンが効きすぎていることもあるので、ブランケットや羽織れるものがあると安心ですよ。