妊娠22週ころにイライラする原因は何?赤ちゃんへの影響や解消法
妊娠してお腹が目立ち始める妊娠22週ころに、イライラするママが多いようです。何が原因でこの時期にイライラするのでしょうか。妊娠22週ころにイライラする原因と、ママのイライラがお腹の赤ちゃんに与える影響や、イライラしたときの解消方法をご紹介します。イライラを解消して安定した妊娠生活を送りたいですね。
妊娠22週ころイライラしてしまう原因は?
ホルモンの影響や出産育児に対する不安
赤ちゃんが大きくなってくるとママの体内のホルモンバランスも変化し、マイナートラブルに悩まされることがあります。大きくなった子宮が血管を圧迫し、めまいや立ちくらみなどの症状が出てくるのです。
同時に、大きくなった子宮で膀胱が圧迫されて頻繁に尿意を感じることや、腸の運動が鈍り便秘にもなりやすいですね。こうした不快感がイライラの原因になるのでしょう。
またお腹の赤ちゃんの成長を実感することで出産や育児が現実味を帯びますから、楽しみな反面、不安にもなりますね。
妊娠中生活上の様々な制限がストレスに
食事の量だけでなく、カフェインやアルコールのように食べたり飲んだりしない方がよいものもありますから、我慢することも増えますね。その上に頻尿や便秘、腰痛やこむら返りといった体の変化もありますから、さらにストレスがかかるでしょう。
また、お腹の赤ちゃんのことを考えながら、走らないようにする、重いものは持たない、などと行動を制限をする必要も出てきます。赤ちゃんを授かったといううれしさと、一つの命を守る大変さを一緒に体験することになるでしょう。
パパの何気ない一言にイライラすることも
そのようなパパですから、特に悪気もなくママをイライラとさせてしまう発言をすることもあるかもしれません。ママが体重管理のために食事制限をしているのに、パパは好きなものを食べて「ママも食べる?」と言ったり、できていない家事があると「家にいて時間があるのにできないの」などと言ってきたりなどです。
パパは悪気がないとしてもママはイライラとしてしまいますよね。妊娠22週ころというお腹が少し大きくなり始めた時期で、まだ目立たないママもしますから、パパはママの妊娠を意識できずにママの気持ちもわかりにくいかもしれませんね。
妊娠中のイライラは赤ちゃんに影響がある?
赤ちゃんが栄養不足になることがある
赤ちゃんがいる子宮は心臓や脳に比べると優先度が低い臓器といわれていますから、血液があまり送られなくなってしまいます。赤ちゃんはへその緒を通して血液から栄養や酸素をもらっていますから、送られる血液が少なくなることで栄養や酸素が少なくなってしまうのです。
栄養や酸素が少なくなる状態が多くなるほど赤ちゃんに栄養が行きませんから、赤ちゃんが栄養不足になる可能性があるというわけです。
切迫早産になるリスクもある
切迫早産とは早産になる一歩手前であり、妊娠22~37週未満で出産になることを早産といいます。この時期に出産してしまうと赤ちゃんの命にかかわりますから心配です。
切迫早産になるのはストレスだけが原因ではなく、ほかにも妊娠高血圧症候群や羊水が多すぎたり少なすぎたりすることも影響するようです。心身ともにストレスを感じずに生活することが大切になるのがわかりますね。イライラしない生活を心がけたいものです。
情緒不安定やアレルギー疾患になる可能性も
本来であれば、コルチゾールは胎盤でブロックされますが、胎盤が未熟な時期であったり、合併症によりうまく機能していなかったりする場合は、赤ちゃんに伝わってしまうことがあります。この状態が続くと、脳神経の発達に障害が出る可能性があるのです。
脳神経の発達が未熟になることで、子どもが情緒不安定になりやすかったり、喘息やアトピーなどのアレルギー疾患になったりする可能性があります。ママがストレスを感じることで赤ちゃんの心身に影響があることもありますからできるだけストレスを溜めないようにしたいですね。
妊娠中のイライラを解消しよう!
無理をせずに休憩をする
妊娠中であればホルモンバランスは急激に変化しますから、情緒不安定になりイライラするのは自然のことだといわれています。そのイライラを感じたときは、お腹の中の赤ちゃんが「ママ、しっかりと休んでね」「無理をしないでね」と伝えているのかもしれません。
体を休めるためには、ゆっくりと眠ることが大切です。イライラして辛いときは無理して頑張らずに、いったん横になって眠って休みましょう。ママが無理をしないで休んでくれたら、お腹の中の赤ちゃんもリラックスして安心できますね。