出産後に美容院へはいつ行ける?新米ママが無理なく利用するコツ
出産を終えたママの中には、美容院に行きたくても行くタイミングに悩んでいるママも多くいるのではないでしょうか。そこで、出産後に美容院へ行ける時期や、ママが美容院に行くときの赤ちゃんの預け先などについてご紹介します。あわせて、産後に起こりやすいヘアトラブルと対策についても解説します。
出産後に美容院へ行ける時期とは
産褥期に長時間の外出は控えて
産褥期はできる限り布団の上で体を休め、家事や育児はパパや祖父母など周りの人の協力を得るようにしましょう。この時期に無理をするのは禁物です。少なくても産後1カ月程度は長時間の外出は控えた方がよいでしょう。
産褥期に無理をすると、後遺症で苦しむことが考えられます。骨盤が歪んで腰痛の原因になることもあるんですよ。また、子宮が下がる子宮下垂になってしまうと、更年期以降に尿漏れや子宮脱の原因にもなります。
なかなか美容院へ行けないケースも
美容院に行ける時期については、明確な基準はありません。一つの目安としては、1カ月健診でママと赤ちゃんに異常がないという診断が出てからでしょう。
それでも、分娩時の切開の傷がなかなか治らず長時間椅子に座れないようであれば、美容院に行くのをしばらく控えた方がよいでしょう。完全母乳の場合は、授乳の間隔が3時間以上空くようにならないと、美容院に行くのは心配ですよね。また、パパや家族など、周囲のサポート体制によっても、なかなか行けないケースがあります。
ママも赤ちゃんも体調のよい日に行こう
たとえ美容院に予約を入れた日であっても、赤ちゃんの体調に少しでも心配があるときには、別の日に予約を入れ直した方がよいでしょう。当日の赤ちゃんの体調を優先させてくださいね。
ママの体調がよくても、できれば長時間の施術は控えた方がよいようです。最初はカットだけにして、日を改めてヘアカラーをお願いするなど、数回に分けることをおすすめします。
また、施術中にママの体調が悪くなることも考えられます。体調がつらいときには中座ができるようにしておきましょう。美容院に予約の電話を入れるときに、出産後であることを伝えておくことが大切です。
美容院へ行くときに赤ちゃんはどうするの?
家族やベビーシッターなどに預かってもらう
赤ちゃんを預ける場合、一番安心なのはパパや祖父母ですよね。美容院にお出かけする当日になって慌てないように、事前に赤ちゃんのお世話を何度か経験してもらうなどの準備をしておくとよいですよ。
また、ベビーシッターは手軽に利用できて、美容院はもちろん買い物にお出かけするときも利用できるサービスです。ベビーシッターは基本的には0~12歳まで利用できます。ミルクやおむつの交換などのお世話をしてくれますが、利用できる年齢や料金は会社によって異なるので、事前に確認をしておきましょう。
子連れ歓迎の美容院を利用する方法も
美容院によっては、子どもを連れて行って大丈夫でもキッズスペースや託児所がないところがあれば、キッズスペースがある美容院や、託児所が併設されている美容院もあります。資格を持った保育士さんがいれば、安心して赤ちゃんを預けられますね。
子連れ歓迎の美容院でも赤ちゃんの月齢に制限がある場合があるので、注意が必要です。特に新生児を預けるときには、感染症のリスクがともなうことを忘れてはいけません。
訪問美容サービスも広まってきている
訪問美容サービスとは、出産後のママや高齢者、障害者など様々な理由で美容院へ足を運ぶことが難しい方のために、自宅に美容師が訪問して施術を行うサービスのことをいいます。移動式シャンプー台など必要な道具は持参してくれるので、美容院に行くのとそれほど変わらないサービスを受けることができてよいですよ。
訪問美容サービスの最大のメリットは、赤ちゃんの様子を近くで見守りながら施術を受けることができることです。赤ちゃんにとっても、慣れたお家でしかも大好きなママが近くにいるので、安心ですね。
産後に起こりやすいヘアトラブルとは
頭皮などにカラー剤の影響が出る可能性も
産後に美容院に行くときには、頭皮に優しい天然成分の薬剤を使っている美容院を選ぶと安心です。また、頭皮に薬剤が触れないように美容師にお願いしてもよいでしょう。
また、母乳育児のママにとっては、パーマやカラーの薬剤の影響が気になるところです。ヘアカラーの薬剤が頭皮から血液に吸収される可能性については賛否ありますが、医学的な根拠はなく、現在は母乳への影響はないという意見が多数です。それでも心配なママは事前に美容院に相談してみてくださいね。